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AMP対応ページのテスト方法|エラーを確認できるツール4選

最終更新日:2022.05.17

AMP(Accelerated Mobile Pages)に対応すると、モバイル端末向けのページを高速表示することができます。実装時はテストを行い、適切なAMP対応ページを作成することが大切です。
スマートフォンが普及した結果、ユーザーの多くはモバイル端末を利用してWebページを閲覧するようになっています。GoogleもMFIの導入を発表しており、今後はモバイルページにおけるUXの向上を一層意識する必要があります。
ユーザビリティを向上するうえで、AMP対応ページの作成は欠かせません。今回は、AMPを実装した際、適切にページが表示されるかどうかを確認するツールをご紹介します。

目次

AMPテストで確認する

AMPテスト」はGoogleが提供しているAMP実装確認ツールです。AMPに対応しているかどうか、検索結果での表示は適切か、どこを修正すれば良いのかなどを確認できます。

確認手順

具体的な確認手順は次の通りです。

1.AMPテストにアクセスしたら、確認したいページのURLを検索窓に入力します。

HTMLに問題がなければ、「有効なAMPページです」と表示されます。

2.「検索結果をプレビュー」をクリックすると、実際の検索結果でどのように表示されるかを確認できます。

3.AMPページではない場合、「AMP ページではありません。この URL は AMP ページではありません。AMP ページへのリンクも設定されていません。」と表示されます。

4.HTMLに問題がある場合は、修正必要箇所が指摘されます。

5.指摘に合わせて修正を行いましょう。

AMP Validatorで確認する

AMP ValidatorはAMPプロジェクトが提供しているツールです。WebページがAMPに対応しているか、AMP HTMLが有効かどうかを確認できます。
Chrome版とWeb版に分かれているため、使用するブラウザによって使い分けましょう。

AMP Validator(Chrome版)

Chromeウェブストアから拡張をインストールすると、表示中のAMPページにバリエーションエラーがないかどうかを確認可能です。

確認手順

1.確認したいサイトにアクセスします。

2.アイコンが対応ページの状態によって異なる色で表示されます。

アイコンの色 意味
灰色 AMP対応ではないページ
青色 AMP対応のページがある。クリックすると、AMP対応ページへ飛べる
AMP HTMLが有効なページ
エラーがあるAMPページ

3.赤アイコンの場合、クリックするとエラーを確認できます。

4.表示されたエラーに基づいて、修正を行います。

AMP Validator(WEB版)

Chrome版と異なり、インストールは不要です。

確認手順

1.AMP ValidatorのWebページにアクセスします。

2.確認を行いたいページURLを入力します。

3.VALIDATEをクリックします。

4.ページソースとエラー内容が表示されます。

5.表示されたエラーに基づいて、修正します。

Search consoleで確認する

サイトの管理と分析に用いるSearch consoleでもAMPページのエラーを確認することができます。

確認手順

1.Search consoleにログインします。

2.ホームからチェックしたいサイトを選択します。

3.「検索での見え方」から「Accelerated Mobile Pages」を選択します。

4.AMPのインデックス数やAMPページに発生しているエラー内容が表示されます。

5.エラー内容に従って修正を行います。

デベロッパーツールで確認する

デベロッパーツールはChromeに搭載されている機能のことで、AMP HTMLのバリエーションをチェックできます。

確認手順

1.AMPページの末尾に「#development=1」を付けてページを表示させます。

2.デベロッパーツールを起動させます。

  • Chromeの場合は「Chromeの設定(右上の3本バー)」→「その他のツール」→「デベロッパーツール」の手順で起動させます。

  • Chrome以外の場合はCtrl+Shift+i(Windows) 、もしくはCmd+Opt+i(Mac)のショートカットで起動させます。

3.Consoleのタブをクリックします。

4.分析結果が表示されます。
1行目に「Powered by AMP」と表示されている場合、AMPページとして認識されています。適切にAMP対応がなされていない場合はエラーが表示されます。

▲あるサイトのAMPページを確認した結果

5.エラーに従って修正を行います。

Googleに修正を認識してもらう

AMP対応ページを作成しても、すぐに反映されるわけではありません。クローラーにページがAMP対応したことを認識してもらう必要があります。ここでは、クローラーに巡回し、情報を読み取ってもらうための方法をご紹介します。

Googleに認識してもらう方法

クローラーにAMP対応したことや修正したことを認識してもらう方法は4つあります。

1.AMPテストの「GOOGLEに送信」を使用する
AMPテストを介して、Googleにリクエストを送信します。

2.Fetch as Googleを利用する
AMP対応させたページが少ない場合におすすめです。
Fetch as googleの詳しい使い方は下記ページでご紹介しています。

「Fetch as Googleの使い方|サイトの更新時に利用したい2つの機能とは」

3.xml sitemapを送信する
AMP対応させたページが複数ある場合、xml sitemapを利用すると、効率的にクローラーにクロール依頼を行えます。
送信時に<lastmod>を設定すると、優先的にクロールしてもらうことができます。

4.自然と再クロールされるのを待つ
クローラーは本体ページにあるrel=amphtmlを発見すると、対応しているAMPページのクロールも試みます。ほかの方法に比べてクロールされるまで時間はかかりますが、自然と再クロールされるのを待つのも一つの手です。

AMP対応はUX向上のための一つの手段

AMP対応はユーザビリティ向上に大きな影響を及ぼします。
Googleもモバイルファーストに移行しつつあるため、今後はAMP対応が必要になってくるでしょう。
しかし、AMPに対応させることは手段であって目的ではありません。
サイト本来の目的は、流入数の増加やCVRを上げることなどではないでしょうか。AMPに対応し、テストツールで有効であることを確認できたら、引き続き良質なコンテンツ作成やUXの改善に注力していきましょう。

記事執筆者

Marketing Native編集部

Marketing Native(マーケティングネイティブ)は株式会社CINC(シンク)が運営しているメディアです。 CMOのインタビューやニュース、Tipsなど、マーケターに役立つ情報を発信しています。
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