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SNSマーケティング

SNSマーケティングとは?基本と役立つTips&事例記事まとめ

最終更新日:2022.07.29

SNSマーケティングは、TwitterやInstagram、Facebook、YouTube、TikTokといった各種SNSを通じて商品・サービスの認知向上、購買促進、ファンの獲得などを行うマーケティング手法です。低コストで始められることから、自社の公式アカウントを開設し、運用する企業が多く見られます。しかし、いざ始めてみたものの、なかなか成果を上げられず、悩んでいるマーケティング担当者の方もいるでしょう。

この記事では、SNSマーケティングの方法や主要なSNSの特徴・強みのほか、運用のポイントや活用事例がわかるMarketing Nativeの記事をご紹介します。

※肩書、内容などは記事公開時点のものです。

目次

SNSマーケティングの基礎知識

自社ブランドや商品・サービスの情報を広く発信するための手法として、多くの企業が取り入れているSNSマーケティング。具体的にどのような手法なのか、SNSマーケティングが必要な理由とともに解説します。

そもそもSNSマーケティングとは?

SNSマーケティングとは、TwitterやInstagram、FacebookなどのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を活用して行うマーケティング活動のことです。「ソーシャルメディアマーケティング(SMM)」という言葉もあり、SNSはソーシャルメディア(インターネットを通じて誰もが自由に情報を発信・受信できるメディア)の中の一つに分類されます。

SNSマーケティングは、主に企業からの情報発信や集客、顧客とのコミュニケーションなどに用いられます。ビジネスアカウントの運用はもちろん、SNS広告やSNSキャンペーン、インフルエンサーマーケティングなど多種多様な方法があります。「いいね!」やコメントなど、SNSならではのコミュニケーション機能があることで、ユーザーと双方向のやりとりができ、共感を得たり、親近感を持ってもらったりしやすいのが特徴です。

一方で、SNSによっては拡散力が高いので、運用には自社ブランドや商品に関するネガティブな情報が広まってしまうリスクも伴います。そのため、SNS運用の担当者は、自身が伝えたい情報が炎上につながるリスクをはらんでいないか、入念に確認してから発信することが求められます。拡散されるのはポジティブな情報だけではないことを理解しておきましょう。

SNSマーケティングの必要性

SNSマーケティングの必要性が高まっている理由としては、スマートフォンの普及とともにSNSの利用が拡大し、ユーザーの利用時間も増加していることが挙げられます。ユーザー同士の交流やコミュニケーションはもちろん、商品やサービスを購入する際の情報収集にもSNSが使われていると言われています。

総務省が2021年に公表した資料によると、10代~60代の全年代におけるソーシャルメディアの平均利用時間は平日・休日ともに増加傾向にあります。

2016年
(平成28年)
2017年
(平成29年)
2018年
(平成30年)
2019年
(令和1年)
2020年
(令和2年)
平日 25.0分 27.0分 26.7分 32.3分 37.9分
休日 32.7分 31.2分 35.6分 36.2分 44.2分

※出典を参考に、編集部で表を作成。

ソーシャルメディアの平均利用時間と行為者率を年代別で見てみると、10代、20代の若年層だけではなく、30代以降の世代においても増加傾向が見られました。特に40代のソーシャルメディア行為者率は51.1%と、2020年に初めて50%を超えています。

データ出典:令和3年8月 総務省情報通信政策研究所「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書

また、SNSマーケティングに取り組めば、顧客との接点をつくるチャネルを増やすこともできます。たとえばSEO施策を行っている場合でも、SNSの活用により、検索エンジンに依存しない集客を図ることが可能でしょう。

新聞や雑誌など、従来からあるマスメディアの広告ではリーチしづらいユーザー層へのアプローチも期待できます。

SNSマーケティングの主な方法

一口にSNSマーケティングと言ってもその方法はさまざま。効果的なSNSマーケティングを行うには、自社製品やサービスのターゲット層に訴求できる施策を講じることが重要です。SNSマーケティングには具体的にどのような方法があるのか、ここでは主要な方法を5つご紹介します。

