Marketing Nativeのメールマガジンに掲載している編集後記のバックナンバー(2020/2/6~2020/10/1)です。
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2020/10/1号
編集部の早川です。
今週は博報堂出身で、株式会社カラス代表/株式会社エードット取締役副社長の牧野圭太さんのインタビュー記事を公開しました。緊急事態宣言下に行われたオンライン・カンファレンスに牧野さんが登壇したとき、「いいことを言う人だなあ」と感じたのが取材のきっかけです。
すでに「感動しました」「何度も深くうなずいた」「マーケター、広告クリエイター以外の方も読むべき」などたくさんの評価をSNSで頂いております。よろしければご一読ください。
2020年も残り3カ月となりました。牧野さんが作成したオンライン・カンファレンスのコピー「世界は変わった。私たちは変われるか。」にある通り、世界は今年、コロナ禍の影響で大きく変わったと考えています。
問題は「私たちは変われるか。」のほうです。思い返せば、私も30年の物書き人生の中で、20代の頃から大前研一さんや堀紘一さんらを取材しては、「変わらないと、これからの時代を生き抜いていけない」と書き続けてきた気がします。
実際、自分のキャリアを考えても、手書きの原稿はワープロに、そしてPCに変わりました。写真撮影はフイルムではなく、デジタルへ。通信手段は固定電話からポケベル、ガラケー、スマホへと変わりました。その変化に伴い、市場から撤退を余儀なくされた企業も少なくありません。新卒での就活時に花形だった業種の中には、阿鼻叫喚のリストラ状態に陥ったところもあります。
そうした過去と比較しても、今回のような急激な変化は自分の記憶にありません。さらにこれから、かなり乱暴な形で一層大きな変化の波が押し寄せてくると予想しています。牧野さんの会社に仕事を依頼する企業の中にも、危機感を強く抱いて、「何をすればいいか見えていないが、何か新しいことを始めたい」と相談を持ち掛けるケースが増えているそうです。
各企業がそれぞれに適した「新しいこと」を見つけるために、何が必要なのか。この記事がそのヒントを探す一助になれば、うれしく思います。
2020/9/24号
編集部の岩崎です。
今回は今年7月にnote「【1時間でわかる】P&G流マーケティングの教科書」がバズった、Marketing Demo株式会社代表取締役社長の石井賢介さんに話を伺いました。
石井さんはこのnoteをバズらせるためにまさにマーケティングを駆使したそうです。その内幕については別のnote「【マーケティング実践編】無名の僕が12500スキを越えるnoteを書いた裏側の全て」でも書かれています。
中でも印象的だったのが競合優位点についてでした。世にあふれているマーケティングの情報は具体的・局所的なものが多く、体系的に学ぶには自ら個別の情報を学んでいくしかなかったそうです。そこで、少ない労力でも体系的に学べる記事があれば、拡散するだろうと考え、1カ月かけて記事をまとめ上げたと言います。
有料でもよいボリュームの記事を無料で公開したことで、それまでTwitterのフォロワーが多かったわけではない石井さん自身に信頼が集まるようになりました。これから個人の力が重視される時代になっていくと、内容だけでなく誰が発言するかという影響力も重要になってきます。石井さんは無料で高品質の記事を作成することで、多くの人から信頼を得ることができ、長期的に見れば記事を有料で配信するよりも大きな利益を得ることができるのではないかと思います。
記事では、商社の営業からマーケターに転職した石井さんがP&Gで成果を出せた理由と、参考になった上司や書籍、勉強時間の確保方法などについて伺いました。お時間のある時にご一読ください。
2020/9/17号
いつもメールマガジンをお読みくださり、ありがとうございます。 編集長の佐藤です。
今週はWebメディア「ferret」の運営やツール「 ferret One」「formrun」の提供を行う株式会社ベーシック 川鍋裕輔さんの寄稿を公開いたしました。
ベーシックは早くからリモートワークへ移行した企業の一つで、 リモートワーク移行後の働き方や取り組みに関してもnoteで積極的に発信しています。今回の寄稿では、 BtoBマーケティングの施策で成果に繋がった事例をご紹介いただきました。取り組みの結果、マーケティングチームの成果は半年前に比べて230%の水準になっているとのこと。同社がこの半年間で試行錯誤を繰り返し、得られた成果だと思います。同じくBtoBマーケティングに携わる方々の参考になれば幸いです。
私たち「Marketing Native」のメンバーも今年4月からリモートワークに移行しています。最初の頃は、自分も含めて誰もがオンラインミーティングに慣れていませんでした。編集会議で自分以外のメンバーが音声のみで参加し、会議を進めづらいこともありました(最初の1回だけで、今は全員カメラオンで実施しています笑)。今ではすっかり慣れ、オンラインの編集会議のほうが、意見交換が活発なのでは…と思うくらいです。
その編集部会議での意見をきっかけに、このたび読者インタビューを実施することになりました。読者の皆様との交流の機会は、今後も色々企画したいと考えていますので、ぜひご意見をお寄せいただければ幸いです( 読者インタビューのご応募はこちらから)。
2020/9/10号
編集部の岩崎です。
今回は日本最大級のオンラインカウンセリングサービスを展開する株式会社cotree(コトリー)のCOO・平山和樹さんに話を伺いました。日本ではそれほど馴染みのないカウンセリングサービスを根付かせるため、オンライン、オフラインを問わず多くの施策を行っています。
先日、著書のある占い師の方に占ってもらう機会がありました。それまで一度も占いを受けたことがなかったので、何を聞かれるのか不安だったのですが、いざ受けてみると、いつのまにか悩みを相談するような形になっていました。占いに行く人の気持ちが少しわかったような気がします。
そのとき感じたのは、占いの結果が本当に合っているかどうかは、実はそこまで重要ではないということです。おそらく、自身を見つめ直すきっかけが得られる点に需要があるのではないかと思います。占ってもらううちにいつの間にか悩み相談になっていて、解決策の案を提示してもらえるというサービスに感じました。
一方、カウンセリングにおけるカウンセラーは、相談者が自ら考えを整理できるように話を聞き出すことが主な役目のようです。人に悩みを話すだけで気持ちが落ち着き、まるで解決したかのような気分になることはよくありますが、これは話すことで思考を整理でき、解決すべき課題が明らかになるからかもしれません。
占いとカウンセリングは別物ですが、共通点は多くあるように感じました。カウンセリングが占いのように身近なものになって、気軽に人に悩みを話せる文化が根付くようになれば、深く思いつめることも少なくなるかもしれません。
今回取材したcotreeでは「新型コロナメンタルサポートプログラム」というサービスを展開しています。支援企業や支援者の好意により、希望者が無料でカウンセリングを試せるサービスで、まだ枠に残りがあるようです。記事をご一読いただいた後、気になった方は悩みを相談してみてはいかがでしょうか。
2020/9/3号
いつもMarketing Nativeのメールマガジンをお読みくださり、ありがとうございます。編集長の佐藤です。
