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史上初VTuberドラマ「四月一日さん家の(わたぬきさんちの)」仕掛け人が考えるVTuberビジネスの未来

最終更新日:2022.05.10

VTuberとはバーチャルYouTuberの通称で、モーションキャプチャなどの技術を駆使して、主にYouTubeなどの動画サイトで活動を行う3DCGキャラクターを指します。VTuber市場の拡大をにらみ、GREE、サイバーエージェントなど多くのIT企業も関連会社を設立しています。

こうした中、ついにVTuberが女優として役を演じるという史上初のドラマが始まり、話題を呼んでいます。それが、テレビ東京のドラマ25「四月一日さん家の(わたぬきさんちの)」です。企画を立ち上げたテレビ東京・五箇公貴(ごか・きみたか)プロデューサーは、これまで数多くの実写映画やドラマを手がけてきました。なぜ今回VTuberが主役のドラマを作ることになったのでしょうか。これまで多くの映像コンテンツを手がけたプロの目から見て、VTuberにはコンテンツとしての魅力や将来性がどのくらいあるものなのでしょうか。

五箇プロデューサーと、技術班との調整役を担った株式会社ハローCOOの赤津慧プロデューサーのお二人に話をお聞きしました。

(取材・文:Marketing Native編集部・岩崎 多)

目次

VRの世界に入ってきたため、カブトムシの姿になった五箇プロデューサー(写真上)と、レッサーパンダになった赤津プロデューサー(写真下)。

ドラマだから衣装にもスタイリストがついている

――これまでもVTuberが登場する「アニメ」はあったかと思いますが、「ドラマ」と銘打ったものは史上初だと伺いました。制作に至った経緯を教えてください。

五箇さん(以下、五箇) 僕はテレビ東京でドラマと映画の企画プロデュースを担当しています。金曜深夜の「ドラマ25」は、実験的で新しいことをやる場所として位置づけられていて、珍しい企画も出尽くしたかなと思っていた頃に、放送作家の酒井健作さんとVTuberの話になり、その時に「これだ!」と直感しました。まだ、VTuberのドラマは誰も作ってないと思ったんです。

それで去年の6月頃、知人を介して赤津さんを紹介してもらい、カメラが4~5台ある空間内で複数のキャラクターが同時に動くことができないか相談したら、「できます」ということで企画が始まりました。

赤津さん(以下、赤津) 2017年12月に国立科学博物館で「VRウユニ塩湖」という展示を手がけまして、そこで複数人をVR上で同期させるという、今回のドラマの技術仕様に近いものを開発したことがあったので、撮影自体は可能だろうと思いました。ただ、技術的にはすごく大変でして、今までやられている方はほとんどいません。

五箇 VTuberはYouTuberですから、ワンカットのままカメラに向かって話すだけとか、ゲーム実況動画にしても合成するだけとか、映像的に細かい編集が必要なものではなかったんですね。だからこそあえて、ドラマ編集に耐えられるカメラアングル、カメラの動き、撮り方にすると、誰も挑戦していないから面白くなるのではないかと思いました。

赤津 これまでのVTuberは、普通のYouTuberと同様に3~5分ほどで完結する動画をたくさん作っていくというスタイルが主流でした。ドラマのような物語のあるVTuberはいなかったんですね。だから、五箇さんのお話を聞いて、私もこれこそ次世代のVTuberのあり方だなと思いました。

――今回のドラマは、実写の場合と同じ手順で制作されたと聞きました。具体的にどのように制作されたのですか。

五箇 VTuberってバーチャルな存在だから「ここまでしなくてもいいのではないか」という風には一切考えていません。アニメと捉えずに、3人とも1人の女優さんとして撮影したわけです。例えば、映画「海街diary」でいえば、長女を綾瀬はるかさん、次女を長澤まさみさん、三女を夏帆さんが演じていますよね。もし、そのキャスティングだったとしたら、スタッフも脚本イメージに適任だなと思う人たちにあたっていくわけです。今回の作品はコメディーなので、監督は、バカリズムさんとも仕事をしていて、笑いに対してのセンスも高い住田崇さんにお願いしたいと思ってオファーしました。脚本も、ふじきみつ彦さんなら『バイプレイヤーズ』やワンシュチュエーションの舞台などを書いていて、今回の作風に合うと感じました。それぞれオファーしてみたら、住田さんもふじきさんも引き受けてくれたという次第です。スタイリストも伊賀大介さんなら一番向いているかなと当たってみたら「面白そうですね」と受けてくれました。こうした進め方自体は実写のドラマと全く同じです。