SNSアカウントの運用

SNS上に企業アカウントを開設し、運用する手法です。ユーザーと双方向のコミュニケーションがとりやすく、商品・サービスの認知拡大や顧客との信頼関係の構築などに効果的です。

アカウント運用の主な目的としては、情報発信をはじめ、集客やブランディング、顧客ロイヤルティの向上などが挙げられます。また、ショッピング機能が備わりECサイトに誘導しやすいInstagramでは、顧客の購買行動を促し、売上増加につなげることを目的にアカウントを運用する場合もあります。

アカウントの開設自体に費用はかからないものの、運用には一定の人数や工数、スキルが必要です。また、炎上リスクを避けるために、運用担当者のリテラシーも求められます。

SNS広告の運用

SNS広告とは、各種SNSのプラットフォームに配信するインターネット広告のことです。自社の製品やサービスをまだ知らない、潜在顧客に対しても商材をアピールできるところがメリットです。

広告運用の主な目的としては、潜在層への認知拡大やファンの獲得・育成が挙げられます。細かく条件を設定してターゲティングを行えるプラットフォームが多く、比較的少額から出稿もできることから、うまくいけばコストを抑えてより多くのターゲット層に訴求することが可能です。

SNSキャンペーン

SNSキャンペーンとは、各種SNSプラットフォームにて行われるユーザー参加型の施策です。具体的には、Twitterでアカウントをフォロー&リツイートする、Instagramで指定のハッシュタグを付けて投稿する、特定の条件を満たすことでプレゼントの抽選に参加できるといったキャンペーンがあります。

SNSキャンペーンの主な目的としては、SNSアカウントのフォロワー獲得やキャンペーン情報の拡散、自社製品・サービスの認知度アップなどが挙げられます。SNSキャンペーンは話題になりやすく、フォロワー以外からも多くの反応や注目を集められるほか、キャンペーンの内容によっては既存顧客との関係性構築にも活用できる点がメリットです。

SNSを活用したインフルエンサーマーケティング

インフルエンサーマーケティングとは、インスタグラマーやYouTuber(ユーチューバー)など、いわゆる「インフルエンサー」と呼ばれる影響力の高いユーザーを起用したマーケティング手法です。

インフルエンサーマーケティングの主な目的は、インフルエンサーが抱える多くのファンに対して訴求することです。高い拡散力が期待できるのはもちろん、実際に自社製品やサービスを使用した消費者目線で発信してもらえるため、フォロワーの興味や共感を獲得し、購買行動を後押ししやすいメリットもあります。

ソーシャルリスニング

ソーシャルリスニングとは、SNSで発信されている情報を収集・分析し、自社のビジネスに活かす手法です。

ソーシャルリスニングの主な目的は、消費者の生の声をリアルタイムに集めて、潜在的なニーズや業界のトレンドを把握したり、プロモーションの反響を調べたりして、製品開発や宣伝広告など企業活動全般に役立てることです。

なお、ソーシャルリスニングツールの中には、SNSアカウントの予約投稿ができる機能が備わっているなど、SNS運用に効果的な分析ツールもあります。

主要なSNSの特徴

主要なSNSであるTwitter、Instagram、Facebook、YouTube、TikTok、LINEについて、利用者層や特徴などを説明します。

主なSNSの特性は、以下のようにまとめられます。効果的なマーケティングを行うには、各SNSの特性を理解し、自社の目的に沿ったプラットフォームを選択することが重要です。

【主なSNSの特性】

SNS ユーザー数 主な利用者層 主な特徴 強み
Twitter 国内月間利用者数4,500万人(2017年10月時点 20代を中心に10代から60代まで幅広い層が利用している 140字以内の文章と画像・動画で情報を発信 ・情報の拡散力の高さとリアルタイム性

・投稿に関するデータを取得し、活用できる

Instagram 国内月間アクティブユーザー数3,300万人(2019年3月時点 10代から20代を中心に幅広い層が利用している 写真や動画の撮影・編集・投稿、ショッピング機能の利用ができる ・ストック型で投稿した内容が資産になる(コンテンツマーケティング)

・関心の高いユーザーに情報が届きやすい

・フォロワーと双方向のコミュニケーションを取れる

Facebook 国内月間アクティブユーザー数2,600万人(2019年時点 30代から40代が中心 テキスト、画像、動画などを用いて自由度高くコンテンツを投稿できる。ビジネス上の情報交換から近況報告まで幅広く使われている ・長文を投稿できる

