[最終更新日]

2019/05/24

 

モバイルフレンドリーとは?チェックに使えるツールと対応方法

モバイルフレンドリーとは、モバイルデバイスでのWebサイトの閲覧を快適にするGoogleのアルゴリズムです。背景には、スマートフォンでのWebページの閲覧が世界的に増大していることが挙げられます。SEO対策においてモバイルフレンドリーへの対応は当たり前になってきており、スマートフォンで閲覧するユーザーを意識したサイト作りは急務と言えるでしょう。具体的には、何に取り組めば良いのでしょうか。

この記事では、モバイルフレンドリー対策に取り組みたい人に向けて、モバイルフレンドリー対応ページの確認方法と作成の仕方についてご紹介します(※2018年7月に一部内容を修正し、更新いたしました)。

 

 POINT
・検索上位を目指すなら、モバイルフレンドリーへの対応は必須。
・Webサイトのステータスを知るにはモバイルフレンドリーテストでチェック。
・モバイルフレンドリー対応にするには、レスポンシブWebデザイン、ダイナミックサービングでWebサイトを構築。

 

    

目次

モバイルフレンドリー対策の必要性

検索エンジンもスマートフォンによるぺージの閲覧を前提としたアップデートが行われています。まずはモバイルフレンドリーの概要を見ていきましょう。

モバイルフレンドリーアップデートの概要

2015年4月にGoogleのランキングアルゴリズムが変更され、全世界でリリースとなりました。スマートフォンでの閲覧に適したページの検索順位を引き上げる仕組みに変更されました。
これはスマートフォンが世界的に普及し、検索するユーザーの数がPCで検索するユーザーの数を上回ったことに起因しています。Googleの調査によると、アメリカではモバイル検索の77%が自宅や職場で行われており、PCがあるところでもモバイルで検索している人が多いことがわかっています。つまりGoogleは、モバイルで検索するユーザーにとって、いかに使いやすいかを重要視するようになったと言えます。

基本的にモバイルフレンドリー対応のサイトでは、PCサイトの表示がモバイル画面に合わせて配置されます。一方、対応していないサイトではPCで生成されるページがそのままモバイル画面に表示されます。その場合、ページ全体が小さく表示されて見づらく、ユーザーはページをズームして読む必要が出てきます。そのため、ユーザーはサイトの閲覧しにくさからストレスを感じ、ページを離脱するおそれがあります。

Mobile Search Moments Study Think with Google

モバイルフレンドリーへの対応は急務

2016年5月にはモバイルフレンドリーアップデートが強化され、モバイルフレンドリー対応はGoogleの順位決定指標の一つとなりました。このとき、すでにモバイル対応になっているサイトには、モバイルフレンドリーアップデートの影響はありませんでした。一方、モバイルフレンドリー未対応の場合は検索結果の順位が下がる可能性が高くなり、モバイル対応しているか、していないかがサイトの検索順位に影響することとなったのです。

また、Googleはモバイルファーストインデックス(MFI)の導入も開始しています。Googleが「準備が整っている」と判断したWebサイトからMFIに移行し、これまでPC向けページの評価を基準に決めていた検索結果の順位を、モバイル向けページの評価をもとに決めるようになります。MFI移行後は、PCで検索しても、モバイル向けページの評価を基準にした検索結果が表示されるようになります。
Googleは2018年以降の導入を発表しましたが、具体的な日付はまだ決められていません(2018年1月時点)。

Googleはモバイルファーストインデックスに向け、2017年12月に一部公開していたモバイル対応へ向けたTipsの中には、構造化マークアップも含まれています。モバイル向けサイトの構造化データをマークアップしていない方は、対応しておくと良いでしょう。

モバイルフレンドリー未対応の場合の影響

サイトがモバイルフレンドリー未対応だった場合、検索順位は下がるおそれがあります。ユーザーの多くがスマートフォンからの閲覧に移行してきていることもあり、検索順位が下がると、サイトへの流入数減少も避けられないでしょう。また、ユーザーにとって閲覧しにくいサイトは、離脱率も高くなるおそれがあります。

まずはモバイルフレンドリーテストで確認を

モバイル対応ページを作成するにあたって、まずは自社サイトがモバイルフレンドリーに対応しているかどうかを確認しましょう。ここでは確認するためのツールをご紹介します。