赤津 制作プロセスとしては実写と変わらなかったんですが、違ったところとしては、初めから僕たち技術班がすべての打ち合わせに参加させていただいて、「これは技術的には難しいです」と意見を出していったことですね。衣装を決める時にもスタイリストの伊賀さんと直接お会いさせていただいて、数百枚くらい衣装を持ってきていただきました。そこで「これはCGにすると表現しづらいです」などとすり合わせをしていきました。技術チームからディレクションさせていただいたところが、これまでにない制作進行のあり方だったと思います。

VTuberだからこそのメリット・デメリット

五箇 脚本に関しても、技術的にこの表現はできる・できないとか、「これ以上小道具を出すとラインが崩壊するからやめてください」とか技術チームからの要請があって、その調整が大変でした。

赤津 普段交わらない業界のチーム同士だったので、「共通言語がない」ところからのスタートでした。お互いのすり合わせの作業に苦労しました。

五箇 例えば、演出家が小道具を「あの棚に適当に戻してください」と言うじゃないですか。そうすると、技術チームは「適当な場所なんてないです」「どこの座標のことですか」と聞いてしまう(笑)

赤津 「テーブルの上に置いてください」「上のどこですか?」「右の方です」「いや、右のどこでしょうか?」というやり取りになるんですね。最終的には紙に手書きで図解して、それをもとに細かいディレクションをしていくことになりました。

五箇 でも基本的に監督って、実写でも本来は小道具ひとつとっても細かいところまで全部決める役割なので、最初は今回の進め方に戸惑っていましたけど、だんだん慣れてきていましたね。

――演者がVTuberになることで、実写の俳優と比べてみて良かった点や、逆に悪かった点はありますか?

五箇 う~ん。メディアが違うのでなかなか比較しづらいですね。例えばVTuberはメイク時間の必要がないので時間短縮できるかなと思ったんですけど、3DCGセット内での場所を決めるための時間が割とかかり、結局、スタンバイの時間はそこまで変わらなかったですね。

赤津 確かに新しい表現をみんなで勉強してすり合わせながら作ったものだったので、一概には言いにくいところがあります。しかし、ひとつ大きなメリットとしては、現実世界では不可能なカメラアングルから撮ることができることが挙げられます。また、バーチャル空間内にプログラム上で設置したカメラで撮影しているので、カメラマンがいないんですね。だから映り込む心配がありません。

五箇 そうですね。あとは例えば、シーンを頭から最後まで通しで撮影してOKが出るとするじゃないですか。実写の場合はその後、カメラマンがいることによって撮れなかった別アングルも、必要ならもう一回再現して撮影します。VTuberの場合、役者がやったお芝居はすべて録画されていて、それを再度流すことができる。その際、バーチャル空間の別の場所にカメラを置き変えればいいだけで、わざわざもう一回撮り直す必要がないんですね。これは結構メリットとして大きいです。

長女・四月一日一花(いちか)役 ときのそら

(上がドラマでの役柄を演じるときの写真で、下が通常のVTuberとして活動する際の写真、以下同)

 

次女・四月一日二葉(ふたば)役 猿楽町双葉(さるがくちょう・ふたば)

 

三女・四月一日三樹(みつき)役 響木(ひびき)アオ

このように、それぞれ役柄の衣装と、普段VTuberとして活動する際の衣装は異なっています。ドラマでは衣装だけでなく性格や口調も普段と違っているので、VTuberが役を演じているということがわかります。

アニメとドラマの明確な違い

――今回「ドラマ」と銘打たれていますが、何も予備知識のない人が視聴すると「アニメ」に見えてしまうと思うのですが、アニメとの違いはどういう点ですか?