・原則的に実名での登録が推奨されているため、広告配信で精度の高いターゲティングが可能

YouTube 国内月間ユーザー数6,500万人(2020年9月時点 10代から20代を中心に幅広い層が利用している 動画の投稿・共有サイト ・ユーザー数が多い

・多彩な広告メニュー

・キーワードによってはGoogleの検索結果の上位に表示されることがある

TikTok 国内月間アクティブユーザー数1,700万人(2021年8月時点 10代から20代を中心に幅広い層が利用するようになっている 15秒~3分の短尺動画投稿・共有サイト ・動画編集機能が充実している

・レコメンド機能により、コンテンツの拡散性が高い

・ユーザーの広告の受容性が高い

LINE 国内月間アクティブユーザー数8,900万人(2021年6月末時点 10代から60代まで幅広い層が利用している 無料でメッセージのやり取りや音声・ビデオ通話ができる 年齢・性別を問わず広範なユーザー層にリーチできる

SNS運用のポイントを学ぶのに役立つ記事

Marketing Nativeには、SNSマーケティングに精通している方へのインタビュー記事や、寄稿していただいたコラムを多数掲載しています。ここからは、SNS運用に関する基礎知識やノウハウ、運用ポイントがわかる記事をMarketing Nativeの中からご紹介します。

SNS全体

ウィズコロナ時代の顧客接点を再構築する、SNS活用7つのチェックポイント

SNSの運用に詳しい、株式会社ホットリンクの室谷良平さんによる寄稿では、SNS活用で大切な7つのポイントを紹介しています。「チェックポイント①お客様のSNSの使い方を肌感で掴んでいるか」「チェックポイント②SNS担当が主役になっていないか」など、ユーザー目線での情報発信の重要性のほか、効果測定のあり方など、SNSマーケティングの担当者が注意すべき点がまとめられています。

テテマーチ福間昌大に聞く、ファンの熱量をマーケティングに活かす方法

SNSを活用した企業のマーケティング支援を行うテテマーチ株式会社 福間昌大さんのインタビュー記事では、SNSマーケティングの課題と企業が追うべき数値指標について触れられています。SNSマーケティングは、とかくフォロワー数が第一目標とされ、アカウント運用に終始しがちですが、施策には話題づくりやUGC(User Generated Content:ユーザーによって作れられたコンテンツ)の増加も含まれます。そのため、フォロワー数以外の数値も見るべきと主張しています。

Twitter運用

いいたかゆうた 「売り上げを最大化するためのTwitter戦略の考え方と事例」

いいたかゆうたさんが、Twitterを活用したマーケティング戦略を考える際の大切なポイントと成功事例を解説した記事です。「企業のSNS活用がうまくいかない4つの原因」『「ULSSAS(ウルサス)」のサイクルを回す方法』などが取り上げられています。

SNSが売り上げに与える影響を測定するのは難しいと思われがちですが、いいたかさんはUGCが増えると指名検索(ブランド検索)が増え、売り上げにも影響を与えると言います。そのうえで、Twitterマーケティングが自社に適しているか否かはUGCと指名検索の有無で考慮すべきとしています。記事で判断基準を紹介していますので、自社の状況と照らし合わせてみてください。

Twitterマーケティングの基本的な方法やアナリティクスの使い方など、Twitter運用に役立つ記事は以下にまとめています。本記事とあわせて参考にしてください。

関連記事:Twitterマーケティングに関する記事一覧

Instagram運用

続いて、Instagramの運用で参考にしたい関連記事を2つ紹介します。

FinT代表取締役 大槻祐依が語る「成果を出すためのInstagram最新活用法とショッピング機能への期待」

1つめは、Instagramマーケティングに詳しい株式会社FinT 大槻祐依さんのインタビュー記事です。この記事では主にInstagramの「リール」と「ショップタブ」の将来性に対する期待が語られており、両機能の有効性や活用方法なども紹介されています。

