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マーケター、経営者10人に学ぶ「社会人1年目にすべきこと、しなくてもいいこと」

最終更新日:2022.05.06

新緑の5月。社会人1年目の皆さんは仕事や組織に日々揉まれる中で、やりがいや手応えを感じたり、逆に焦りや迷いを覚え始めたりしている時期ではないでしょうか。

最初は誰しも初めてのことばかりで、悩みや不安が多いもの。仕事をひと通り完遂して全体像が見通せるようになるまでは、毎日が千本ノックのような状態で、「このまま続けられるだろうか」「自分は本当に成長しているのだろうか」と、どうしてもストレスを感じがちです。もちろん、現在最前線で活躍する人たちも、大なり小なり似たような悩みを抱えた時期があったでしょう。

そこでMarketing Nativeでは、社会人1年目の方々の応援企画として、「社会人1年目にやるべきこと」をテーマに、マーケティング業界で活躍する10名の方々にアンケートを実施。今も役立っている経験や悩んだこと、1年生のときにあえてやらなくても良いと思うことなどを伺いました。

※掲載は五十音順。

(構成:Marketing Native編集長・佐藤綾美)

目次

     

    【アンケート回答者】

    株式会社ホットリンク CMO 兼 IS責任者 いいたかゆうた @yutaiitaka
    株式会社南葛SC マーケティング部長 江藤美帆 @etomiho
    株式会社FinT 代表取締役 大槻祐依 @yui_ohtk
    株式会社WACUL 取締役 垣内勇威 @yuikakiuchi
    Eコマース先生/コマースプロデューサー 川添隆 @tkzoe
    株式会社 才流 代表取締役社長 栗原康太 @kotakurihara
    ブランディングテクノロジー株式会社 執行役員 経営戦略室CMO 黒澤友貴 @KurosawaTomoki
    株式会社Moonshot 代表取締役社長 菅原健一(すがけん) @xxkenai
    株式会社ベイジ 代表取締役 枌谷力 @sogitani_baigie
    ものを書くマーケター 松本健太郎 @matsuken0716

    回答者が社会人1年目に勤めていた企業や携わっていた業務は次の通り。

    社会人1年目に経験した業務や習慣で、今も役立っていること

    苦手な業務やつらい経験も、振り返ってみると、「後々の仕事に活きている」と感じられることがあります。10名の先輩方に、社会人1年目に経験した業務や身につけた習慣の中で、今のキャリアにつながっていたり、仕事で役立っていたりすることを聞きました。

     

    いいたかゆうた
    営業の経験。当時1日100件ほどテレアポをし、商談につなげていました。そこで営業トークスクリプトの改善、質問された内容のアンサーを作成し、半年後には他のメンバーにテレアポ業務を依頼していました。効率化をすることで自分は商談に時間を割くことができ、結果、受注数は増えていきました。

    今でも効率化できることは徹底的に効率化し、自分がやるべき重要なことに集中できています。

    江藤美帆
    来た仕事は断らず、実力以上のものを求められる案件も背伸びして引き受けました。今思えば冷や冷やすることも多々ありましたが、結果的に多くのチャンスに恵まれ、著しいスピードで成長できたと思います。新卒の頃は失敗しても周りがフォローしてくれるので、自信がないこともチャンレンジしてみたほうが良いと思います。

    大槻祐依
    業務整理です。具体的には1日の初めに今日やるべきことを書き出し、どのくらいの時間がかかるか予測まで立て、1日の終わりには予測時間に対するズレを把握し、要因を考えます。その習慣を継続していくと、自分自身の思考や行動の癖が見えるようになり、結果的に効率よくコミットできるようになりました。

    今でも、どんなに忙しくても毎週何にコミットしたかは振り返り、正しい方向で行動できたか自身でフィードバックを継続しています。

    垣内勇威
    ユーザ行動観察調査の経験は最も重宝しています。顧客視点でビジネスすることの重要さや、顧客は常に予想通りに動かないということに対する理解はマーケティングや経営をするうえで不可欠です。

    川添隆
    明らかにやったほうが良いが、誰も手を付けられていないことを率先的にやる習慣です。自分自身としては、実家の旅館の手伝いをしていたので、幼少期から身についていた気がします。

    1年目の店舗配属では、在庫の整理整頓、内容物の見える化、顧客情報や取り置きの整理など「やっておきますね」と言って、率先してやっていました。結果的に他の店舗スタッフは販売に集中できるようになり、ちょっとしたお客様の待ち時間を減らすことができました。チームや組織において「わかっているけど手につかない」ということはよくありますが、そこに気付き、まずは率先してやってみるというのは、どんな組織においても受け入れられやすいことだと思っています。