五箇 アニメーションって全部のシーンにきっちりと絵コンテがあって、事前にすべて決められています。一方ドラマは、もちろん脚本はありますが、現場で実際に俳優が動いた動きに対して、カメラマンと監督がカットを割ってどう見せていくかっていうのを後から決めていくんですね。

今回は後者で、VTuberの女優さん達がセットの中で行った動きを、モニターで見ている監督たちがどういう画にしていくか決めていく。例えば、監督が彼女たちに「もう1歩分だけ遅れて部屋の中に入って」と指示し、それに「わかりました」と応じて変更するリハーサルを行うことで、バーチャル空間上で細かく調整していくんですよ。現場で演出して作っているわけです。

赤津 アニメでは決められた絵になってしまいますが、実際に撮りながら柔軟に変更していくというディレクションができるのはドラマならではですね。

五箇 アドリブが面白かったらそのまま演技を止めないで回しておいて、後で編集するという撮り方も行っていて、これもドラマ寄りの手法ですね。

赤津 アニメの場合アフレコで声を当てるんですが、VTuberの場合、実際に動いたり喋ったりしながら収録しています。だから、本当に生きているようなナマ感のある映像になっていて、ここもアニメとの大きな違いだと思います。

また、アニメでは非常に作成時間のかかるカメラの動かし方も簡単に採用できるというところも違います。Unityというゲームエンジンを使っていますので、例えばカメラを振るだけで背景の書き込みが倍ぐらい増えるようなシチュエーションでも気軽に動かせます。同じカメラアングルをアニメで作ろうとすると、さらに1年ぐらいかかっていたと思います。ものにもよりますが、30分のアニメの制作期間は大体1年から1年半ほどですから。

VTuberは体験型コンテンツとしての可能性が大きい

――実際にドラマを制作されてみて、VTuberのコンテンツとしての将来性はどのくらいあると感じていますか?

赤津 VTuberはアニメと実写の中間に位置する新しい映像手法の発明だと思います。僕の会社はアニメも普段から作っているのですが、アニメに比べると制作期間を圧倒的に短くできるので、この映像手法で表現する作品は今後増えてくると思います。

五箇 期間だけでなく予算もアニメより少なくて済みますね。映像にはハイスペックを追い求めるものと、そこまでハイスペックでなくても満足できるものの2種類があると思っていて、今後、VTuberは後者の部類になっていくだろうと感じています。

このドラマは、VTuberファンではない一般の方たちにも向けて作っています。だから、動きが少しカクカクするなど、やや人間っぽくない動きも、この世界の味わいのひとつと感じてもらえるのではないかと思って、あえて過剰には修正していません。

演者のVTuberの3人に対し、現時点では、日常系のシチュエーションコメディが一番合っていると思ってドラマを作っていますが、こればかりではいずれ飽きられると思います。SFとか時代劇とか他のジャンルにも挑戦して、僕ら以外の人たちも参加することで、VTuberという映像手法がブラッシュアップされていけば、コンテンツとしての可能性は非常に大きいと思いますね。

赤津 あと、ドラマに登場する部屋などもCGで作るため、例えばファンの方がVR機材を使うことで、出演者が普段の生活をしている部屋に入り込むこともできます。つまり、アウトプットが映像だけにとどまらないわけです。VTuberドラマの延長線として、VRやARなど、映像にコミュニケーションが加わった体験も作っていくことができると思います。

五箇 舞台や劇場にスクリーンを置いて、お客さんを入れてお芝居をしたり歌ったりなどのショーもできる。バーチャルとリアルの両方を行き来できるので、ビジネスとしてはすごく可能性が大きいと言えますね。

運用コストや心理面でのハードルを下げるVTuber

――VTuberをビジネスに活用するとしたら、どういうコラボレーションが考えられますか?

