b8ta Japanが、「b8ta Tokyo – Shibuya」を本日11月15日にオープン。国内3店舗目となる同店には、Marketing Nativeでも過去に取り上げたsnaq.me(スナックミー)のほか、cocktail graphy(オルビス)、クロスオーバーEV「日産ARIYA」などの大型商品をはじめ、41ブランドが出品する。
渋谷駅から徒歩約1分の立地にオープンする新店舗のコンセプトは「より進化した体験型ストアを見据えた実証実験店舗b8ta 1.5」。b8taのビジネスモデルであるRaaS (Retail as a Service)をさらに進化させるために、4つの新しい取り組みを実施する。広報担当者によると、マーケターに特に注目してほしい取り組みは「b8ta Tokyo – Shibuya」限定オリジナルアプリとのこと。
目次
「b8ta Tokyo – Shibuya」における4つの新たな取り組み
b8ta Tokyo – Shibuya 外観
1.デンソーウェーブとの協働により、店舗前の人流データを獲得
株式会社デンソーウェーブの持つ人流データ計測技術を用いて、店頭マーケティングの実証実験をオープンから1年間実施する予定。この技術を用いると、カメラ画像を使用せず広い範囲の人流を計測できるため、公共性の高い場所であってもプライバシーを侵害せずにマーケティングデータを収集することが可能となる。
b8ta Tokyo – Shibuya 内観
2.新たにカフェスペースを設置し、食品カテゴリーの体験を拡充
「b8ta Tokyo – Shibuya」では、既存店舗で取り扱いが少なかった食品カテゴリーを充実させ、試飲や試食などの体験を提供。利用者はアンケートに回答すると、試飲または試食できる仕組みだ。またカフェスペースでは、b8taオリジナルのコーヒーをオーダーすることもできる(オープン時はアプリのダウンロードで全カフェドリンクメニューを税込88円で注文できるキャンペーンを実施中 ※)
※ キャンペーン内容は予告なく変更になることがあります。
3. 店内での体験をリッチにするアプリの開発
「b8ta Tokyo – Shibuya」限定オリジナルアプリの開発により、利用者は商品紹介のQRコードを読み取ることで、より手軽に店内での商品やサービスを体験・発見できるようになっているほか、帰宅後も店内で体験した商品情報を閲覧可能だ。
利用者はアプリ登録の際に、性別や生年月日などのユーザー情報を入力する必要があるため、企業はより正確な来店客データを取得することができる。また、QRコードを読み取ってもらう商品ごとにアンケートページが設けられており、利用者はアンケートに協力するとスタンプを獲得し、貯めたスタンプを店内で利用可能なクーポンなどに交換できる仕組みだ。そのため、b8taテスターの接客以外でも、体験のフィードバックに関するデータを取得できるようになるという。
広報担当者は『「より進化した体験型ストアを見据えた実証実験店舗b8ta 1.5」をコンセプトに掲げているとおり、実店舗での体験価値向上のために来店客からどのような機能や体験が求められているのかを探っていきたい』とのこと。
4.フレキシブルなイベントスペース
新店舗では可動式什器を導入し、使用しない際は什器を壁面に収納できるようになったため、国内のb8taでは初、かつ最大の商品となる日産自動車株式会社のクロスオーバーEV「日産ARIYA」が展示されている。
b8ta Tokyo – Shibuya詳細
- 店舗名:b8ta Tokyo – Shibuya
- 営業時間:11:00 – 19:30
- 定休日:不定休
- 所在地:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1丁目14番11号小林ビル1階
b8ta公式サイト
売らない小売のパイオニア、b8ta Japanの新店舗「b8ta Tokyo – Shibuya」の内部を初公開