    栗原康太
    営業をやっているときに扱っていた商材がPMF(Product Market Fit)していなかったため、テレアポ・営業トーク改善・営業資料改善・広告出稿や展示会出展・リード獲得などをしても全く売れなかったこと。そもそもPMFしている商材を作ることの重要性を、身を以って学ぶことができました。

    黒澤友貴
    経営者・経営層と戦略レベルの議論ができる人間になるために、ビジネスモデルやマーケティング戦略についてひたすらインプットする習慣をつくっていたことは今の仕事にも生きています。

    経験が浅い中で、経営層から一緒に仕事をする相手として選んでもらうために、

    1. 成長している企業の戦略をまとめて伝える
    2. 経営学やマーケティングの論文を読み、要約して伝える

    この2つを習慣化していました。クライアントの経営層にアウトプットするのを前提に、インプットを行うのが心がけていたことです。

    アウトプットを面白いものにするために、人とは違うインプットをすることにはこだわっていて、新卒時代にやっておいて良かったと思っています。

    菅原健一(すがけん)
    プログラミングなどは論理的な考え方の基本になり、とても役に立っています。プログラミングってパソコンにプログラムをインプットして実行すると結果(アウトプット)が出てくるのですが、命令を間違うと動かない、実行で参照するデータが間違っていると正しい結果が出ないなど、マーケティングでも重要なリサーチや戦略実行の考え方に似ているんです。この頃から消費者には興味があったので、社内で任せてもらう仕事でも20代の自分が40代の先輩よりも得意であるBtoBではなくて、BtoCのサービスをやらせてもらっていました。

    枌谷力
    新卒で配属された部署では、営業同行のほか、単純な事務処理を約1年近く行いました。うち半年は、6万円の注文書、注文請書、請求書、納品書を作成し、部門長の捺印をもらい、郵送し、コピーをファイリング、それに関連して契約法務に確認、といった内容でした。

    正直、当時は面白みもやりがいもまったく感じず、それが会社を辞めようと思う最初の切っ掛けになったのですが、自分がフリーランスとして独立したり起業したりする中で、大企業の契約法務のシステムに触れていたことが思いもよらず役立ちました。将来何が役立つかなんて今の自分では判断できないから、与えられた仕事はまず愚直にやってみた方がいい、ということの良い学びになっています(とはいえ1年近くそんな仕事ばかりなのはやりすぎとは思いますが…)。

    松本健太郎
    エンジニア未経験でエンジニア職に就いたのですが、とにかく食わず嫌いせずやってみる。別に死ぬことはないだろう、と腹を括ったら、とりあえずなんとかなります。

    社会人1年目に身につけたほうが良い力(スキル)

    期日を守る、報連相を徹底するなど、社会人1年目に身につけたほうが良いと言われる力やスキルにはさまざまなものがあります。あえて1つ挙げるとしたら何が大切か、教えていただきました。

    いいたかゆうた
    任されたことだけでなく、自分から人の仕事をもらいにいく行動。自分のキャパの限界を知ることもできるし、広げることもできます。そして、全てにおいて100点ではなく80点を目指すこと。精度はそのあと磨くことができるので、まずは多くのことをやること(気合いみたいな話ですみません笑)。

    江藤美帆
    ベタですが、報連相(報告・連絡・相談)。これが身についていないと、その後の会社員生活で、ほぼ確実に苦労すると思います。逆にこれが身についていると、上司や取引先に不安を与えないため、どこに行っても簡単に信頼関係を構築できるようになります。かなり汎用性の高いポータブルスキルだと思います。

    大槻祐依
    「人に頼る力、聞く力」です。まだまだ経験がない中で、自分の考えだけでは見えていないところがたくさんあると思うので、まずは人に頼って吸収する力をつけるべきだと思います。その上で、どうやったらできるかを考えるのが大切です。

    実際に弊社で入社してすぐに活躍できるメンバーは、大枠を進めて1割の完成度でも報告する「1割報告」がうまい人が多いです。もちろん自分のやることややりたいことが明確で、上司にも伝えられているのが前提ですが、お互いにやりたいことの認識が一致していれば、1割報告であっても齟齬は生まれないですし、的確なフィードバックができます。

    垣内勇威
    1年目である必要はないかもしれませんが、本当の意味でのロジカルシンキングと、営業スキルは、どんな仕事をするうえでも不可欠だと思います。どちらも、ちゃんとできている社会人は1%未満だと思います。