赤津 例えば、茨城県公認のVTuber(茨ひより)など登場してきていますが、ゆるキャラなどのご当地キャラがVTuberへと移り変わっていくという流れがあります。普通にキャラクターを作って、着ぐるみを作って稼働させたり、アニメを制作したりするよりも、VTuberのほうが制作コストを安く抑えられるんですね。それに、そもそもYouTubeというプラットフォームで活動するキャラクターなので、初めからPRや拡散を目的とした活動ができます。

五箇 これまではVTuberを制作するシステムの構築や運営コストが高かったんですね。テレビ東京の相内アナもVTuberの活動をしているのですが(バーチャルアナウンサー・相内ユウカ)、パソコンひとつだけで全部配信できるツールも多く出てきています。操作も簡易化されて、コストも低くなってきているので、ひと昔前と比べてかなり参入しやすくなってきています。

バーチャルアナウンサー・相内ユウカ

赤津 今、VRが女性にも普及し始めていて、「VRChat」などVR上のコミュニケーションも結構増えてきています。これらのサービスには自分のアバターを設定することが必要になるので、個人も自分のアバターを持ち、コミュニケーションを取りながら仮想空間上に街を作り始めているわけです。このアバターが、もはやVTuberになってきていると感じています。

この流れが進んでいくと、発信する上で生身の自分の姿を見せずとも良くなります。例えば、ただ歌が上手くて歌を歌いたいという方も、自分の容姿を見せずに歌手として活動できる可能性が出てくるわけです。

――自分の姿を晒すのが嫌で、YouTubeで発信できないという人は結構いると聞きますが、その心理的ハードルも下がるということですね。

五箇 これはすごく良いことだと思いますけどね。

近い将来VTuberビジネスで起きること

五箇 今後マーケットが大きくなっていくと、おそらく強いIPがVTuber化されていきます。我々含めこれまでの既存のVTuberたちは、この変化にどのように対応して共存していくかが、ひとつの課題になるでしょうね。

赤津 実際にキティーちゃんもVTuberになっていて、チャンネル登録数も伸びていて人気です。VTuberって結局、新しい映像制作の手法なので、アニメ制作会社も扱うようになるという流れが自然に発生すると思います。今後、例えばエヴァンゲリオンのキャラクターだとか、既にみんなが知っているキャラクター、すでに売れているキャラクターがVTuberにも進出した時に、市場がどう変化するかというのは気になりますね。

――これまでアニメとコラボレーションしていた企業が、VTuberを起用するように移り変わっていくということですか?

赤津 そうですね。例えばスーパーマーケットの店頭販売をVTuberが行うなど、今までアニメで行ってきた表現から、さらに一歩踏み込んだコミュニケーションが行えるVTuberへと移り変わる予感はしています。

VTuberファンの感情の高まりを見ていると、キャラクターとお話ができる、コミュニケーションがとれるってすごいことだなと再確認しています。例えば、今回のドラマの出演者の響木アオのライブでは、ファンの方と一対一でお話する企画とか、一緒に写メが撮れる写メ会とかもやっているんですね。縦長の等身大サイズのモニターに映して、一緒にハートを作る写真が撮れるんですけど、アイドルと一緒で、ファンの方は本当に好きな人が立ったかのように緊張して喋れない方とか、立った瞬間に告白する方までいました。

自分の好きだったキャラクターと一対一でお話ができる経験って今までできなかった表現なんです。例えば、小学生か中学生くらいの頃に読んでいた『I”s(アイズ)』とか『いちご100%』のような恋愛ものの漫画に好きなキャラクターって、誰にでも必ずいたはずで、もしアイズの伊織ちゃんと実際目の前でお話ができるってなったらすごく緊張すると思うんですよね。話すなどのコミュニケーションを取れるようになったという点がVTuberのメリットです。

――今後、VTuberビジネスが海外へと発展していく可能性はありますか?

赤津  VTuberは日本で生まれた文化であり表現方法です。現在、中国の動画共有サイトbilibili(ビリビリ)がVTuberに注目していているなど、海外にも広がる可能性を強く感じています。いずれ世界に打って出る表現方法にもなってくると思います。

五箇 現在、VTuberの数はおよそ7000人いるそうです。数はいるのですが、今後はそれぞれがどれだけマネタイズできるかが問われていくことになると思います。

VTuberはSNSプロモーションとの親和性が高い

――今回、ひとつお聞きしたかったのですが、まだ情報もそんなに出していない放送1カ月以上前から、今回のドラマのコミカライズ版の作家を募集するとか、主題歌の「踊ってみた」動画を投稿募集するなど、さまざまなキャンペーンを実施されています。そのような状態でキャンペーンを行っても反響があるものなのですか?