モバイルフレンドリーテストの概要

モバイルフレンドリーテストとはGoogleが提供するツールです。誰でも無料で確認することができます。使い方は簡単で、テストしたいページのURL全体を入力するだけです。通常、テストは1分もかからずに行われます。

テスト実施後は2つの結果が表示されます。1つは、ページがモバイル端末でどのように表示されているのかを示すスクリーンショットで、もう1つはモバイルフレンドリーに対応していない箇所の一覧です。サイトがすでにモバイル対応していて問題がない場合は、緑色の文字で「このページはモバイルフレンドリーです」と表示されます。

モバイルフレンドリーテスト以外の便利な診断ツール

モバイルフレンドリーテスト以外で役立つツールを3つご紹介します。

Google Developers PageSpeed Insights

Google Developers PageSpeed Insightsは、モバイル端末やPC向けぺージのパフォーマンスを評価し、ページの改善方法を提案してくれるツールです。速度と最適化という2つの観点でスコアが表示され、モバイルフレンドリーテストよりも詳細にページのパフォーマンスがわかります。ページの改善方法を具体的に知りたい場合におすすめです。

Google Test My Site

Google Test My Siteはモバイル端末専用の表示速度のパフォーマンスを詳細なレポートで受け取ることができるツールです。また、同業種のサイトのパフォーマンスとローディングスピードを比較することが可能です。

1ページ目はレポートのサマリ―です。読み込みスピードと想定離脱率が表示されます。

2ページ目は同業他社との比較です。競合他社の読み込みスピードを確認することもできます。

3ページ目では、最終的にGoogleが推奨する改善案で見込める表示速度がわかります。優先度の高い修正点についても、確認できます。

Google Search Console

Googleで探索した際のパフォーマンスを監視、管理するために使用するGoogle Search Consoleでも、モバイルフレンドリー対応か否かを確認できます。画面の左メニューから検索トラフィック、モバイルユーザビリティーの順にクリックすると確認画面が表示されます。エラーがあった場合、エラー内容とエラー該当ページが表示されます。問題ない場合は「エラーは見つかりませんでした」と表示されます。サイト全体を一括で確認したい場合におすすめです。

モバイルフレンドリーに対応するための方法

ここでは、Googleが推奨しているモバイルフレンドリーの対応方法と、実装する上でのポイントをお伝えします。

レスポンシブWebデザインでサイトを構築する

レスポンシブWebデザインとは、ページの閲覧者の利用端末に応じて、レイアウトやデザインが自動で切り替わる設定のことです。Googleが推奨しているモバイルフレンドリー対応方法の一つで、PCサイトとスマートフォンサイトを別々に作成する必要がありません。そのため、Webサイトの更新も一括で済み、手間が省けます。

ダイナミックサービングでサイトを構築する

ダイナミックサービングとは、一つのURLを利用しながら、ページ閲覧者によって異なるHTMLを配信する方法です。レスポンシブWebデザインと同様に、Webサイトの更新は一括で済みます。ただし、PC閲覧時にあったコンテンツがモバイルで閲覧した際に省略されてしまう場合があるので注意が必要です。

GoogleのモバイルフレンドリーSEOを参考にする

モバイルフレンドリー対応の実装にあたっては、Googleのデベロッパー向けガイドラインを参考にすると良いでしょう。このガイドラインの中でも、コンテンツの読み込み速度が遅いモバイルサイトはユーザーの不満が増すおそれがあるとして、検索ページの表示速度の重要性が述べられています。そのため、今後はAMP対応も重要になる可能性があります。

モバイルで検索するユーザーを意識したサイト作りを

自宅や会社、移動中など、場所を問わずスマートフォンで検索するユーザーが主流になっている中、モバイルフレンドリーへの対応は必要不可欠です。自身のサイトが対応しているか確認したことがない方は、一度テストツールでチェックしてみましょう。また、モバイルフレンドリーの対応方法はさまざまです。一般的にはレスポンシブWebデザインかダイナミックサービングでサイトを構築することになりますが、各方法の特色を知り、選ぶことが大切です。今後予想されるモバイルファーストインデックスの導入にも向けて、ユーザーの使いやすさを意識したサイト作りを心がけていきましょう。

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