[最終更新日]

2019/05/14

 

被リンクの設置によるSEO効果とGoogleに評価されるためのコツ

被リンクとは、自分のWebサイトやページに受けるリンクを指します。Webサイトの評価はどれくらい被リンクを受けているかに紐づきますが、ただ数を稼げば良いわけではありません。

では、どのような被リンクを設置されると、Google(グーグル)から評価され、SEO効果が得られるのでしょうか。この記事では被リンクに関する基礎知識から応用までを解説していきます。

    

目次

被リンクとは?

被リンクはどうすれば受けられるのでしょうか。まずは被リンクに関する基礎知識から見ていきましょう。

被リンクの基礎知識

被リンクとは、外部のWebサイトから自分のWebサイトやページへリンクを受けることや、自分のWebサイト内から受けるリンクを指し、インバウンドリンク(inbound link)とも呼ばれます。外部から受ける被リンクを外部被リンク、自分のWebサイト間でのリンクを内部被リンクといいます。

かつてGoogleは被リンクの数が多いほどユーザーにとって良いサイトであると判断していたとされます。そのため、検索結果を上昇させようと、作為的な被リンクが増加した結果、ユーザーの検索意図に沿っていないサイトが上位に表示されることとなりました。上位表示を目的とした不自然なリンクに対抗するため、Googleは2003年に「フロリダアップデート」を、2012年に「ペンギンアップデート」をリリースしました。ペンギンアップデート以降は、被リンクの量よりも質が重要視されるようになっています。

Googleが意図的、または順位操作目的のリンクをより精度高く判別するようになった結果、質の高いリンクを獲得するとGoogleからの評価が上がり、検索結果で上位表示される可能性が増加しました。

獲得している被リンクは、Google サーチコンソール(旧ウェブマスターツール)の左メニューにある「リンク」や、Google アナリティクスの「集客」内「参照サイト」から確認ができます。そのほか、被リンクの調べ方は以下の記事をご覧ください。

被リンクを確認するツール5選|競合サイトの獲得状況を知る方法

被リンクと発リンクの違い

発リンクとは、自分のWebサイトから、外部のWebサイトへ向けて設置したリンクのことを指します。アウトバウンドリンク(outbound link)とも呼びます。基本的には運営側の判断でリンク先ページが決定するので、自身のユーザーにとって有益なサイトであるかどうかを考慮することが大切です。

被リンク設置とSEOの効果

被リンクは、他サイトが「自身のユーザーにすすめたい」という理由から設置されます。他サイトに被リンクを設置されることで得られる主な効果を解説します。

⑴ サイトの信頼度や人気度を測る指数となる

良質な被リンクの獲得は、サイトの信頼度や人気を測る指数として注目されます。良質な被リンクを多数獲得することで、「良い情報を発信している」と認識され、信頼性が高いという評価につながります。

⑵ 流入数で競合他社と差をつけられる

良質な被リンクの数で評価されたサイトやWebページは、検索結果で上位に表示される機会が増えます。SEOの重点キーワードで上位の検索順位を獲得できれば、検索された際に、より多くのユーザーの目にとまり、サイトの訪問数が増加します。競合他社と流入数で差をつけることができます。

被リンクの影響力

次に、SEO対策と被リンクの関係性を整理して、Googleからも評価されるリンクとSEOには逆効果なリンクについて見てみましょう。

SEO対策と被リンクの関係性

被リンクは、SEO (検索エンジン最適化) 対策においても重要な役割を果たします。Googleが正式に被リンクを評価の要素として認めているからです。検索エンジンはコンテンツの内容を理解して評価を行うことができません。ユーザーが読んで価値のあるWebサイトやページは、引用・紹介されてリンクが増えます。そのため、被リンクが多いページは「多くの推薦(評価)を得ている」と判断されて、評価の対象となります。

SEO対策は、以下のように内部対策と外部対策に分けられ、被リンクは内部対策、外部対策の両方に該当します。

内部対策 対策キーワードで検索結果の上位表示を図るために行う、サイト内部に向けた施策
例:テーマ性が高いユニークコンテンツの掲載
内部リンクの最適化
サイト構造のチェックと修正
外部対策 外部サイトから良質な被リンクを獲得すること

