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マーケティング

ASPとは?サービス導入時のメリット・デメリット、注意点を解説

最終更新日:2022.02.25

WebサイトやECサイトを運営している方だけでなく、マーケターの方も「ASP」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。ASPを利用することで、効率的かつ効果的なWebサイトやECサイトの運営に役立ちます。しかし、自社に合わないASPサービスを導入してしまうと、後々工数だけが増えてしまうおそれもあります。では、自社に合ったASPを選ぶにはどうすればよいのでしょうか。

この記事では、そもそもASPとは何を指すかという基礎知識からASP導入のメリット・デメリット、注意点まで解説します。

目次

    ASPの基礎知識

    ASPとは具体的にどういう意味なのでしょうか。ここではASPの基礎知識と従来のアプリケーションやサービス、SaaSとの違いを紹介します。

    ASPとは?

    ASPは「Application Service Provider」(アプリケーション・サービス・プロバイダ)の略で、インターネットを介してアプリケーションソフトの機能を提供するサービスやそのサービス提供事業者を指します。以前は事業者自体を指すことが多かったのですが、今は事業者の提供するサービスのことをASPと呼ぶことが一般的になりました。ASPの大きな特徴の一つが、どこにいてもサービスを使えることができる点で、インターネットを使える環境があれば、基本的にはPC(パソコン)やスマートフォンからすぐ利用できます。また、ASPは複数人での同時アクセスによる操作が可能で、顧客管理や販売管理などのサービスが提供されています。

    従来のアプリケーションやサービスとの違い

    従来のアプリケーションやサービスは、PCに直接ソフトウェアをインストールして利用していました。その場合、PCの故障などで新しく買い替えたときには、あらためてソフトウェアをインストールする必要があり、手間がかかったり、時にはセキュリティリスクを生じさせたりすることがありました。一方、ASPであれば、PCにソフトウェアをインストールする必要がなくなり、PCをネットワークに接続するだけで必要なサービスを利用できます。企業にとってはPCのメンテナンスやリプレースの際に、ソフトウェアのインストール作業を省略できるので、従業員数が多いほど大幅な工数削減につながります。

    SaaSやクラウドとASPの違い

    ASPの基本を理解できると、今度はSaaSやクラウドとの違いに疑問を持つ人もいるでしょう。誤解や混同されやすい点なので、違いを解説します。

    SaaSとの違い

    SaaSは「Software as a Service」の略で、日本ではSaaSもASPもほぼ同じ意味で使用されています。SaaSはASPよりも後に登場した概念で、ASPがサービス提供者やサービス自体を指すのに対し、SaaSはアプリケーションそのものを指して使われます。ASPのサービス自体をASPと呼ぶことがあるため、SaaSと混同されることがあるようです。

    SaaSについては以下の記事で詳しく取り上げています。

    関連記事:SaaSの代表例と導入のメリット・デメリット|PaaSやIaaSとはどう違う?

    クラウドとの違い

    クラウド(cloud)とは、「クラウドコンピューティング」の略称で、インターネット等のネットワークを経由して、ソフトウェアやデータベースなどの資源を利用するコンピュータの利用形態のことを指します。この仕組みを用いて提供されたサービスをクラウドサービスと言い、その例としてSaaSが挙げられます。ASPとSaaSはクラウドサービスの一つと考えてよいでしょう。

    ASPを利用するメリットとデメリット

    ASPを利用することで得られるメリットやデメリットについて解説します。少しずつ理解を深めていきましょう。

    ASPのメリット

    ・ネットワーク環境があれば利用できる

    前述したように、個別のPCにソフトウェアをインストールする必要がなく、基本的にはネットワーク環境さえあれば、場所を問わずどこからでもサービスやシステムを利用できます。端末もPCに限らず、スマートフォンやタブレットからもつながるので、移動しながらの利用も可能です。

    ・コストを抑えて利用しやすい

    ASPのコストは、比較的安価なものが多いため、コストカットが期待できます。特に初期コストはインストール型のソフトに比べて安いため、導入の初動でコスト面をめぐって検討する時間を短縮できるでしょう。また、月々のランニングコストも一定であることが多く、予算を立てやすいこともメリットの一つになります。

    ・管理システムを用意する必要がなく、運用リスクが少ない

    ASPは基本的にクラウドサーバーを利用するため、自社でオンプレミスのサーバーを構築する必要はありません。また、管理画面も用意されており、設定も比較的簡単なものが多く、UIも優れているため、運用面でのリスクも少ないのが特徴となります。アプリケーションのバージョンアップ作業もASP側が行ってくれる製品が多いので、いつでも最新のサービスを利用できます。