今週は株式会社WACULの垣内勇威さんがスタートアップ向けのマーケティングコミュニティ「ビタミンゼミ」で語った内容をレポートしました。ビタミンゼミを運営する高梨大輔さんによると、LPの改善は目指すべきコンバージョン率の目安や直すべきポイントがわかりづらく、担当者が行き詰まりやすいとのこと。「LPのコンバージョン率が適切かどうか」という問いは、高梨さんが聞かれる質問の上位に入るそうです。そこで今回、コンバージョン率改善の勝ちパターンを知る垣内さんの講義が開催されました。
講義の途中では、垣内さんから2択クイズが合計3問出題されました。最後の問題はLPで獲得した大量のリードに送るメールに関する問題で、「リストを掘り起こしてアポを獲得するには、ユーザー別に丁寧なメールを月1回の頻度で送るのと、全員に同じメールを毎週送るのと、どちらが良いか」という問いでした。参加者の皆さんの答えは大体半分ずつに分かれていた気がするので、難問だったのかもしれません。類似のテーマでお悩みの方は記事で答えをチェックしてみてください。
Marketing Nativeのメールマガジンに載せている編集後記は、毎週編集部で交代して書いています。メールマガジンの配信を始めたばかりの頃は、私が一人で毎週書いていたのですが(そのときは「今週のひとこと」というコーナー名でした)、そのときに比べて担当者ごとに色が出て、内容もボリュームも豊かになったと思います。同時に、三人体制に慣れてしまうと、「以前のように一人で書き続けるのはできないな」とも思ったのでした。今後も取材で得た気づきや、記事には盛り込めなかったお話をここでお伝えできればと思います。
2020/8/27号
編集部の岩崎です。
新型コロナウイルスの感染拡大による飲食業界への影響は依然大きいようです。本日公開した記事では、今後の飲食店の戦い方について、外食マーケティングコンサルタントの竹田クニさんに話を伺いました。インタビューの中で、前年対比の売り上げの減少幅が低い業種のひとつに挙げられていたのが焼き肉店です。確かに、家で焼き肉を食べるのは少し面倒ですし、妥当に感じました。
つい先日、私も「焼肉キャンプ」という店に行ってきました。「焼肉キャンプ」は、まるで室内でキャンプを楽しんでいるかのように焼き肉を味わえる飲食店です。肉を焼く作業自体は変わらないのですが、座るイスや食器などがキャンプグッズになっていたり、ご飯が飯盒(はんごう)で炊けるようになっていたり、さらには燻製やアユの塩焼きまで楽しめるので、つい長居してしまいます。昨今のキャンプブームで「キャンプ関連の動画は見るけれど、準備や後片付け、暑さなどが面倒くさくて実際には行かない」という自分のような人にもちょうどいいのではないでしょうか。
竹田さんによれば、店員が客となるべく接触しない「非接触型店舗」も人気のようです。「焼肉キャンプ」も、食材がベルトコンベアで運ばれたり、食器を回収する機械が来たりと接触を避ける工夫が随所に見られました。新型コロナウイルスをきっかけに、今後もこのような工夫を凝らす飲食店が出てくるのかもしれません。お時間のあるときに、ぜひご一読ください。
2020/8/20号
編集部の早川です。
今週はキャッシュレス社会のトップバッター、PayPayマーケティング本部長・藤井博文さんのインタビューを公開しました。
孫正義さんの鶴の一声で決まった「100億円キャンペーン」で法律の限界に挑み、初期の認知を強引に獲得。その後は強力な営業力と内製によるスピーディな開発力を武器に、後発ながらあっという間にスマホ決済No.1のポジションを奪取しました。
それだけを見ると、2000年代初期に見られたYahoo! BBモデムの街頭無料配布や大量宣伝を思い出し、「いかにも孫さんらしい」と感じる人もいるでしょう。あのときも大赤字を出しながら急速にユーザーを拡大し、その後黒字化を果たしました。確かに戦略に共通点がうかがえます。
発想のベースとなっているのが孫さんの「No.1戦略」です。
No.1のポジションを獲得できたら、サービスへの追い風が吹いたときに最も恩恵を受けられる。だからまずNo.1になることが大事なんだ。こぢんまりとスタートすれば最初の赤字は小さく抑えられるが、そのぶん将来のプランもこぢんまりとしてしまう――こうした考え方は勇気がいるものの、PayPayのユーザー数や加盟店数を見る限り、説得力を感じます。
もっとも、No.1のポジションを獲得できたのは、そうしたパワープレイの成果だけではありません。記事には盛り込めませんでしたが、個々のマーケティング施策はPayPayが保有する膨大なユーザーデータの緻密な分析結果を基にプランニングされていて、ソフトバンクグループとして全社的に注力している人材教育や環境整備がそれを支えているといいます。例えば、統計に関しては社内に検定制度を導入し、社員は自分の立ち位置を数値化しながら上司と一緒に上げていく取り組みを行っているとのこと。数字に関する全社的な感度の高さがPayPayの勢いを後押ししていると感じました。こうした手厚い人材教育も大手企業ならではのパワープレイの一種と言えるかもしれませんが、スタートアップや中小企業でも見習うべきところがあるかもしれません。
それでは、PayPayマーケティング本部長・藤井博文さんの記事をよろしくお願いいたします。
2020/8/13号
いつもメールマガジンをお読みくださり、ありがとうございます。
編集長の佐藤です。
今週は株式会社秤 代表取締役社長 小川貴史さんのインタビュー記事を公開しました。過去にTwitterアカウントやnoteアカウントのまとめ記事でご紹介したことがありましたが、今回はMarketing Native Careerにご登録いただいたことも受けて、小川さんのキャリアについてじっくりとお話を伺いました。
小川さんは現在、エバンジェリストやアドバイザリーメンバーなどの肩書きで5社以上の企業で兼務しています。「兼業は数が増えると大変なのでは…?」と疑問が浮かびますが、小川さんの場合は月間10~30時間程度のタイムチャージをベースに業務委託を受けているので、数が増えても上限までは問題なく稼働できるのだそうです(現在は、業務委託で6割の稼働が埋まっているとのこと)。
とにかく熱量高くお話しいただき、インタビューで圧倒されたのか、カメラマンが撮影中に「モチベーションが途切れたことはないのですか?」と思わず聞いていたのが印象的でした。20代・30代のマーケターの方向けに、キャリア形成において大切なこともお聞きしたので、ぜひご一読いただければ幸いです。
小川さんにもご登録いただいたMarketing Native Careerでは、CMOを目指すマーケターと企業のマッチングを支援しています。メディアでは引き続きCMOや経営者の方々のインタビュー、事例紹介を取り上げつつ、マーケターのキャリアにも積極的に焦点を当てていく予定です。キャリア支援にご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
2020/8/6号
編集部の早川です。
今週はオープンハウスでマーケティング本部長を務める加藤勤之さんのインタビュー記事を公開しました。博報堂から転職してまだ1年9カ月。企業名から受ける先入観で、私も戦場に乗り込むような気持ちで取材に向かったのですが、加藤さんは実にさわやかで、話がとても面白く、物腰柔らかな方でした。おかげさまで良い記事になったと思います。
