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Instagram運用で急成長のSAKIYOMI寄稿 マーケターが知っておくべき「2022年Instagram大予測」

最終更新日:2022.01.06

情報収集ツールとしての利用が活発化し、ショッピング機能の拡充も図られていることなどから、今や多くの企業が参入し、活用しているInstagram。2022年以降、運用担当者はどのようなことを意識すれば良いのでしょうか。

Instagramに特化してマーケティング支援を行う株式会社SAKIYOMIに「Instagramの今までとこれから」について寄稿していただきました。これまでのInstagramの傾向を踏まえつつ、2022年以降の予測を立てています。

目次

    【寄稿】

    近年若者たちの購買行動において大きな鍵を握るようになったInstagram。10-20代の多くがInstagramで情報収集をしているとも言われています。

    直近ではストーリーズのリンク機能の仕様変更やキーワード検索の実装など、様々な機能の開発が続くInstagramは今後どのようになっていくのか。2021年の振り返りとともに2022年の予測をしていきます。

    これからはInstagramでの『5秒買い』が当たり前になる

    コンテンツとユーザー双方向からのアプローチが可能に

    Instagramでは以前からコンテンツとユーザー双方からアプローチができ、ユーザーがコンテンツを探すハッシュタグ検索とコンテンツからユーザーにアプローチできる発見タブ(検索画面)があります。

    1つのワードでしか検索できないハッシュタグ検索において、ユーザーが欲しい情報を見つけることは容易ではありませんでした。ところが2021年11月に実装されたキーワード検索によってキャプションに入っている文字を複数同時検索することが可能になり、ユーザーの情報検索がより充実し始めました。実際にキーワード検索の利用率を調査したところ、実装からわずか1カ月で「利用したことがある」と回答した人が約70%と高く、今後さらに利用が加速していくと考えられます(2021年12月25日 SAKIYOMI調べ)。

    ▲SAKIYOMI調べ

    また、発見タブに関してもアップデートがありました。これまではフィード投稿のみの表示でしたが、フィード投稿に加えリールやIGTVなどのInstagram動画も発見タブ上に表示されるようになり、直感的な商品訴求が可能になりました。

    キーワード検索機能の実装と発見タブでアピールできる情報の拡充に伴い、今後Instagramはこれまで以上に若者のメイン情報収集ツールとして活用されることが想像できます。

    将来的には発見〜購買までがInstagram内で完結

    Instagramは精度の高いレコメンド機能を持ちます。そのレコメンド機能によってユーザー個人の嗜好に合った偶発的な出合いを創出する場が発見タブです。

    発見タブによって、ユーザーは図らずも自分の興味関心のあるコンテンツに出合うことができます。レコメンドされたコンテンツを見ることでユーザーは購買欲求を刺激され、保存機能でコレクションしたり、サイトへ遷移して決済まで完了したりと、Instagram内で認知〜購買までを一連で完結させることが可能です。将来的には、Instagram内でチェックアウト機能も実装予定となっており、米国ではすでに実装されています

    また2021年6月に弊社でInstagramのユーザーを対象に行った調査結果から、Instagramを使用するシーンとして最も多いのは「時間を持て余した時」(62.8%)との結果が出ました。さらに、明確な目的なくInstagramを開いたユーザーの半数以上が発見タブを閲覧する(タブる)ことも判明しています。

    ▲SAKIYOMI調べ

    また、「実際に発見タブからリーチしたコンテンツで訴求されている商品を購入したいと思ったことはあるか」を調査したところ、74.1%の人が発見タブの投稿から購入したいと思った経験が「とてもよくある」「よくある」と回答しているデータもあります。何気ないときに発見タブを開く人が多く、さらにそこからリーチしたコンテンツで訴求された商品を「購入したい」と思う人も多数いることから、Instagramでは購買が発生しやすいことが伺えます。