Googleから評価を得るにはリンク先ページと関連性が高く、良質なコンテンツを載せているWebページからの被リンクを増やすことが大切です。

SEOでも一定の効果が見込める被リンクの条件

⑴ サイト同士の関連性が強い

検索エンジンは、サイト同士がどのようなテーマで結びついているかという点も見ています。そのため、自サイトと同じジャンルで信頼性の高いサイトからのリンクが効果的です。テーマが関連している、または同一のサイトから被リンクを設置されると、サイト同士の関連性が高いと判断されます。ユーザー視点でサイトを見て、リンク元と自サイトの関連性が自然な繋がりであるかを確認してみましょう。

⑵ リンクを貼ってくれているサイト・ページがユーザーのニーズを満たしている

検索エンジンから有益であると判断されているサイトから被リンクを設置されることで、自サイトの評価も高まる可能性があります。質の高いサイトかどうかを、検索結果上位に表示されているかで判断するのも一つの方法です。

以前はGoogleのツールバーページランクで評価を知ることができました。しかし、2016年4月15日にGoogleがツールバーページランクを排除。以降もページランクはGoogle内のランキング評価として使用されているものの、ユーザーやサイト所有者はTBPR値を知ることができなくなりました。

そこで、サイトやドメイン自体の評価を可視化する一つの手段として注目されているのが、ドメインオーソリティーです。ドメインオーソリティーとは、Mozによって提唱されているスコアで、検索エンジンからの評価の良さを表します。ドメインオーソリティーのスコアは1~100まで存在し、ランクが高いほど、スコアが高くなります。ランクには、外部リンク、SEO内部対策、ドメインの年齢などが影響しています。

そのため、ドメインオーソリティーが高いサイトは、被リンクを多く獲得しているサイトでもあります。しかし、最終的にはGoogleのアルゴリズムからどのような評価を受けるかが重要です。MozのドメインオーソリティーやTBPR値はあくまで参考値にすぎません。リンク先のページにリンクを設置することでユーザーのメリットがあるか、ユーザーにとって有効かどうかを考慮することが最も大切でしょう。

Googleが不適切としている被リンクの特徴

悪質であると判断された被リンクは、リンクペナルティを受けるおそれがあります。

リンクペナルティには、Googleのスタッフが人的にサイトをチェックするマニュアルアクション(手動による対策、通称=手動ペナルティ)と自動による対策の2種類があります。自動による対策はペンギンアップデートによりリソースされたもので、セッション数や順位変動によってその「対策」を受けたかどうかを確認します。マニュアルアクションまたは自動による対策の対象になると、検索結果の順位が大幅に下降することがあります。

リンクペナルティの対象となる被リンクの主なケースを、Googleが発表している見解の中からいくつかご紹介します。

基本
  • PageRank を転送するリンクの売買。これには、リンク、またはリンクを含む投稿に対する金銭のやり取り、リンクに対する物品やサービスのやり取り、商品について書いてリンクすることと引き換えに「無料」で商品を送ることなどが含まれます。
  • 過剰なリンク交換、または相互リンクのみを目的としてパートナー ページを作成すること。
  • アンカー テキスト リンクにキーワードを豊富に使用した、大規模なアーティクル マーケティング キャンペーンやゲスト投稿キャンペーン。
  • 自動化されたプログラムやサービスを使用して自分のサイトへのリンクを作成すること。
不自然なリンク
  • PageRank を転送するテキスト広告。
  • PageRank を転送するリンクを含む記事に対して支払いが行われるアドバトリアルやネイティブ広告。
  • 質の低いディレクトリやブックマーク サイトのリンク。

出典:リンクプログラム Search Console ヘルプ

上記のような被リンクを設置されると、かえって逆効果となります。

マニュアルアクションの対象になっているかどうかは、「Search Console」にメッセージが表示され、確認することができます。スパム判定の内容を確認して、理由を把握しましょう。違反したリンクを確認し、サイト管理者に連絡して該当するリンクを解除します。