記事には入れられなかったのですが、オープンハウスはSNSの運用もしていて、Twitterは公式と「ゆる運用」の二刀流という芸の細かさです。高額商品とあって、SNSの運用だけで家が1戸売れるわけではないですが、企業の認知やプレゼンスの向上には重要な施策と捉えているとのこと。「ブランドは常に動き続けないと、いつかは飽きられてしまいます。だから動き続けて、進化、成長を止めないことが大事。私はそれを信念として持っていますので、これからも価値のある情報をできるだけ多く発信し続けていきます」(加藤さん)
PR、CM、Web広告、SNSなどあらゆるチャネルを活用した積極的な広報・マーケティング施策の背景には、加藤さんのこうした考えがあるようです。
インタビューではプチ炎上の話もお聞きしたのですが、いちいちくよくよせず、それを上回るボリュームで、価値のあるポジティブな情報を発信していけば、ネガティブな声は自然と存在感を失っていくはずとするパワフルな発想も、同社の勢いや特徴が出ていると感じました。
それにしても昭和生まれの私には、体育会系の雰囲気を相変わらず「昭和か」と揶揄されることに今ひとつ納得がいきません(笑)。「24時間戦えますか」のCMソングが流行ったのは昭和から平成に変わった1989年。平成生まれもすでに30歳を超えています。そろそろ若い世代から「平成か」という突っ込みがあっても良そうだと思うのですが…。そのあたりの論考はまた稿を改めます。
それでは、加藤勤之さんの記事をよろしくお願いいたします。
2020/7/30号
編集部の岩崎です。
今回は株式会社ビザスクの代表取締役CEO・端羽英子さんと、同社でマーケティング業務を統括する、ビザスクlite事業部事業部長兼CEO室室長の宮崎雄さんに話を伺いました。
ビザスクは、アドバイザーに時間単位で相談できるスポットコンサルサービスです。ビザスクに登録するアドバイザーは11万人を超えており、それぞれ特定のビジネス領域に知見やノウハウを持っています。
ここだけ聞くと、スキルシェアサービスと似ているようにも思えたので、端羽さんに違いを伺ったところ、アドバイザーに話を聞きたい依頼者にとっては「情報サービス」であり、調査レポートや新聞などのメディアと比較されることが多いと教えていただきました。
確かに、自分でイチから特定のビジネス領域を調べるよりも、その道に詳しい人に話を聞いたほうが効率的に思えます。利用者もそう思う人が多いようで、満足度が高く、ファンになりやすいそうです。
先日ヤフーが戦略立案を担うギグパートナーを100人募集することが話題になりました。多様な背景を持つ人材からの意見を募るのが目的のようですが、これもある種の「情報サービス」的な実験なのかもしれないなと思いました。
コロナ後の社会にいち早く対応するためにも、戦略を立てるスピードが重要になっているかと思います。そのためには、調査時間を効率的に早められる「情報サービス」の重要性が増しているのかもしれません。
お時間があるときにぜひご一読ください。
新たな市場を創造!スポットコンサルサービス「ビザスク」が成功した3つのポイントとは?CEO端羽英子、マーケティング責任者・宮崎雄インタビュー
2020/7/22号
編集長の佐藤です。
今週は新着記事の公開はお休みです。代わりに、これまでのインタビューの中から「CMOになるためのアドバイス」について言及された記事をまとめてみました。ポイントを見て気になった記事は、4連休にぜひ詳細もご覧いただければ幸いです。すでに読んだことのある方も、おさらいができると思います。
Marketing Nativeでマーケターの方々にインタビューさせていただくようになってから1年以上が経ち、記事の本数も徐々に増えてきました。共通するトピックごとにまとめてご紹介する機会があればと以前より思っていたので、ほかのトピックでも需要があれば、編集部でまた作成いたします。
とはいえ、わかりやすく要点をまとめるのは難しい作業です。まとめ方によっては本来の意図を損ねてしまうおそれもあります(余談ですが、7月初旬にわかりやすさに関する書籍が出ていたので気になっています)。
内容を正しく理解し、吸収するなら、やはり元の文章を読むのが一番とは思いつつ、まとめ記事が興味を持つきっかけになれば幸いです。
来週は新着記事をお届けいたします。皆さま、良い週末をお過ごしください。
2020/7/16号
編集部の早川です。
今週は渾身のインタビュー記事を前後編で公開しました。note株式会社でnoteプロデューサー/ブロガーを務める徳力基彦さんです。
テーマは「これから生き残るメディア、衰退するメディア」ですが、これは「メディア」を「ビジネス」と入れ替えても通じる内容です。
いつ終わるとも知れぬ新型コロナウイルスの感染拡大に、甚大な被害をもたらした九州豪雨。わずか半年前、世界がこんな事態に陥っていると誰が予想できたでしょうか。
コロナウイルスを肉眼で捉えることはできませんが、「コロナ前」と「コロナ後」で、見えている景色は明らかに変わりました。我々は今、出口が見えない急激な変化の渦中にいます。
「変わらなければいけない」「でも、どう変わればいいのか」などと思案投げ首でいると、そのままビジネスが終わってしまいかねない厳しい状況に直面しています。
これは徳力さんだけが指摘していることではありませんが、今マーケターが考慮すべき重要なポイントの1つに、ビジネスモデルや価値の再定義があります。
飲食店なら「店舗でお客さまに料理を提供するビジネス」ではなく、「お客さまに美味しい料理を提供すること」と再定義すれば、もっと因数分解してデリバリーやテイクアウト、あるいは食材やレシピの販売に活路を見いだせるかもしれない。スポーツや演劇でも、スタジアムや劇場に足を運んでもらうことではなく、デジタル技術を使えば、楽しさや迫力、臨場感をむしろより広範囲の方々に伝えられるかもしれない。
もちろん、いずれも簡単な話ではなく、乗り越えるべき壁ははるかに高く、厚いかもしれませんが、とはいえそこでマーケターが「今は打つ手なし」「明けない夜はない」と策を講じないまま思考停止してしまうと、2021年を迎えられない可能性があります。「コロナ危機をいち早く乗り越えたマーケター」の登場が待たれます。
今回の徳力さんインタビューの前後編、学びの多い内容になりました。
よろしければご一読をお願いいたします。
noteプロデューサー/ブロガー・徳力基彦が語る「コロナ禍で問われたメディアの本質的な価値とは?」
徳力基彦インタビュー(後編)「ソーシャルメディア全盛時代の負の側面に我々はどう向き合うべきか」
2020/7/10号
編集部の岩崎です。
今週はメンズスキンケア市場で急成長を遂げている株式会社バルクオムの代表取締役CEO、野口卓也さんのインタビュー記事を公開しました。
野口さんのお話で非常に興味深かったのが、振り返ってみて、これがきっかけだったという極端な施策の成功例はないということでした。野口さんは創業から2年間なかなか売り上げが上がらず、非常に苦しんだ時期があるそうです。2年経ったタイミングから数字が上向き始めたのは、これまでに泥臭く行ってきた施策一つ一つの小さな改善の積み上げがようやく効き始めたからということでした。野口さんは当時からデジタルだけでなくリアルでも多くの施策を行っており、今も大量にPDCAを回しているそうです。「量が質を生む」を体現していると感じました。