    発見タブで一瞬にして自分の欲しい商品に出合い、認知〜購買までをInstagram内で完結させられるようになれば、コンテンツと出合ってから5秒以内に購入されることも可能性としては低くないと考えられます。

    ECサイトへの遷移以外での収益化方法もスタンダードに

    1.インストリーム広告の実装とクリエイターのYouTuber化

    2021年11月に、インストリーム広告を導入することが公式から発表されました。インストリーム広告とは、動画再生時に流れるコンテンツとは関係のない広告のことを指します。YouTubeで取り入れられているのがこの広告に該当します。

    また同時に、Instagram側からコンテンツを作成しているクリエイターに対して広告費として報酬の支払いをするとの発表もありました。これまではどんなに動画が再生されてもクリエイターへの報酬は皆無でしたが、今後はインストリーム動画広告を利用することで、再生回数に応じてクリエイターへの報酬が発生します。

    インストリーム動画広告の登場によってInstagramからの収益だけで数百万円もの金額を稼ぐインスタグラマーが現れるかもしれません。インスタグラマ―はますます職業化し、YouTuberと同様の生計の立て方が可能になるのです。

    2.「エンタメ」→「商品購入」のプラットフォームへ

    数年前までは映える写真や充実した日常生活を発信する場として活用されていたInstagramですが、ライブコマース(※)やショップ機能など商品販売機能が搭載されたことを機に商品購入のプラットフォーム化が進み始めました。

    ※編集部註:インスタライブ上で、商品タグの設定ができるようになったことを指します。決済機能までは搭載されていません。

    さらに公式からAPIが公開されたことでChatBotなど公式外サービスが登場したことで顧客ごとにパーソナライズ化された対応が可能となり、Instagramでこれまで以上に購入への流れが加速することは間違いないでしょう。

    Facebook社は2021年6月2日(米国時間)、ビジネスがInstagram上でより充実したメッセージング体験を提供できるよう、Instagram用のMessenger APIをすべての開発者に公開しました。

    出典:Meta「Instagram用のMessenger APIをすべての開発者に公開、ビジネスがInstagram上でより充実したメッセージング体験を提供できるように

    また、相性がいいのは通常の商品購入だけではありません。「大切な人や大好きなことと、あなたを近づける」というミッションを持つInstagramと、応援購入の要素を持つクラウドファンディングは相性が良く、これから流行るのではないかと予想しています。実際に弊社でInstagramを使用してクラウドファンディングを実施したところ、3回連続で1000万円超えの支援金が集まった事例もあります。

    上述の内容から、InstagramはTikTokやYouTubeとは機能拡充の方向性で一線を画していることがわかります。

    【2022年予測のポイント】

    『コト』から『ダレ』へ、レッドオーシャンの中で必要な差別化戦略

    2021年からの1年間で、プレミアアンチエイジング株式会社が提供している化粧品ブランド「DUO」の成功事例などを知った企業がInstagramの有効性に気付き、以前から多く存在した美容ジャンルの他にも様々なジャンルのアカウントが登場し、成果を上げています。

    2022年は成功事例の増加に伴い、個人や企業のInstagram導入がさらに加速し、あらゆるジャンルがレッドオーシャンになるでしょう。先行者優位で成果を上げることができたこれまでとは打って変わり、コンセプトなど「いかに差別化できるか」次第でアカウントの存続が決まるようになると考えられます。

    では、2022年に成果を上げるにはどのようなことを注視すべきなのか。大きく3つのポイントがあると考えています。

    1.信憑性がないアカウントは淘汰される

    ユーザーが求める信憑性とは、情報の正しさはもちろん、アカウントとしての信頼性も含まれます。

    Instagram内でのアフィリエイトやPRによる収益化が盛んになった一方で、アフィリエイト紹介の多発やアカウントのコンセプトに反した商品PRなどに嫌気がさし、フォローを外すフォロワーが見られるようにもなりました。フォロワーが離れていることに気づかず、目先の利益だけを追いかけていると、長期的な目線で見た時に成果を上げることができない状態に陥る可能性が高いでしょう。