なお、連絡が取れなかった場合は自分で解除することができます。その後Googleにサイトの再審査を申請しましょう。

被リンクの効果的な獲得方法

むやみやたらにリンクを増やしても効果を得ることは難しく、Googleに不適切と判断されるおそれがあります。被リンクを効果的に獲得する方法をお伝えします。

ユーザー視点を意識することが鍵になる

他サイトからリンクを貼られるには、良質なサイトと認めてもらう必要があります。そのためには、ユーザー視点を意識したコンテンツ作りが鍵となります。Googleはコンテンツの充実度を求めていますが、評価されるポイントはユーザーにとって有益であるかどうかです。ユーザー視点に立って自身のサイトをチェックして修正することで、より価値のあるコンテンツになるでしょう。

リンクビルディングからリンクアーニングへ

Googleのペンギンアップデート以降、被リンクの獲得の仕方、および概念が変更されました。
かつては、

  1. グループサイトからの被リンク
  2. Eメール配信施策
  3. 被リンクの購入
  4. リンクビルティングを目的とした被リンクの交換

といったリンクビルディング(リンクを作り上げる)という施策が主流でした。しかし、被リンクのテーマ性が重要であることと、スパム行為によりペナルティが課されるリスクがあることから、リンクビルディング自体にマイナスイメージがついています。

GoogleのJohn Mueller氏もリンクビルディングに対して

基本的にそれは避けた方がいい

と言っています。

最終的には掲載するコンテンツの質が大切です。独自性のあるユニークコンテンツや、ユーザーニーズに答える内容で、自然にリンクを稼ぐリンクアーニングがGoogleから推奨されています。

他のサイトから自分のサイトへの高品質で関連性の高いリンクを作成してもらう最善の方法は、インターネットコミュニティで自然に人気を獲得する、関連性の高い独自のコンテンツを作成することです。良質なコンテンツを作成すると、それが利益につながります。リンクは編集者による人気投票のようなもので、役立つコンテンツの数が多いほど、誰かがそのコンテンツが自分のサイトのユーザーにとって役立つことに気付き、リンクを作成してもらえる可能性が高くなります。

出典:リンクプログラム Search Console ヘルプ

被リンクを獲得するために必要な施策とは?

ただユニークコンテンツを作るだけでなく、より被リンクを獲得するための施策をご紹介します。

サイトのPR活動

  • SNSによる拡散やサイト全体でのPR施策
  • サイトの内部施策によるコンテンツのビジビリティ改善

コミュニティからの反響

  • すでに流入や信頼を獲得しているユーザー層への訴求

例えば、ブログを活用している人にゲストブロガーとして記事を投稿してもらいます。その際、コンテンツの投稿と同時に自分のサイトへリンクを向けてもらうと、ゲストブロガーをフォローしているユーザーからの反響を期待できるでしょう。

インフルエンサーへのアウトリーチ

インフルエンサーアウトリーチのツールは、アメリカなど海外ですでに用いられており、ブロガー及びインフルエンサーからリンクを獲得する手段として普及しています。
インフルエンサーの調査、Eメールの自動配信で連絡が取れるオートメーション、CRMなどを融合したリンクビルディングツールです。

Eメール配信などを友好的に用いることにより、長期的なネットワーキング、ユーザーベースの拡大としてリンクアーニングを促進する効果が見込めます。インフルエンサーアウトリーチツールは数多くありますが、今回は海外で人気があるツールを2つご紹介します。

1. BuzzStream

BuzzStreamはインフルエンサーの発掘だけでなく、Chromeの拡張機能からブロガーの情報をデータベースに追加するCRM機能を備えている点が特徴です。

2. NinjaOutreach

NinjaOutreachはインフルエンサーの調査と配信、顧客の管理やコンサルティングも提供している総合アウトリーチツールです。特にソーシャルメディア上のインフルエンサー調査に優れており、InstagramやTwitterなどSNS別の調査が行えます。

ユーザーとGoogleを意識することが肝心

被リンクを効果的に作用させるためには、まず自身のサイトが良質であることが重要です。ユーザーの視点に立って、自身のサイトの有益性をチェックし、改善を行うと自然な被リンクの獲得につながるでしょう。そして被リンクの設置と同時に、Googleを意識したSEO対策を行うとより効果的です。被リンクの獲得には一定の期間を要するものの、積極的に取り組みたいSEO施策です。効果的な被リンクを獲得できるサイトを目指しましょう。

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