    川添隆

    1. 指示をそのまま受け取る
    2. 指示の背景を理解する
    3. わからなければ聞く

    の3点セット。主に聞くことが中心になるものの、相手の指示を理解できなければ、次のアクションがずれてしまうからです。また、これを怠った人は、社会人でキャリアを積み上げた後に習得するのが難しいスキルと言っても過言ではありません。

    「1」はとにかく指示を誤訳しないこと。「2」は「なぜやる必要があるか?」を理解して、目的とアクションを紐づけること。「3」はわからないことに対して素直になること(怒られても聞くことを恐れない)。これらは、地味にその後のキャリアに響きます。

    栗原康太
    依頼された業務を正確に抜け漏れなく、納期までに完遂することの徹底。これを徹底していると新しい仕事の機会が勝手にまわって来るため、半ば自動的に成長できる。数年間継続すれば、自分が好きで得意でニーズがある仕事をやれる機会と選択肢が手に入る。

    黒澤友貴
    面白がる力。

    与えられた仕事を、自分なりに面白くする、面白がって取り組む工夫はしておくと良いと考えています。仕事を早く上手にこなす力より、面白がれる人が成長もしているし、中長期的には成果を出していると感じています。

    ■磨き方
    例えば、

    • 新しい業務、プロジェクト参加が決まったら、その領域の本を3冊買って読む
    • その領域のロールモデルを見つけて(社内外どちらでもOK)徹底的に研究する

    などを行うと、どんな仕事でも楽しめて、意味を見いだしやすくなるのではないでしょうか。

    菅原健一(すがけん)
    「聞く力」です。これはただ「うんうん」と頷くわけではなくて「引き出す力」と言ったほうが正確かもしれません。相手(クライアントや上司や同僚)と自分は過去のバックグラウンドや知識も違います。相手はこのくらい喋ったら伝わるかなと思っていても、自分は本当に理解できているかわかりません。なので、ただ頷いている、メモを取るだけでは相手が本当にして欲しいことをあなたがやれるわけではないのです。どんどん不明点を質問したり、具体的に聞いてみたりと、相手が本当にあなたにやって欲しいことを引き出しましょう。

    枌谷力
    スキルと言っていいか分からないですが、「素直さ」でしょうか。それはイエスマンになったり、思考停止になったり、という意味ではありません。自分なりに良いのか悪いのか、なぜやる必要があるのか、を考えることは大事ですが、その上で「ひとまず受け入れてやってみよう」と行動に移すような素直さです。人を育てる立場として見ても、この素直さがある人は、何歳でも成長が早いと思います。

    逆に「自分らしさ」や、「人と同じことをしたくない」といったような斜に構えるような姿勢が強い人は、自分で自分の足を引っ張ることが多いように思います(ちなみに若い頃の私も後者のタイプでした)。

    松本健太郎
    素直さ。歳を重ねるほど視野が狭く、思考も偏っていく感覚を持っているので、偏屈にならないよう苦労しています。22歳〜23歳の1年目にもっと素直だったら、視野も広く、いろんな人の意見を聞いて努力できただろうなぁと感じています。素直さの要諦は「自分の存在は否定しないが、自分の行為は間違っているかもしれないと自省すること」。38歳になった今もなかなかできません(笑)

    仕事で特に悩んだことをどう乗り越えたか?

    働き始めると、思うようにいかなかったり、失敗したりと悩みが尽きません。10名の先輩方は、社会人1年目の時にどのようなことに悩んでいたのでしょうか。

    いいたかゆうた
    正直ないです。悩んでも仕方ないので、まずはやるべきことに本気で向き合うことが大事。ただ、人に平等に与えられているのは時間なので、その時間を無駄にしないことが大切です。

    江藤美帆
    忙しすぎたので、悩む暇がなかったです。3年くらい経って、余裕が出てきたときに「このまま同じことを続けていてもいいのだろうか」という悩みが出てきました。結局その悩みは解消せず、違う仕事にトライする道を選びました。

    大槻祐依
    どの領域にフォーカスして事業を作るのか悩んでいました。

    はじめは社会への課題感があるからという理由で金融系事業を立ち上げましたが、熱狂できず、諦めてしまうことが多かったです。

    しかし、自分が好きなことや強みを活かす事業にピボットしたことで、しんどい時期にも踏ん張ることができ、現在も事業成長し続けています。

    垣内勇威
    仕事を楽しめないと悩みました。今でも乗り越えられているかわかりませんが、仕事なんて楽しくないと腹落ちしています。

    川添隆
    「販売もサポートもやりながら、どうやったら売上に貢献できるか?」を考えていました。ありがたいことに新卒1年目は色んな人からフィードバックをいただけるので、真摯にそれを聞いていました。また「明らかにやったほうが良いが、誰も手を付けられていないことを率先的にやる」ことによって、フィードバックの中で自分の存在感や役割が見えてきた感があります。