どの世界でも「量が質を生む」という現象は起こりうるのだろうと思います。私は10年近く前、力士が宙に浮いている写真を集めているという趣味人の方を取材したことがあります。その方は、相撲に興味があるわけではなく、巨体が地上に浮いている独特の美しさに惹かれて写真を集め始めたそうです。その方の変わっているところは、ベスト50までを保管して50位以降は捨てるということでした。そのことで、常に美しく宙に浮いた力士の写真が集まっていくとのことでした。量を集めた上で絞り込み、クオリティを確保するというのは、新しいコレクターの形だなと思いました。
野口さんのインタビューではこのほかに、D2Cに投資する本当の理由についてもお聞きしています。お読みいただければ幸いです。
2020/7/2号
編集部の早川です。
今週は社会情報大学院大学教授で元電通総研・研究主席、四元正弘さんのインタビュー記事を公開しました。
「ピアーズマーケティング」「Peer to Peer」という検索してもなかなか出てこない言葉ですが、自分が面白いと思うことを追求して、その旗を高く掲げ、世界に情報発信することで、賛同者、同好の士を集めるというマーケティングです。自分が欲しいものにこだわり続けた結果、世界中のユーザーから支持されているスティーブ・ジョブズのAppleの例がわかりやすいでしょう。
ピアーズは近年よく目にする「コミュニティ」の一種と捉えることができます。Marketing Nativeでもコミュニティを活用したマーケティングの重要性や方法について何度か取り上げていますが、今回の記事ではコミュニティの負の側面に言及しているのが1つのポイントです。
コミュニティはもともと排他性と閉鎖性を内在しているものであり、これからの時代はさまざまなコミュニティが乱立するバラバラな社会になるのではないかというのが四元さんの予測です。
そこに加えて、「コミュニティ内の人だけわかればいい」という発想に基づく道徳心やマナーの低下、コミュニティ内格差の表面化に伴う争いやいじめのおそれについても、ピアーズ社会拡大と同時に生じるであろう負の要素として挙げています。
コミュニティの密度が高ければ高いほど、ビジネスとして成功しても、問題発生時の対立は激化しそうです。原稿では具体例の言及は控えましたが、最近だけでも該当しそうな事例がいくつか思い浮かぶ方がいるのではないでしょうか。
好むと好まざるとにかかわらず、我々はこれからコミュニティの形成や活用と向き合うことになるでしょう。そうであるならば、互いへのリスペクトの気持ちを大事にしながら負の側面を乗り越え、ビジネスとしてのボリュームを出す方法を模索していくのが良さそうです。
ぜひ記事をご一読ください。
2020/6/25号
編集部の早川です。
今週はテクノロジーとマーケティングの力で「物流業界の革命」に挑む注目のベンチャー、CBcloud株式会社 代表取締役CEO、松本隆一さんのインタビュー記事を公開しました。
取材の動機は、ビジネスモデルの素晴らしさや積極的な事業展開のニュースを目にし、勢いのあるベンチャー企業の圧倒的な熱量とスピード感に触れたいと思ったからです。
起業のきっかけが素晴らしい。今は亡き義父との出会いから物流業界に身を投じ、自身もドライバーを経験する中で感じたドライバーの待遇に対する義憤が全ての始まりでした。私もペンを執りながら、胸が熱くなり、応援したい気持ちが強くなりました。
この「応援」という概念、「共感」と並んで2020年の消費行動を表すキーワードの1つになっています。個人的には「応援」は「共感」より一歩先へ進んで、具体的なアクションを起こすイメージを持っています。
応援消費自体は、震災被災地の特産品購入を通じた復興支援やふるさと納税などで以前から存在していました。最近ではコロナショックで自粛を余儀なくされ、厳しい状況に追い詰められた業界、店舗への支援プログラム、クラウドファンディング、投げ銭といった形でしばしば目にします。
ポイントは応援消費する側に「自分は良いことをしている」「復興に貢献している」という満足感があり、幸福度が上がりやすいこと。
この「応援」というコト消費のストーリー設計、「特に欲しい物はない」と言われる現状満足時代、低欲望社会における有益なお金の使い方として、これからますます注目されることになりそうです。
さて、ドライバーの待遇と地位向上への想いを胸に、巨大な物流業界のレガシーな壁に挑むCBcloudの松本さん。静かな語り口からあふれ出る彼の圧倒的な使命感と情熱に触れれば、きっと応援したい気持ちが湧いてくるでしょう。
ご一読いただけましたら幸いです。
2020/6/18号
編集長の佐藤です。
本日は、ハピラフの富田竜介さんのインタビュー記事を公開しました。駒宮直樹さんが若手キーパーソンにインタビューする本連載で初めてオンライン取材を行い、写真撮影できなかったのが残念ですが、そのぶん1時間フルにお話を伺うことができました。富田さんがこれまで50個以上のInstagramアカウントを運用してきて得たノウハウを詳しく教えていただいています。Instagram運用に携わる皆さまのご参考になれば幸いです。
記事の後半で富田さんが今後やりたいこととして挙げているのが、「ユーザーと共創するD2C事業」です。ハピラフ自身で運用しているアカウントで一定数のフォロワーを獲得し、コミュニティを形成できたので、フォロワーの方々に喜んでもらえる商品を作りたいとのこと。先日公開したムーンショット・菅原健一さんとフラクタ・河野貴伸さんの対談レポートでも、ちょうど「D2Cは商品の前にメディアを作るのがポイント」とあったので、まさにその流れを体現する形ですね。以前取材したD2Cファッションブランド「COHINA(コヒナ)」もInstagram上でユーザーと上手にコミュニケーションを取り、商品開発に活かしていました。
「共創」は、過去のインタビュー記事でもたびたび出てきたキーワードです。Marketing Nativeも何かできないかな…と個人的には思っております。
2020/6/11号
編集部の岩崎です。
本日は、B2Bマーケティングの手法に詳しい、株式会社インターパークCOO/CMOの高井伸さんに寄稿いただきました。テーマはB2Bウェビナーについてです。高井さんによれば、ウェビナーは単なるオンライン版のセミナーではないそうです。どのように運営すれば集客しやすいのかについて、実例をもとにまとめられていますので、お時間のあるときにお読みください。
それにしても、いまやZoomはビジネスだけでなく、飲み会などのコミュニケーションツールとしても一般的に用いられています。最近ではオンラインで「人狼」ゲームを楽しむことも流行っているそうです。
私が個人的におすすめなのは、人狼に大喜利が組み合わさった「滑狼(すべろう)」というゲームです。吉本興業の芸人が主に劇場で行っていたのですが、今回のコロナの影響で、Zoomを利用してオンラインで滑狼を行っています。滑狼はゲームシステムが凝っていて、自分を襲ってきた狼を殺せる大御所芸人や、自分が死ぬ際に1人を指名して道連れにできる火傷芸人など、人狼では出てこない役職もあります。ルールは多少複雑ですが、その分理解できるとより楽しめるのでおすすめです。
現在Marketing Nativeでは、読者アンケートを実施中です(※配信当時。現在は終了しています)。頂いたフィードバックをもとによりよい記事の作成に努めてまいりますので、ご意見・ご感想をお寄せいただけますと幸いです。
2020/6/4号
編集部の早川です。
今回はムーンショットの菅原健一さんとフラクタの河野貴伸さんがstand.fmで行ったCEO対談から、マーケターに役立ちそうな内容をまとめました。