アルゴリズムの変動に左右されにくい、Instagramのアカウント“必勝”運用術――ハピラフ代表取締役CEO・富田竜介インタビュー

2つめは、Instagramのアカウント運用やマーケティング支援などを行う株式会社ハピラフ 富田竜介さんのインタビュー記事です。Instagramの最新アルゴリズムの特徴や具体的な対策方法、そもそもアルゴリズムに左右されにくいアカウントを作るためのポイントなどを教えていただいています。

Instagramの投稿方法やインサイトの見方など、Instagram運用に役立つ記事は以下にまとめています。本記事とあわせて参考にしてください。

関連記事:Instagramマーケティングに関する記事一覧

TikTok運用

TikTokを活用したマーケティングで成果を上げるには?Natee・朝戸太將

TikTokの運用については、TikTokを活用したプロモーションのサービスを提供する株式会社Natee 朝戸太將さんの記事をご覧ください。スタートアップ向けではありますが、TikTokの特徴をはじめ、広告メニューや活用のメリット、施策でのポイントなど、TikTokを活用したマーケティング施策を検討する際に押さえておきたい基本的な内容がまとまっています。

朝戸さんによると、TikTokは拡散性やエンゲージメント、広告の受容性が高いことから、高いリーチ効率とバズ・トレンドの創出、購買促進を期待できるそうです。記事内では、TikTokの効果を最大化するための4つのポイントも紹介しています。

TikTokの始め方や広告の種類・特徴など、TikTok運用に役立つ記事は以下にまとめています。本記事とあわせて参考にしてください。

関連記事:TikTokマーケティングに関する記事一覧

企業やメディア、スポーツチームのSNS活用事例

企業活動において、SNSはどのように活用されているのでしょうか。ここでは、企業やメディア、スポーツチームの活用事例から、SNSを活用して効果的なマーケティングを行うためのポイントがわかる記事をご紹介します。

森美術館のSNS活用事例

森美術館・洞田貫晋一朗が語る「コロナが落ち着いたら本物を見たい!」という気持ちを促すSNSの活用法

森美術館のマーケティンググループに所属し、SNSの運用を担当する洞田貫晋一朗さんに、コロナ禍でのSNS活用についてインタビューした記事です。コロナ禍で休館せざるを得なくなった森美術館が、お客さまの「今度行こう」という気持ちを作るためにどうSNSを活用したのか、事例がまとまっています。

中でも、会期中の展覧会の展示室を森美術館の館長が回り、作品について解説するインスタライブや、「国際博物館の日」を記念してTikTokで企画されたライブ配信イベントの反響が大きかったそうです。

C CHANNELのSNS活用事例

「C CHANNEL」編集長・松崎美緒に聞く「人気がある動画の特徴と、ユーザーとのエンゲージメントを高めるポイント」

F1層(20~34歳女性)向けにヘアアレンジやメイクなどの情報を発信している「C CHANNEL」は、サービス開始から5年で国内のフォロワー数合計が約2,300万人超に成長した、分散型動画メディアです。記事では同メディアの編集長である松崎美緒さん(取材当時)に、動画コンテンツを作る際のポイントとフォロワー数を伸ばせた理由などについて聞いています。

「C CHANNEL」がSNSアカウントを伸ばせたのは、定量面と定性面の両軸から投稿内容を改善したことと、配信するプラットフォームごとに情報を咀嚼して伝えてきたことが理由であると松崎さんは語っています。

「MERY」のSNS活用事例

月間440万UUの『MERY』を支えるコンテンツ力とSNS運用術

10代~20代の女性向け情報メディア「MERY」が再開してから1年半のタイミングで取材した記事です。MERY編集部の望月菜穂子さんに、「MERY」のコンテンツ力とSNS運用術について話を聞いています。

「MERY」では、記事の執筆やSNSの運用を読者に近い世代の公認ライターが担っています。望月さんはKPIの設定やアドバイスを行うのが役割です。記事では、TwitterやInstagram、Facebookの使い分け、特に注力しているInstagramのKPI、意識しているポイントなどを紹介しています。

横浜ベイスターズのSNS活用事例

球団改革のトップランナー横浜DeNAベイスターズは、スポーツ版「シリコンバレー」を目指す!