    栗原康太
    どのスキルをどう伸ばすべきなのか、どんなキャリアを描くべきなのかなどがわからず、自分の成長に悩んでいました。25歳で30名前後の部署の部長になった時、事業や組織の成長に貢献することに精一杯で、自分の成長に意識を向ける余裕がなくなりました。「自分の成長」を手放した時から大きく成長することができました。

    黒澤友貴
    周囲の人との違いが出せなかったことは悩みでした。

    1年目で乗り越えられたわけではないですが、他の人と仕事のやり方を変える、インプットを変えることで乗り越えました。

    パワポで資料作成するのをやめて提案書をマインドマップにする、クライアントの商品やサービスを自分で使ってみて感想を共有する、などは自分独自の仕事スタイルを作るのに有効でした。

    菅原健一(すがけん)
    いわゆる上司ガチャで負けてしまい、言葉の厳しい上司に当たってしまいました。ある時期は毎日泣いていたと思います。失敗したり、アウトプットが不十分だったりすると厳しい言葉で突っ込まれます。ミスを恐れると怯えてしまい、余計にミスが増えました。もう本当に自分はダメなやつだなと思った時に、「クビになってもいいや、どうせ怒られるんだし、あんまり気にしないようにしよう」と割り切り、受け止めすぎずスルーするようになってから仕事がうまくいくようになりました。

    サッカーで考えるとわかりますよね。前半どんなに点を取られても、ハーフタイム(休憩)で落ち込みすぎていたら、後半もうまくいくわけがありません。それ以降、僕はいつでも「今からの後半戦を頑張ろう」と気を取り直して、仕事に取り組むようになりました。

    こんな風につらいことも、未来から振り返ってみれば、いい思い出や必要だったなと思えるようになります。必ず。みなさんは過去にしがみつく人ではなく未来を生きる人になってください。未来は後半戦です。いつでも挽回できます。

    枌谷力
    自分の先輩やできる同期と比べて、自分はコミュニケーション力が低く、社会に馴染めていないという劣等感をずっと持っていました。また本当にやりたい仕事ではないことをずっとしているという意識が強く、それ故に仕事に本気で向き合うことができませんでした。結果的に、会社の外に目的を見つけて、会社を辞めることでしか、それは解消されませんでした。

    松本健太郎
    どうやってサーバをかついでDC(データセンター)に行くか、とか。目の前の仕事にばかり悩んでいました。

    社会人1年目にあえてやらなくてもいいと思うこと

    社会人1年目は、やはり何事にも挑戦したほうが良いのでしょうか。あえてやらなくても良いことはあるか、聞きました。

    いいたかゆうた
    社内政治やつながりを求める行為。1年目は有名大学を出ていてもそうでなくても、社会人のスタート位置はさほど変わらないから、まずはエンジン全開で仕事に向き合うこと。

    江藤美帆
    最近は、特殊なスキルを持つ新卒社員の方も多いとは思いますが、周りの社員の方が副業をしていない環境では、1年目から副業はやらないほうが良いかもしれません。どうしても、副業をやっていない先輩社員から「まだ仕事も完璧ではないのに…」という不満が出て、人間関係に悪影響を及ぼします。

    大槻祐依
    遠くを見すぎることです。

    目標を高く設定することはもちろんいいことですが、遠くを見すぎて、手が止まってしまっては意味がありません。入社し始めは、今すぐにできることが限られているから、自分にできることを着実にこなして成果を出していく、そうすることが飛躍できる最短ルートだと思います。

    また、コツコツ努力し、信頼を積み上げることで、大きな仕事をいただけるのだとも思います。

    垣内勇威
    何でもやれば良いと思っているので、特にありません。

    川添隆
    私が新卒だった時代と明らかに違うのは、新卒時代から副業(複業)を意識していることだと捉えています。1年目ってとにかく「わからないことがわからない」を脱することの優先度が高いと考えています。その中で、目の前のミッションの雑音になることは不要です。例えば、悪い意味で同期や同級生と比較することも含めて。目の前の課題、背景理解、期待する役割のイメージを具体化し、ちょっと超えている気持ちで臨むことに集中して良いと思います。