記事はD2Cブランドの話が中心ですが、最初に菅原さんがオンラインの音楽イベントをビジネス面でサポートしたくだりが出てきます。65万人というドームやスタジアムでは太刀打ちできない参加者の数もすごいですが、気になったのは、アーティストの中にはお金儲けが苦手な人がいて、にもかかわらず「投げ銭システムを嫌がる人がいる」という話です。そこで菅原さんらがアーティストのプライドを損ねない形で売り上げが出るように工夫したということですが、この手の話はよく耳にします。以前取材したCMOも「アーティストの中には、自分たちはクリエイティブだけやっていればいいと思っている人もいる。考え方を変えてもらう必要がある」と話していました。
先日、私は昔から付き合いのある在野の文化人の方と対面でお話をしてきました。著書も多く、女優との交流も噂される人で、ほかにも有名作家のブレーン的存在を務めていたことがあります。大変な教養人なのですが、とにかくお金儲けが下手。マーケティング、プロモーションは一切したくないというタイプです。以前から何度も「もっと積極的に表に出ては?」と話していたのですが、先日はついに、西郷隆盛に決起を促す志士のごとく「混迷深まる今こそ、先生のような真の知識人が立ち上がるべきではないでしょうか」と焚きつけてきました。何も政界に打って出ろというわけではなく、勉強会をいくつか立ち上げてみてはどうかという意味です。
カルチャー・教養系に限らず、こういう人は世の中にたくさんいると思います。実際に技術やノウハウを販売するプラットフォームもあります。しかし、名前がそこそこ知られている本格的なプロフェッショナルとなると、プライドのせいか、まだ腰が引けている人も少なくありません。そんな人でも、菅原さんのようなビジネスサイドとうまくマッチングできれば、再び花開く可能性があるのではないかと感じました。
どこにビジネスの芽があるのか、コロナで何が変わったのか。マーケターなら見逃せない、菅原さんと河野さんの対談をぜひご一読ください。
2020/5/29号
編集部の岩崎です。
この度、マーケターの方たちの趣味について伺う連載「マーケターのオフタイム」を始めることになりました。
第1回はインサイトフォース株式会社の代表取締役社長・山口義宏さんの趣味「モトクロス」です。趣味の話をお聞きしながら、マーケティングについても伺っています。
確かにモトクロスはマイナースポーツかもしれませんが、さらにマイナーな趣味は数多く存在します。以前、出版社時代に「変わった趣味」を持つ人達ばかりを取材する連載記事を担当していたことがあります。
印象的だったのは「サザエさん」のじゃんけん研究家の方です。エンディングがじゃんけんに切り替わった1991年11月以降、毎週のじゃんけん結果を記録し、過去の手のばらつきからじゃんけんの勝率を上げる研究をしている人でした。この方によると1月の初回放送はサザエさんはなぜかチョキを出すとのことでした。
当時、「どんなにマイナーな趣味でも、極めた人でしか知りえない知識があるな」と感じたことを覚えています。なお、先程調べてみると2020年も初回放送のサザエさんはチョキを出していたようです。研究家の方は普段は会社員として真面目に働いてらっしゃいましたが、趣味を本気で楽しむからこそ仕事もうまくいくのではないかと思います。
また、本日はマーケターの方におすすめの記事を書かれているnoteアカウントを紹介する記事も公開しました。「マーケターのオフタイム」とあわせて、お時間があるときにご覧いただければ幸いです。
2020/5/22号
いつもMarketing Nativeのメールマガジンをお読みくださり、ありがとうございます。編集長の佐藤です。
今週の新着記事はデータサイエンティスト・松本健太郎さんによる寄稿です。松本さんのツイートによると、「GWはこのコンテンツの調査で大変でした!!」とのこと(ありがとうございます…!)。新型コロナウイルスによる日本経済への影響を、具体的な数値を基に解説してくださっています。
今回の松本さんの原稿で個人的に印象に残っているのが、「現実を変えるのは、行動だけです。」という一文です。新型コロナウイルスの影響で、Marketing Nativeも取材や企画会議がオンラインになるなど、さまざまな変化がありました。以前は数カ月先を見据えて記事制作を進めていましたが、驚くようなスピードで状況が変化するため、今は臨機応変に動く必要があります。「今、読者の方々が本当に読みたい記事は何か」「Marketing Nativeには何ができるか」――その状況下でできることを考え、とにかく行動する重要性を感じています。
寄稿には、「今こそマーケターの真価が問われる」として、マーケターへの想いも書かれています。ぜひお読みいただければ幸いです。
2020/5/14号
編集長の佐藤です。
皆さんは音声配信アプリ「stand.fm」を利用したことはありますか?私は恥ずかしながら、先日初めてライブ配信を視聴しました。
「stand.fm」のライブ配信では、リスナーがコメントで配信者に話しかけたり、アイテムを送ったりすることができます。Zoomイベントのように配信者の顔は見られないものの、コメントやアイテムを通じてコミュニケーションが取れるのです。
新しいリスナーが参加すると「○○さんがライブに参加しました」と表示されるため、知っている人の名前があると「○○さんもいるんだ」と楽しくなります。コメント上でリスナー同士のコミュニケーションも生まれ、一緒に参加している人たちとの一体感が得られたように感じました。
オンラインイベントに参加していて個人的に思ったのは、声を聞くと、その人の存在がより身近に感じられるということです。Twitterやインタビュー記事など、テキストで人の考えや思いを知る機会は数多くありますが、オフラインがベースだったときは、実際に会ったり電話をしたりする以外に声を聞ける機会はあまりなかったと思います。
4月22日から5月1日に開催され、多くの方が登壇した「#NEWWORLD2020」。内容はもちろん、ゲストの方の声も楽しませていただき、声を通して聞くメッセージの強さも感じました。
本日公開した記事には、ゲスト12名が語ったメッセージのうち、編集部が印象的だった内容がまとまっています。刻一刻と状況は変化していきますが、ご参考いただければ幸いです。
2020/5/8号
編集部の早川です。
このたびの新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみ申し上げます。また、罹患された方、およびそのご家族の皆さまに心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早いご回復をお祈りいたします。
緊急事態宣言も2カ月目に入り、依然として難しい局面が続いています。これから先、世界がどのように変わるのか確定的なことは言えませんが、わかっているのは、多くの業界で戦後最大級の変化を余儀なくされるであろうことと、緊急事態宣言が解除されても、顧客が以前同様の形で戻ってくるとは考えにくいことです。
今も「日本の企業はリモートワークに向いていない」「我々の業界は特別」とする意見が根強くありますが、一方で良くも悪くもデジタルシフトが進むのは確実と見られます。ただコロナショックの終息を待つのではなく、以前ご紹介した佐藤俊介さんの記事にもあるように、このパラダイムシフトの波にうまく乗るくらいの意識で、「その手があったか!」と世界を唸らせる、新時代のヒットメーカー誕生が待たれるところです。
