2018.07.13

ソーシャルメディアマーケティングの成功事例|効果と注意点とは?

ソーシャルメディアマーケティングとは、FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアを利用したマーケティング手法です。スマートフォンの普及とともに定着してきたソーシャルメディアを、マーケティングに活用している企業は多く存在します。活用している事例はどのようなものがあるのでしょうか?

今回はソーシャルメディアをマーケティングに活かす方法と成功事例をご紹介します。

目次

ソーシャルメディアを利用したマーケティングの特徴と活用法

ソーシャルメディアをマーケティングに活かすことで、どのような効果が得られるのでしょうか。ここでは、ソーシャルメディアマーケティングの特徴、主な活用方法、注意点をお伝えします。

ソーシャルメディアマーケティングの特徴

ユーザーの生の声が聞ける

Twitter やFacebook、Instagramなどのソーシャルメディアでは、発信した情報に対するユーザーからの反応をリアルタイムで確認できます。いち早くユーザーの反響を把握できるため、今進めている施策の改善点を見出したり、新しい施策のヒントを得たりすることが可能です。

拡散力が高い

ソーシャルメディアの多くは、Twitter のリツイート機能やFacebookのシェア機能のように情報をユーザー同士でシェアし合い、拡散できる機能があります。そのため、情報が伝播しやすく、多くの人に企業の取り組みや商品情報を伝えることが可能です。

ソーシャルメディアマーケティングの活用法

企業のマーケティングにソーシャルメディアを用いる方法はいくつかあります。代表的な活用法を4つご紹介します。

  1. キャンペーンの宣伝に用いる
    プレゼントやポイント付与企画といったキャンペーンの宣伝にソーシャルメディアを用いると、キャンペーンの動向をリアルタイムでユーザーに発信できます。キャンペーンの参加状況や盛況ぶりをSNSで発信することにより、ユーザーの興味を引き付けられるでしょう。また、興味を持ったユーザーにより投稿がFacebookでシェアされたり、Twitterでリツイートされたりすると、投稿がほかのユーザーの目にも触れるため、新規顧客にアプローチすることも可能です。
  2. 販売促進に用いる
    セールやイベントに関する情報をソーシャルメディアで告知すると、顧客の来店動機を喚起し、購買行動を促すことが可能です。季節の商品や華やかな特設売り場の写真とともに「こんにちは、Facebook担当の〇〇です!」「夏休みはいかがおすごしですか?」などと投稿することで、従来のチラシやDM広告とは異なる臨場感や親密さを届けられるでしょう。また、ソーシャルメディアのアカウントを個店ごとに登録すれば、独自のセールス情報を発信することもできます。店舗や支店を持つ企業が、各店舗のセールス情報を発信したいときに便利です。
  3. 顧客の意見をヒアリングする
    投稿者とユーザーが1対1でコミュニケーションを取れることは、ソーシャルメディアの大きな特徴の一つです。ソーシャルメディアを使って顧客の意見や要望を収集したり、交流したりすることで、リアルな声をマーケティング施策に活かすことができます。また、「いいね!」やリツイートの数、エンゲージメント率から反響の良しあしを数値で測ることも可能です。
  4. ブランドイメージの形成に用いる
    ソーシャルメディアでは、定期的に情報を発信することで、ブランドイメージを形成できます。新商品のお知らせや店頭の様子など、投稿された写真や文章の内容から、ユーザーの中で次第にブランドイメージが形成されていきます。また、投稿内容を親しみやすい文章にしたり、コメントにフィードバックしたり、ユーザーとの距離感を縮めると、企業に対する親近感が醸成されやすくなります。

ソーシャルメディアマーケティングの注意点

ソーシャルメディアマーケティングにはメリットがある一方で、注意しなければならない点もあります。特に注意が必要なのは、批判が殺到してしまう「炎上」です。ソーシャルメディアは拡散力が高く、多くの人に情報が発信できるために、不用意な発言などをすると、ユーザーの不信感が広がり、たちまち炎上につながってしまうケースがあります。企業のマーケティングにソーシャルメディアを使用することが決まったら、担当者はまず各メディアの特徴を押さえ、適切な運用方法を定めることが大切です。

ソーシャルメディアマーケティングの成功事例

実際にソーシャルメディアマーケティングに取り組んでいる企業はどのような施策を打ち、成果を生み出しているのでしょうか。ここではソーシャルメディアマーケティングの成功事例を見ていきましょう。

きのことたけのこどっちが好き?話題沸騰の総選挙【明治】

お菓子メーカーの株式会社明治は、人気商品である「きのこの山」と「たけのこの里」のキャンペーンを開催しています。きのこの山・たけのこの里 国民総選挙と題し、長く親しまれている両商品のポジションをはっきりさせようというユニークなキャンペーンです。