五箇 すごく反響がありますね。

赤津 もともと自分の好きなVTuberをイラストで描くという流れが「pixiv」(*)などで起きています。さらにそこから個人の作家さんがどんどん二次創作していく。ファンの方はVTuberを人格として見ているから、イラスト化されることへの喜びがあるんですね。

*自分で描いたイラストや漫画、小説を投稿したり、他人の作品を評価したりすることでコミュニケーションが取れるSNS。オリジナルだけでなく、二次創作のイラストも多い。

コミカライズの作家募集コンテストにしても、まだ解禁している情報は、トレーラーとWebサイトと簡単なリリースくらいなんですけど(*)、応募されている方々、皆さん「四月一日さん家の」の世界観をすごくきちんと捉えていますね。ストーリーもオリジナルで書いている方が多いですけど、実際にドラマで使えそうな具体的なエピソードばかりなんです。

*取材は放送1カ月以上前の3月上旬。作家募集は締め切られており、コミカライズ版は講談社「コミックDAYS」にて連載中。

ファンの心情的にも、もっとVTuberを普及させたいという動きがありまして、もっとこのVTuberを世の中に知ってもらいたいという思いで応援している人が多いです。そういう意味で、現状VTuberはSNSで拡散されやすいコンテンツですね。

――公式Twitter(@watanukisanchi)を運営されているおかめさんはどう思いますか?

「四月一日さん家の」の公式Twitterを管理している亀で、ドラマ内にも御亀役として登場しています。おかめさんの努力の甲斐もあって、なんと4月19日の初回放送直後には「#四月一日さん家の」がトレンド1位を取得したそうです。

おかめ 熱狂的なロイヤルカスタマーが多くて、皆さんが宣伝媒体になってくれるんです。非常にあたたかいです。

赤津 あたたかくて優しいですよね、ファンが。

五箇 本当にそうです。泣きたくなるくらいありがたいですね。

おかめ フォロワー数に対して、エンゲージメント率もかなり高くなっています。

赤津 実写とかアニメって見慣れた表現なので、ファンも「どれくらい面白いのか見てやろう」みたいな上から構えている人が多いです。でも、VTuberは新しい表現なのでそういう人も少ない。それにファンの方は、先駆けてVTuberにはまっている「誇り」みたいなものを持っています。いかにVTuberを民衆化していくか、当たり前にしていくかということで、応援してくれる方は非常に多い状況です。みんなで盛り上げていこうという雰囲気がすごくありますね。

五箇 実写と比べてVTuberのほうが、はるかにSNSプロモーションに向いていますね。例えばSNSでなにかシーンをアップするにしても、事務所などの確認がたくさんありますから、スピード感に劣るところがあります。でもVTuberの場合は、全部のシーンがある意味OKテイクだし、もちろん事務所もありますが、普段からYouTubeを主戦場として活動しているので、映像がSNSで使用されることに対して抵抗がないんです。むしろ、もっとこうしたらいいのではないかと意見を出してくれます。普通の芸能事務所の場合「何に使うんですか?」から始まりますから。

赤津 VTuberはSNSで拡散されやすいので、今後、企業のマーケティング施策としても良いコンテンツになるのではないかと思います。なんと言っても、あのサントリーさんもVTuberを作っているわけですから。

――ありがとうございました。

 

▼番組情報
ドラマ25「四月一日さん家の」
テレビ東京・テレビ大阪・テレビ北海道・TVQ九州放送:毎週金曜深夜0時52分~
奈良テレビ:毎週月曜深夜1時~(2019年5月6日放送開始)
テレビ和歌山:毎週木曜深夜1時35分~(2019年5月9日放送開始)
https://www.tv-tokyo.co.jp/watanuki/
(C)「四月一日さん家の」製作委員会

 

記事執筆者

岩崎多

いわさき・まさる
出版社2社でビジネス誌やモノ・グッズ誌の編集、週刊誌の編集記者を経験し、2019年1月CINCにジョイン。編集長として文房具ムックシリーズを立ち上げ、累計30万部以上を記録。
X:@iwasaki_mn
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