今回は名編集者として『ドラゴン桜』『働きマン』『宇宙兄弟』などのメガヒット作を世に送り出してきた株式会社コルク代表の佐渡島庸平さんを取材しました。漫画雑誌で名を上げた佐渡島さんですが、起業の際はデジタル時代、スマホ時代の本格到来を見据え、SNSで読者ときめ細やかなコミュニケーションを取りながらのコンテンツ作成を最初からイメージしていたそうで、今回の事態を受けて、さらにデジタルシフトを加速していくとのことでした。
コンテンツやサービスの打ち出し方など、目からウロコの話が多く、自分は一生懸命、逆方向に走っていたのではないかと気づき、衝撃を受けました。
皆さまにも参考にしていただけるところがございましたら幸いです。
2020/4/30号
いつもメールマガジンをお読みくださり、ありがとうございます。編集長の佐藤です。
先日、Instagramで飲食店の料理を注文できる機能が日本でも導入されました。ストーリーズの「料理を注文」スタンプや、プロフィールのアクションボタンをタップすると、ユーザーは飲食店が設定したプラットフォームに遷移し、料理を注文できます。新型コロナウイルスの影響を受けて開発された機能とのことですが、2018年に導入されたショッピング機能に続き、Instagramがまた一歩、成果に直結しやすいプラットフォームへと進化した印象を受けました。
そんなInstagramを活用し、売り上げを順調に伸ばしてきたD2Cファッションブランド「COHINA(コヒナ)」代表・ディレクターの田中絢子さんを取材しました。以前、「マーケのホンネ」というイベントを取材したときから「『COHINA』のInstagram運用はすごい!」と聞いており、取材をしてみて納得しました。
「COHINA」のECサイトにある流入のうち、半分以上はInstagram経由です。400日続けたインスタライブのほかにも、通常のポストやストーリーズ、IGTVなど、徹底的にInstagramの機能を活用し、毎日数字を見ては改善を図り、ユーザーとのコミュニケーションを取り続けてきた成果だと思います。続けるからこそデータもたまりますし、ユーザーに求められている内容(反応がいい投稿)もわかってきます。
「COHINA」で反応が良かった投稿の特徴や、データで必ずチェックしているポイント、お客さまからもらった意見の反映の仕方など、かなり詳しくお聞きしたので、ぜひご参考いただければ幸いです。
D2Cファッションブランド「COHINA(コヒナ)」の急成長を支えたInstagram活用のポイントとは?
2020/4/23号
編集部の岩崎です。
モノの貸し借りが行えるアプリ「アリススタイル」の運営元である株式会社ピーステックラボ・村本理恵子社長に話を伺いました。
アリススタイルでは個人間のモノの貸し借りだけではなく、提携企業の商品をユーザーに貸し出すというサービスも行っています。
その効果の一つとして、実際に商品を使って気に入ったユーザーが、後に商品を新たに購入するというケースもあるそうです。気になった商品を試しに使う場としても機能しているということでした。
実際に商品を使ってみないと使い心地がわからないということはよくあります。かつて出版社に勤めていたころ、新しくスマホが出始め、iPhoneとAndroidの実機を入手して性能比較の記事を書いたことがあります。当時はまだガラケーの全盛期で、2種類のスマホを操作してみて印象的だったのが、iPhoneのほうがなぜかストレスなくサクサク動くように感じたことです。
両者に大きな性能差はなかったそうですが、当時はiPhoneのほうだけ、画面が切り替わる際に紙をめくるようなアニメーション効果がありました。これにより、おそらく処理速度は変わらないはずなのに、ストレスを感じませんでした。当時まだガラケーだった私は、このときの印象だけでiPhoneを選んで購入したのを覚えています。こうした使い勝手は文章や数値では伝わりづらく、実際に体感してみないとわかりません。企業が自信のある商品を貸し出すことで、購入に結びつけるという方法も納得がいきます。
また、新型コロナウイルスによる経済への影響が各所で深刻になっている今も、アリススタイルは売り上げが上がっているそうです。その理由についても聞きましたので、お時間のある際にぜひお読みください。
2020/4/16号
編集部の岩崎です。
テレビ朝日系の人気番組『ポツンと一軒家』は、先月15日、番組最高となる平均視聴率22.2%を記録しました(ビデオリサーチ調べ・関東地区)。テレビ離れが指摘される昨今、好視聴率をキープし続けていますが、実はこの番組、放送作家の中野俊成さんが過去10年間、多くの局に提案してはボツになり続けてきた企画だったそうです。それが運良く番組内の一企画として放送されることになると、初回から視聴率を稼ぐ好評企画となり、現在に至っています。
人気番組と比較するのはおこがましいですが、私も10年前の出版社時代に、こっそり温めていた企画が運良く通ったことがあります。まるごと一冊、文房具の進化をわかりやすく紹介するという内容でした。今でこそ進化した文房具の特集などはテレビや雑誌で取り上げられることがありますが、当時は専門誌しかなく、マニアックなジャンルと思われがちでした。しかし、結果的には売れ行きがよく、雑誌の増刊にもかかわらず増刷し、13万部も発行することとなりました。
今週公開の中野さんの記事では、ヒットする番組の特徴を3つ挙げています。その中の一つに、多くの人が感じる「潜在的な”あるある”を突いている」ことが挙げられています。
自分に置き換えて考えると、文房具特集の増刊がうまくいった理由は、誰もが義務教育で文房具を使っているからかもしれません。使う人が限られる工具やキッチングッズなどと異なり、文房具は誰もが進化を実感しやすい「あるある」的な題材だったのかなと思います。
記事の中では残り2つの特徴も紹介しています。もちろんテレビ業界以外に応用できる内容です。お時間があるときに、ぜひお読みください。
2020/4/9号
編集部の早川です。
「人たらし」と言われる人がいます。「たらし」は漢字で「誑し」と書きますが、「女たらし」という言葉もあるように、辞書には「人をだますこと」と悪い意味のみ掲載されているのが一般的です。
しかし、近年は豊臣秀吉や田中角栄が「人たらしの天才」と評されるように、「人たらし」という表現は良い意味で使われることが多い気がします。
では、どうすればそんな「人たらし」になれるのか。それは「人たらしになる方法」のようなマニュアルを読むより、今週記事を公開したトランスコスモスCMOで起業家の佐藤俊介さんのインタビューをお読みになることをおすすめします。
佐藤さんは、「起業家、創業者の条件」として、「人たらしであること」を挙げていました。起業家が圧倒的な熱量を持って語るビジョンやロマンに胸を打たれ、深く共感した人材が集まってくるから起業への道が開けていくのであって、まずビジョンが重要、リソースは後から作るものだという考え方です。
確かにいくら優秀な人材がスタッフにいても、ビジョンに心酔する部分がないと自分から主体的に動いてはくれず、起業はうまくいかないかもしれません。
マコなり社長(株式会社div代表取締役・真子就有さん)やMinimal代表の山下貴嗣さんを取材したときも、全身からほとばしる情熱と言葉に触れ、心が熱くなったのを覚えています。
佐藤さん自身も、自他ともに認める「人たらし」。記事では省略しましたが、「私の基本的な役割は心を動かすこと」「“自分もできるかも”と相手に思わせるのが仕事」と認識していて、起業志望者が訪ねてきて、見込みがあると感じると、「すぐ動いたほうがいい」と言って一緒にビジネスを立ち上げるケースもあるそうです。