    栗原康太
    自分の成長を意識すること。相手への貢献や成果にフォーカスすれば、自分の成長は後から付いてきます。

    黒澤友貴
    専門領域を絞り込むこと。

    例えば、マーケティングの領域に関わりたいからといって、マーケティング以外の業務は断るといったことです。専門領域がないと不安になりますが、目の前の仕事を面白くして成果を出すことに集中していれば、自然と自分なりの専門領域は出来上がってくると考えています。

    菅原健一(すがけん)
    そんなにあえてやらなくてもいいと言えるものはないのですが、1つだけあります。それは「他人と自分を比べること」です。SNSを見るとすごい人がいっぱいいて、同期にも自分より優秀な人が出てくると思います。もちろんそれがやる気に繋がる人は比べてもいいですが、落ち込んだり自分の無力さを感じたりしてしまうようなら、比べる必要は全くないと思います。あなたはあなたの人生を生きています。あなたが一歩進んだとき、あなたが一つ上手になったら、それでいいんです。

    枌谷力
    効率良くやること、要領良くやること、なるべく失敗しないようにすること、他人と比べて焦ること。

    松本健太郎
    ないです!すべての経験が今につながります。背伸びをしてドラッカー読んでいた経験が、ドラッカーの書籍を出すきっかけになったり、やらなくて良いことのある人生なんてありません。大切なのは、今活かせるか、でしょうね。

    社会人1年目の自分にアドバイスしたいこと

    最後に、社会人1年目の自分に向けてメッセージをいただきました。10名の先輩方が、社会人1年目の自分に「これだけはやっておいたほうがいい」と思うこととは?

    いいたかゆうた
    社内外の尊敬できる人を見つけ、その方々が言っていることを素直に聞いて、まずは本気で取り組むこと。人が経験したことを知って終わりでなく、1年目からそこにチャレンジしていってください。

    江藤美帆
    仕事は選り好みせず、なんでもトライしてみたほうが良いと思います。案外、向いていると思った仕事が向いていなかったり、向いていないと思った仕事が向いていたりします。あとは、ツイッターなどのSNSを通じて、同じ業界の方々とつながっておくのもおすすめです。

    大槻祐依
    「困難を選べ」です。
    身の丈にあったことばかりしていては、決して成長はできません。安定ばかりを選びすぎずに、たくさんチャレンジしてください!

    垣内勇威
    特にありません。あまり後悔していることもないし、アドバイスできることが思いつかないです(笑)

    川添隆
    失敗を恐れない、「失敗=自分を否定された」と思わないこと。後々になって「失敗する自分は見せたくない」という気持ちが、自分自身の挫折を招くことになるわけですが…(笑)。今になってわかるのは、失敗しても成果が出るまでやり続ければよいのです。不安が多い新卒時代ですが「失敗をネガティブに捉えずに、目的に近づくために何ができるか?何を改善できるか?考えたほうが良いよ」とアドバイスしたいです。

    栗原康太
    依頼された業務を正確に抜け漏れなく、納期までに完遂することの徹底。

    黒澤友貴
    毎週マーケティングトレースをする。

    菅原健一(すがけん)
    相談できる仲間を作ること、自分の気持ちを言語化できるようになること、議論をすること(戦うのではなくてお互いの主張を言う、主張を理解する)、言葉を正しく使うこと(それは意見なのか、事実なのか。推測なのかをはっきり分けられるようになること)でしょうか。あとは遅刻せず、先輩の言うことをよく聞いて(引き出して)、先輩の役に立って、先輩が出世するようになれば、あなたは「役に立つ人」になったわけで、そんな風になれたらもう100点満点中で1000点ですよ。つらいことはスルーして、周りを助けられる人にすくすく育ってくださいね。

    枌谷力
    まず「自分らしさ」へのこだわりを捨てましょう。その上で、目の前の仕事に向き合い、その中で最大限のパフォーマンスを引き出せる方法、できれば周囲を驚かせる方法を考えましょう。そして、そのために必要な本をたくさん読みましょう。

    松本健太郎
    大學之道、在明明徳、在親民、在止於至善。

    大学とは「世の中に良い影響を与える大人(たいじん)になるための学門」です。自らの心を磨き続けることはやっておいたほうが良いでしょう。

     

    佐藤綾美

    記事執筆者

    佐藤綾美

    株式会社CINC社員、Marketing Native 編集長。大学卒業後、出版社にて教養カルチャー誌などの雑誌編集者を経験し、2016年より株式会社CINCにジョイン。
    Twitter:@sleepy_as
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