キャンペーンでは「きのこの山派」「たけのこの里派」「どっちも派」の3つの選択肢を設け、人気投票を実施。投票方法はWebサイト上、Twitter、はがきの3つあり、それぞれ票数が異なります。Webサイトからの投票は1日1票、Twitterでは1ツイートごとに10票、購入した商品のバーコードを貼り、はがきで投稿したら20票と、票数に少しずつ差をつけることで、上手にキャンペーン情報の拡散や商品の購買促進につなげています。また、はがきで投票すると、きのこ党、たけのこ党それぞれの党員グッズやQuoカードなど、オリジナルグッズが当たるというメリットもあります。リアルタイムで投票結果を確認できる本キャンペーンは話題を呼び、SNSやネットニュースでも度々取り上げられています。

画像出典:きのこの山・たけのこの里 国民総選挙2018

Twitter開始から1年でフォロワー8000人を獲得【石井マーク】

安全標識やステッカーを制作・販売する株式会社石井マークは、Twitterで標識や看板に関する情報をユーザーに発信しています。時期に合わせてユニークな標識を発信するとともに、一酸化炭素の危険性や落下防止に注意する重要性など、ユーザーの防災意識を高めるような、価値ある情報を発信しました。結果、Twitter アカウント開設から1年経たないうちにフォロワー8000人を達成。石井マークの投稿はリツイート数が高く、ユーザーの反響が大きいことも特徴です。

画像出典:株式会社石井マーク Twitter

複数のソーシャルメディアでカスタマープラットフォームを構築【Loco Partners】

株式会社Loco Partnersは自社が運営する一流ホテル・旅館の宿泊予約サイト「Relux」で、FacebookやTwitter、Instagram、LINEなど多数の媒体を活用したソーシャルメディアマーケティングを強化しています。

Facebookでは、テキストの量を最低限に抑え、旅行に出かけたくなるような視覚的訴求の強い写真を掲載。例えば、室内の広々としたソファやムーディなライトが印象的なホテルラウンジ、食欲がそそられる彩り豊かな料理など、上質さを感じさせる写真を多数紹介しています。こうした取り組みはユーザーが旅行に行くことが決まった際にReluxを思い出してもらえるよう、潜在層にアプローチするのがねらいです。また、FacebookやTwitter、Instagram、LINE、YouTube などに顧客をプールさせるカスタマープラットフォームを構築している点も大きな特徴です。例えば、非会員・会員を問わず、幅広い対象にFacebookページでアプローチするのに対し、予約検討者へはLINEを活用するなど、各媒体の用途を差別化し、「Relux」の非会員、会員、比較検討している人、予約した人と全フェーズの顧客にリーチできる体制をつくっています。


画像出典:Relux Facebookページ

ソーシャルメディアで新たなユーザーを開拓【船橋屋】

和菓子を販売する株式会社船橋屋は、新規ユーザーを獲得するためにソーシャルメディアマーケティングを実施しています。同社のこれまでの顧客層は主に中高年の女性でしたが、男性や若い女性にアプローチを図ろうと、Facebookをマーケティングに活用しました。

船橋屋は多くの施策を実施していますが、ここではその中から2つをご紹介します。まず投稿内容については、月~日曜日までに投稿するトピックをあらかじめ決めて、バラエティを持たせました。月曜日はくず餅情報、水曜日は船橋屋の歴史、金曜日は通販情報、日曜日は店舗がある亀戸の街紹介といった具合です。2つ目に、施策に対するユーザーの反応(「いいね!」の数や流入数)を分析し、文字数やアップする時間帯などの調整を重ね、投稿内容の改善を図りました。

投稿内容を考え、効果測定を行い、改善を図ったことが新規顧客の開拓という大きな成果につながったものと考えられます。

画像出典:船橋屋 Facebook

リアルタイムで得られる反応を測定・分析し、次につなげることが大切

ソーシャルメディアマーケティングは、ユーザーの反応をリアルタイムで把握できるという点がほかのマーケティング手法と大きく異なります。ユーザーからのコメントや「いいね!」の数などの反響を分析し、顧客へ効果的にリーチする方法を検討していきましょう。ただ、ソーシャルメディアマーケティングにはリスクもあります。SNS上で情報が拡散するスピードは速いうえ、一度流出した情報を完全に回収することは困難です。不用意な投稿や発言により、瞬時に企業や商品のブランドイメージを損なってしまうおそれがあることも念頭に置いて、施策を実施する必要があります。ソーシャルメディアの特徴と効果を入念に押さえたうえで、マーケティングに活用していきましょう。

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