今や人気球団となった横浜DeNAベイスターズの成長の背景には、戦略ターゲットの設定とブランド像の再定義というマーケティング施策の実行と、サービスの取り組みを球場外まで広げたことがあります。

SNSの運用は、クールなベイスターズのイメージやチームブランドの世界観を伝えるために、クリエイティブに注力してクオリティの高い投稿を意識したとのことです。本格的に運用をスタートさせる際には属人化を排除した継続性のある体制を構築し、その後はクオリティとクオンティティ(量)のバランスに気を付けて運用していると言います。

川崎ブレイブサンダースのSNS活用事例

プロバスケ「川崎ブレイブサンダース」が、プロ野球・読売巨人軍に次ぐ“人気”になったマーケティング施策とは――DeNA川崎ブレイブサンダース藤掛直人インタビュー

プロバスケットボール「B.LEAGUE」(Bリーグ)において、YouTubeチャンネルの登録者数1位、TikTokフォロワー数は国内プロスポーツクラブ2位、観客動員数Bリーグ1位(※)という高い成果をマーケティングなどの施策によって達成したのが、川崎ブレイブサンダースです。同チームでは、TikTokは認知、YouTubeは興味・関心、LINEは試合観戦への後押しなどと、プラットフォームごとの役割を明確にしたうえで、施策に取り組んでいると言います。

※数字はいずれも2022年4月時点。観客動員数1位は2020−21シーズンの1試合平均来場者数の結果。

Twitter活用の参考になる事例紹介記事

数あるソーシャルメディアの中でも拡散力が高く、話題をつくりやすいTwitter。ここでは、Twitterを活用したマーケティング施策の参考になる記事を紹介します。

ポーラ「APEX」のTwitterキャンペーンの事例

化粧品メーカーのポーラが、たった5日間でフォロワーを7000人獲得したTwitter運用施策のポイントとは?

この記事では、化粧品メーカーのポーラが、5日間でフォロワーを7,000人獲得したTwitterの成功事例を紹介しています。店舗などリアルな場での体験促進を重視していたスキンケアブランド「APEX(アペックス)」が、デジタル上での認知度向上を図るために、Twitterでインスタントウィンキャンペーン(その場で当選がわかるキャンペーン)と広告出稿を実施した際の話です。

商品が複雑な分、フォロー&リツイートのみでキャンペーンに参加でき、その場で当落がわかるようにしたところ、参加ハードルの低さが功を奏し、想定よりも多いフォロワー数を獲得できたほか、店舗でカウンセリングを行うパートナーのモチベーション向上にもつながったと言います。

snaq.me(スナックミー)の事例

若い女性、ママたちに大人気!おやつのサブスク「スナックミー」がTwitterで口コミを伸ばしている仕掛けとは?

おやつが定期的に届くサブスクリプションサービス「snaq.me」がTwitter上で口コミを伸ばしている理由を取り上げたインタビュー記事です。

「snaq.me」は、口コミを発生させるポイントをさまざまなところに仕掛けています。1つが、Twitterアカウントのプロフィールです。プロフィール文には「#スナックミー」とハッシュタグ付きで投稿すると、いいね&RTしてもらえることが記載されています。ユーザーの投稿に丁寧に応えることで、「また投稿したい」と思ってもらえるようにしているのです。さらに、ユーザーが真似しやすいカジュアルな投稿を提示し、UGCを生み出しやすい仕組みも作っています。

コクヨのTwitterキャンペーンの事例

開始1日でTwitterのシステム上限を突破!コクヨのキャンペーンが想定10倍のアクセスを得た理由

この記事では、Twitterの「DM bot」機能を利用したキャンペーンが、想定の10倍以上のアクセスを獲得した事例を紹介しています。

コクヨが行ったのは、選択した言葉に合わせて自動返答するDM bot機能を利用、ユーザーの選んだ選択肢でマンガのストーリーが変化するというTwitterキャンペーンでした。ユーザーが最終的に向かえた結末をシェアすると、同社のバインダーセットが抽選で当たる仕組みです。

SNSで拡散力の高い女子高生をターゲットに設定し、10代に人気のイラストレーターを起用してゲーム性の高いキャンペーンに仕立てたことで、初日に一時的にシステムダウンを起こすほどの人気となりました。