    ASPのデメリット

    ・機能の拡張や独自のカスタマイズが難しい

    ASPは不特定多数のユーザーやさまざまな企業が利用することを前提に作られていることが多いため、普遍的に利用しやすい一般的な機能を第一に実装されています。独自の自社システムと違って機能の拡張性はほとんどなく、カスタマイズ性も乏しいのがASPのデメリットといえるでしょう。

    ・共有サーバーの使用に伴うリスクがある

    ASPは基本的には共有サーバーを使用しており、低コストでの運用を実現できるようにしていますが、その半面、個人情報やデータ流出の危険性を念頭に入れておかねばなりません。また、サービス提供事業者が倒産し、サービスが停止することも考えられます。自社事業の安全と安定を求める意味でも、しっかりと吟味しましょう。

    ・ネットワーク環境に動作が左右される

    インターネットに接続するだけで使える便利さはありますが、アクセスの多い時間帯やネットワーク機器によってはつながりにくくなったり、動作が重くなったりする可能性があります。ASPの利用はネットワーク環境に依存するため仕方のないことではありますが、サービスを導入する際には安定稼働するか否かもチェックしましょう。

    ・トラブルの切り分けが難しい

    ASP、もしくは自社でトラブルが発生した際には、どちらの何が問題なのか判断しづらいケースがあります。例えば、ASPの管理画面の動作が重くなった場合は、ASPにアクセスが集中した可能性と、自社のネットワーク環境で問題が発生した可能性などが考えられます。ASP側のサポートが不十分で、解決まで時間をようする場合もあります。そうした場合に備えて導入前にはトラブル時の対応フローやサポート体制なども確認しておくことをおすすめします。

    ASP導入前に押さえておきたい注意点

    ASPのメリットやデメリットを理解できると、すぐに導入できる印象を持てるのではないでしょうか。しかし、導入の際にもいくつか注意点があるので、しっかりと把握しておきましょう。

    求めている機能があるか

    ASPを利用する際には、必ず事前に使いたい機能が提供されているか確認しましょう。前述したように、独自の自社システムではないのでカスタマイズ性に乏しく、決められた機能を利用することになるため、使い始めてからイメージしていた機能と違ったというケースも想定されます。そうならないためにもASPのサービスを導入することで果たしたい目的とそのための機能を明確にしておきましょう。

    セキュリティ対策は万全か

    ASPで利用しているデータは、クラウド上でデータ管理をするため、サービスを提供する企業のセキュリティに依存することになります。自社で情報管理するよりもリスクが高くなるという欠点が常にあります。ASPのセキュリティポリシーを確認した上で信頼できるところを選ぶのはもちろん、ASPで取り扱う情報の重要性をしっかりと認識して、自社でも定期的にデータのバックアップを行うことが重要です。

    トラブル発生時のサポートはあるか

    どんなサービスにもトラブルは付き物ですが、トラブルが発生した際のサポート体制やそのフローは事前に確認しておきましょう。どの程度のトラブルをどれだけの時間で解決してくれるのかはサービスを導入する際のポイントの一つになります。対応窓口や営業時間、担当者は専任で付くのか否かなど、できるかぎり詳細まで確認しておきましょう。

    テレワークにも役立つ、手軽で便利なASP

    今回はASPの基礎知識や導入時のメリット、デメリット、注意点を解説しました。ASPはイニシャルコストを抑えてサービスを迅速に導入できる上、管理工数もほとんどかからないため、比較的手軽に導入に踏み切ることができます。サービス自体のバージョンアップもASP側が行ってくれるため、メンテナンスに費やす時間やコストもかからないなどのメリットもあります。また、国内では働き方改革が提唱されていますが、ネットワーク環境さえあれば利用できるASPのサービスを導入することで、在宅勤務やテレワークに対応可能な労働環境の構築もできるでしょう。

    ぜひ自社にとって最適なASPのサービスを利用し、ビジネスに役立ててください。

    Marketing Native編集部

    記事執筆者

    Marketing Native編集部

    Marketing Native(マーケティングネイティブ)は株式会社CINC(シンク)が運営しているメディアです。 CMOのインタビューやニュース、Tipsなど、マーケターに役立つ情報を発信しています。
    Twitter:@market_native
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