今回はインタビューの裏話を交えて、取材後記を書いてみました。ポジティブな言葉の数々に心を動かされ、行動を変えたり、新たな一歩を踏み出したりする方のお役に立てれば幸甚です。
2020/4/2号
編集部の岩崎です。
新型コロナウイルス肺炎で志村けんさんが亡くなり、テレビやSNSでは今も多くの人々の悲しみの声が流れています。背景に、ご本人の偉大な功績があるのはもちろんです。その上で、ここまで多くの人が悲しむのは、志村さんが「変わらない日常」の象徴的存在だったからではないかと思います。志村さんは1986年から特番で毎年「バカ殿様」を演じていましたし、出演する深夜のコント番組は17回も番組名を変えながら続いていました。誰も終わると思っていなかった日常が突然終わってしまい、喪失感がより強くなったのではないでしょうか。
変わらない日常がある日突然終わる。同様のメッセージは、志村さんが亡くなった報道のわずか10日前に完結した「100日後に死ぬワニ」でも伝えられていました。フィクションが現実のものとなったこの瞬間に、新型コロナウイルスが他人ごとから自分ごとに切り替わった人も多いのではないでしょうか。
今回、編集部では「新型コロナウイルスに対してマーケターがどう立ち向かうべきか」というテーマで、国内のトップマーケターおよび経営者の方々8人にお話を伺いました。皆さん非常にお忙しい方たちばかりですが、快く取材や寄稿を受け入れてくれました。もちろん、マーケターの方でなくても、示唆に富むお話ばかりです。ぜひお読みください。
緊急企画「新型コロナ不況にどう立ち向かうべきか?」トップマーケター&経営者8人に聞く(前編)
緊急企画「新型コロナ不況にどう立ち向かうべきか?」トップマーケター&経営者8人に聞く(後編)
2020/3/26号
編集部の早川です。
東大薬学部の教授でベストセラー書籍も数冊著している脳研究者の池谷裕二先生をご存じでしょうか。紙媒体を中心にメディアへの露出も比較的多い方で、私も一度だけ取材したことがあります。
池谷先生の最近のツイートに、プロとして活躍できる人とレッスンプロレベルで終わる人の違いとして、努力を継続することの大切さを示した論文に言及したものがあります。
記載された内容自体、ハードルがとても高く、また、才能や努力の質も関係すると思われるため、同様の努力量を投下すれば、誰もがプロとして生活できるレベルになれるわけではないでしょう。
しかし、藤原和博さん(義務教育初の民間人校長)らが言う「1つのことに1万時間を費やせば、ものになる」という「1万時間の法則」とも通ずる内容であり、やはり「量が質に転化する」ことをあらためて意識させられます。
今週記事を公開したSmartHRの執行役員でマーケティング責任者の岡本剛典さんも、これまでの経歴を振り返る中で「凡庸な自分は量で勝負するしかなかった」「量だけは絶対に誰にも負けないと意識していた」と語っています。記事には書けなかったのですが、「自分の働き方は特殊なので、部下には真似させられない」とも。
急成長や快進撃の背景には、多くの人たちの圧倒的な努力の結晶があるものです。CMOやマーケティング責任者のインタビューをしていると、そのことを強く感じます。
では、SmartHRはこれまでどんな努力を積み重ね、これからさらなる成長を達成するために、どのような戦略を実行しようとしているのでしょうか。
ぜひ記事をお読みください。
2020/3/19号
編集長の佐藤です。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、リモートワークを実施する企業が出始めて2週間ほどが経ちました。テキストベースでのコミュニケーションが中心になった企業も少なくないと思います。
私たちの会社では以前から社内外のコミュニケーションにビジネスチャットツールを使用しています。転職したばかりの頃、私はこうしたテキストベースのコミュニケーションに不慣れで、内容がわかりづらいとの指摘をよく受けました。入社後しばらくは「結論ファーストにする」「【報告】【相談】などをタイトルに入れて、相手にアクションを求めているか否かを明確にする」「返信の期日を明示する」などを心掛けて繰り返し取り組み、その結果、指摘は受けることは少なくなりました。
しかし、文面上のポイントをクリアしても、コミュニケーションがうまくいかないことは往々にしてあります。ある上司には「どうコミュニケーションを取ればその人に気持ちよく動いてもらえるか、相手視点でお願いしてみてください」とアドバイスを受けました。さらに「社内調整を上手に行うこともマーケターに求められる力です」とも。
それ以降、「相手の感情を害さず、積極的に動いてもらうためには、どのような文面にすれば良いのか」を考えて書くようになり、コミュニケーションがスムーズに進むようになったと思います。
今週は前編が大変なご好評を頂きました?野家常務取締役・伊東正明さんのインタビュー後編を公開しました。伊東さんがP&Gのヴァイスプレジデントまで昇進できた理由の1つとして挙げているのが、「社内調整力に優れていたこと」です。お時間があるときにぜひお読みいただければ幸いです。
2020/3/12号
編集部の早川です。
踏ん張りどころが来ました。
不況到来の深刻なシグナルを受け、列島一億総自粛ムードから立ち上がろうとする力強い気配を感じます。
現在の状況を2008年のリーマン・ショック、2011年の東日本大震災時と似た空気感だと指摘する人もいます。震災時との違いの1つは、「絆」の連帯感ではなく、人が大勢集まる場所への参加自粛やマスクをした無言の人波であふれる交通機関内のギスギスした緊張感でしょうか。
私は2008年、2011年とも、ある雑誌の編集部にいたのですが、売れ行きが急激に落ちただけでなく、人々の志向がこれほど大きく変わるものかと驚愕したことを覚えています。
そんな中、外的要因を物ともせず、着実に売り上げを伸ばした優秀な編集者がいました。彼はショックを受けた人々の不安や心の機微をアンケートやインタビューなどを繰り返し行って敏感かつ的確に捉え、それまでよく売れていた投資や旅行、ショッピングなどの攻めの企画から、「生き残るための勉強」「貯蓄」「読書」「瞑想・リラックス」「心を動かす言葉」など内省的な内容に変えたことで結果を出していました。
「現状を嘆いていても仕方がない。ただじっと待つのではなく、危機的状況から打開策を見つけて結果に結び付けるのが我々の仕事だろ」という彼の言葉を鮮明に覚えています。
もちろん、壊滅的な被害を受けている業界の方々に対し、軽々な言葉を発する意図はありません。しかし、マーケティングがイコール経営であるというならば、今こそマーケターはこの状況を打開すべく知恵を絞るときであり、腕の見せどころではないかとも思います。
今週は元P&Gヴァイスプレジデントで、現在、?野家常務取締役を務める伊東正明さんの記事(前編)を公開しました。業績低迷でピンチに陥っていた?野家で、V字回復を達成したマーケターとしての思考のヒントがたくさん詰まっています。来週16日(月)公開予定の後編では、さらにディープな業績回復の内幕に迫ります。
参考になるところがございましたら幸いです。
2020/3/05号
編集部の早川です。
間もなく卒業シーズン、そして新年度が始まります。コロナショックが連日報道されておりますが、買い占めなどの騒動は見られるものの、まだ庶民生活全般において震災時のような「パニック」は起きていないのではないかと思います。