Instagram・YouTube・TikTok活用の参考になる事例紹介記事

最後に、InstagramやYouTube、TikTokを効果的に活用するうえで、参考になる事例記事を紹介します。各SNSの特徴や強みを把握し、ターゲット層の興味を引きつける効果的なSNSマーケティングを実践しましょう。

Instagramの事例

「COHINA(コヒナ)」の急成長を支えたInstagram活用のポイントとは?代表 ディレクター・田中絢子インタビュー

小柄な女性向けのD2C(Direct to Consumer)ファッションブランド「COHINA(コヒナ)」は、Instagramの活用でビジネスを伸ばし、立ち上げから2年の段階で前年比220%の売り上げを達成した事例です。

COHINAはお客さまと双方向のコミュニケーションがとれるインスタライブの配信を400日継続し、話題となりました。お客さまに飽きが来ないよう、ストーリーズの質問機能を活用してライブ配信で見たいコンテンツの希望を募り、意見を反映させたと言います。

また、COHINA代表 ディレクターの田中絢子さんによると、Instagramが提供する新しい機能を使い倒すのも1つのポイントだそうです。

YouTubeの事例

目指すは映像レーベル。「北欧、暮らしの道具店」のYouTubeチャンネルが人気の理由とは?―株式会社クラシコム代表・青木耕平インタビュー

ECメディア「北欧、暮らしの道具店」は、自社のYouTubeチャンネルに短編ドラマ屋モーニングルーティンなどの動画をアップし、企業のYouTubeチャネルとしては異例の登録者数を記録しています。

チャンネルには、Webサイトの記事コンテンツを動画にしたものを中心に、短編ドラマやドキュメンタリー、Vlog(Video blog)などがアップされており、多様な番組が観られるようになっています。ターゲットである30代~40代の女性が、忙しい合間にも気軽に視聴できるコンテンツを意識して制作し、多様なジャンルの番組を並行して公開したことが多くの支持を得た理由だと言います。

短編ドラマの1つ『青葉家のテーブル』は2021年6月に映画化され、「北欧、暮らしの道具店」のチャンネル登録者数は、2021年11月時点で47万3000人となっています。

TikTokの事例

ホリプロデジタルエンターテインメント代表・鈴木秀が語る「SNS動画でバズを起こすポイントとビジネスに活用するコツ」

ホリプロデジタルエンターテインメント 鈴木秀さんのインタビュー記事では、同社のタレント「景井ひな」が、短期間でTikTokのフォロワーを急増させた理由に言及しています。

鈴木さんによると、景井ひなのフォロワーが急増した大きな要因は、毎日午後7時を目途に継続して動画を投稿したことだと言います。また、毎回先着3名のコメントに返信するほか、「隣のクラスの人気者」であることを徹底して、フォロワーのエンゲージメントを高めているそうです。

TikTokで企業アカウントが成果を上げるためのコツ|運用事例の共通点とは?

最近では幅広い年齢層が利用し、情報収集ツールとしても活用されつつあるTikTok。企業はTikTokアカウントをどう運用しているのか、4つの事例をご紹介しています。

また、記事では企業アカウントの事例を基に、TikTok運用のポイントを3点挙げています。

  • 動画のテーマや投稿スタイルの統一
  • ユーザーの興味を引く情報の提供
  • コメント欄の積極的な活用

TikTokをマーケティングで活用するなら、運用に成功している企業アカウントの事例や共通点を参考にしてみるのがおすすめです。

自社の目的に合ったSNSの運用で効果的なマーケティングを

コロナ禍で消費者の行動が変化し、SNSの利用時間は増加傾向にあります。そうした背景もあり、今後もSNSはマーケティングにおいて重視されるチャネルの一つとなるでしょう。運用においては、各種SNSの特徴を把握し、自社の目的やターゲットに沿ったプラットフォームを活用することが大切です。

記事執筆者

Marketing Native編集部

Marketing Native(マーケティングネイティブ)は株式会社CINC(シンク)が運営しているメディアです。 CMOのインタビューやニュース、Tipsなど、マーケターに役立つ情報を発信しています。
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