ただし、業界によっては大きなダメージを受けているところもあり、「アフター・コロナ」「ポスト・コロナ」時代の経済活動、雇用、働き方の形が否応なく変化を余儀なくされる可能性があります。
一方で、コロナショック対策として活性化しているサービスもあり、皮肉にもかねて指摘されていた日本の諸課題が、これをきっかけに一歩前進するということになるかもしれません。
では、こうした不確実性の高い現代において、どんな人材なら生き残り、時代をリードしていけるのでしょうか。それは、どの業界、企業であっても「突き抜けた人」だと思います。そもそも私が取材する人の大半は、「何でもできる人」ではなく、さまざまな業界において何かしらの形で尖り、突き抜けた存在ばかりです。その反対が一時流行した「コモディティ人材」という言葉でしょう。
今週、前後編で記事を公開した「Minimal‐Bean to Bar Chocolate‐」代表の山下貴嗣さんも、まさにクラフトチョコ業界に現れた「革命児」として、突き抜けた存在になっています。
もちろん、突き抜けた存在になるのは一朝一夕では難しく、たゆまぬ努力の積み重ねが欠かせませんが、遠いゴールを見据えて気が遠くなる必要はなく、突き抜けるためのコツやポイントもあります。
山下さんには、マーケティング業界をリードする、突き抜けた存在になるための方法についても聞きました。ぜひご一読ください。
2020/2/28号
編集長の佐藤です。
ビジネスでTwitterを使うようになってから、相互フォローの関係にあっても、実際にお会いしたことのない方がたくさんいます。イベントやセミナーに参加した後で、フォロワーさんが「実は同じ空間にいた」と知ることも時折あります。そんなときは少し残念に思いますが、Twitter上で「自分も参加していました!」と声をかけられないあたり、妙なところで私は人見知りを発揮しているようです。
株式会社ベーシックのカイマサユキさんも、Twitterではよく知っているものの、実際には会ったことがなかった方の一人です。カイさんはフォーム作成・管理ツール「formrun(フォームラン)」のプロダクトオーナー以外に、他社メディアの編集長や書籍の編集・PMなども務めていて、多方面で活躍しています。
今回のインタビューでは、「formrun」の月次売上を10倍に伸ばした施策を中心に、プロダクトオーナーになるまでの経緯もお聞きしました。個人的に以前から気になっていたのは、名前のカタカナ表記についてですが、残念ながら詳しい理由までは聞けず…。頂いた名刺は(もちろん)漢字表記だったので、どちらに統一するか迷いましたが、Twitterでのイメージを考え、「甲斐さん」ではなく「カイさん」を選んだのでした。よかったら、ご一読ください。
2020/2/20号
編集部の早川です。
原稿にしやすい話し方の特徴を以前お伝えしましたが、今回は「原稿にしにくい話し方をする人の特徴」について書きます。
2パターンあります。1つは無愛想でまともに話そうとしない人。もう1つは話があちこちに飛びすぎたり、オフレコの話ばかりをしたりする人です。後者は取材者の腕の見せどころで、それをしっかりまとめてこそプロと言えます。
一方、前者は、もともと人見知りだったり、へそ曲がりだったり、自意識過剰で「自分はほかの人とは違う」「安く扱われたくない」と考えるタイプが少なくありません。中にはどんな質問をしても視線を合わせず「はい」「いいえ」で終わらせたり、逆質問攻めにしたり、「質問の意味がわからない」「それは以前答えた」「なぜそんなことを話す必要があるのか?」と言い出したりする人もいます。ただしそういう人もインタビュアーが有名人になると、態度をコロッと変えたりします。
もちろん、「取材なんだから、ちゃんと答えるのが義務」という意味ではなく、取材者側の勉強不足も非難されるべきです。
その点を踏まえた上で、30年の取材経験を基にあえて申し上げると、そういう人で何事もなく5年後、10年後も同じステータスでいられた方を私はほとんど知りません。後で話を聞くと、そういう人は周りのスタッフにも同様の言動を取る傾向があるようです。それも理由の1つでしょうね。
さて、今週はNECで執行役員兼CMOを務める榎本亮さんの記事を公開しました。マネジメント層の重要条件に「人たらし」があると言われますが、榎本さんも大企業の役員なのに構えたところの一切ない気さくな話し方をする人で、すっかり魅了されてしまいました。
ぜひご一読ください。
2020/2/14号
編集部の岩崎です。
ドラえもんのひみつ道具は約2000個近くあるそうです。ひみつ道具のほとんどは「タイムマシン」や「もしもボックス」など実現しないだろうと思われる道具ですが、一部は現実のものとなっています。「壁掛けテレビ」=液晶テレビ、「ヘリカメラ」=ドローン、「自動掃除機」=ルンバ、「ききがきタイプライター」=Amazon Transcribe…などなど。ドラえもんは1969年連載開始なので、50年以上経つと、当時魔法のような製品が実現化することもあるということですね。といっても「夜間ふとんの中からおしっこできるホース」みたいに連載当時から実現できそうな道具もあったりするのですが…。
今回、現代の「ほんやくコンニャク」とも言うべきAI音声翻訳機「ポケトーク」(食べられませんが…)について取材しました。世界累計販売台数No.1で、国内でも90%以上の圧倒的シェアを誇っています。ポケトークが発売当初から勝ち続けている理由について詳しくお聞きしましたので、お時間のある際にお読みください。ドラえもんの誕生は2112年9月3日。約90年であとどれくらいのひみつ道具が実現するのでしょうか。
2020/2/6号
編集部の早川です。
YouTube動画の勢いが凄まじいですね。芸能人が続々と参入しているほか、一攫千金を狙う新人YouTuberが今も相次ぎデビューしています。
企業側も当然注目していて、広告出稿だけでなく、自社のPRをはじめ、製品・サービスの魅力を直接的、間接的に伝えるプロモーション動画の作成に本格参入するところが目につきます。
もちろん、毎日膨大な数の動画がアップされる中で、視聴回数やチャンネル登録者数を増やすことは容易ではありません。
私の知人にリラクゼーション系の動画を公開しているYouTuberがいるのですが、整体やASMR(聴覚や視覚によって感じる快感の一種)という人気ジャンルであっても、チャンネル登録者数が6万人を超えるまでに約10年かかりました。ただ、ここまで来ると、YouTubeからの収益はもちろん、駅前から少し遠い立地に店舗を構えていても、日本全国、時には海外からお客さんが訪ねてきてくれるそうで、もはやYouTubeなしに生活は成り立たないそうです。
一方で顔や名前を公開することによるリスクもあり、アンチの心ないコメントに傷つけられるのは日常茶飯事。運営に違反通告を連打されたり、ネットに専用スレッドを立てられて悪口を書かれたりもしています。私が見たところアンチは5人くらいで、6万人以上の登録者数とは比較になりませんが、それでも、メリット・デメリットがあることだけは心に留めておいたほうが良いでしょう。
今週は、非有名人のビジネスパーソンとしては異例のチャンネル登録者数約40万人を誇る人気YouTuber、マコなり社長こと株式会社div代表取締役・真子就有さんのインタビュー記事を公開しました。動画作成や視聴回数を伸ばすためのヒントが満載です。