    2.熱狂的なファンの有無がアカウントの存続を分ける

    SNSが台頭してから数年経った現在、強みであった「いつでも誰とでも繋がれる」というオープンコミュニケーションに対して、一部のユーザーは嫌気がさし始めているようです。誰もが共感できる浅い話ではなく、「自分に向けて発信されている」と思えるような、人によっては興味の有無が分かれるコンテンツが伸び始めました。Instagram内でも同様の流れは進み始めており、広いターゲット設定を行う無難なアカウントは浅い共感しか得られず、フォロワー数も伸びにくくなっています。

    広いターゲット設定を行う無難なアカウントよりも、一部の人に強く刺さるニッチなアカウントを作り、熱狂的なファンを作れるか否かかがアカウントの存続において重要な鍵を握ることになりそうです。

    一部のユーザーから強い共感を得ているアカウントの例としては、アーバンギャルドな恋愛話を投稿するアカウントやHSPの人に向けて情報を発信するアカウントなどがあります。

    3.キャラクター性や人間味など独自性が問われるように

    「2」にも共通しますが、そのアカウント独自の個性をユーザーは求めています。その最たる例がキャラクター性や人間味のあるアカウントです。広い層に受けるアカウントを作成しても、既に似たようなアカウントが多数存在し、先行者優位でフォロワーを増やしたアカウントに流れてしまうケースが多くあります。同ジャンルの既にフォロワー数が伸びているアカウントではなく、「そのアカウントでなければならない」というフォローする明確な理由が必要です。

    尖ったコンセプト設計で好まれているアカウントの例として、コスメを辛口評価するアカウントやデザイン性のあるストーリーズの作り方を投稿するクリエイターアカウントなどがあります。

    【2022年予測のポイント】

    お店探しで最初に開くアプリがインスタに

    地図やお店探しですぐに頭に思い浮かぶのはGoogleマップや飲食店の口コミサイトだと考えられます。しかし今後は、交通手段の検索はGoogleマップで、移動先でのお店探しはインスタが主流になると予測しています。

    今年実装されたInstagramのマップ機能は、Googleマップなどと明確な棲み分けがなされています。

    インターネット上の口コミサイトは口コミの信憑性に欠けたり、写真も少なかったりする場合がありますが、Instagramのマップ機能は写真がメインで、ユーザーによる投稿から構成されています。まだ口コミサイトに比べて口コミ数は劣る場面もあるようですが、「情報を見る」のところで評価や価格帯なども確認し、店側が予約ボタンを設置していればその場で予約を取ることができるため、口コミサイトのユーザーが流れてくるのではないかと予想しています。

    またGoogleマップは、特定の行きたい場所が決まっていて、そこまでの道のりを知る目的であれば便利ですが、現在地からお店を探すことにおいてはInstagramと比較して不向きという特徴があります。それに対して周辺情報をもとに近隣のお店をパッと教えてくれるInstagramのマップ機能は、現地でのお店探しに有効です。

    今後Instagramのアルゴリズムの最適化により、さらにユーザー個人に合わせた情報が届けられるようになることが期待できます。目的によってGoogleマップとInstagramマップを使い分けるのが当たり前になる可能性が高いと考えられます。

    まとめ

    2021年までにアップデートされたInstagramの変化をまとめると、以下の通りです。

    • 発見タブ検索(タブる)の充実とキーワード検索の実装により、コンテンツとユーザー双方からのアプローチがスムーズに
    • ストーリーズのリンク以外のライブコマースやショップ機能によりInstagramからの購入導線が豊富に
    • Googleマップと棲み分けされたInstagramマップの実装により、現地でのお店探しが楽に

    一部機能はまだ実装から間もないこともあり、認知度が低く、うまく活用されていないケースも多いようです。そういった意味では、上記のような機能をいかに早くから利用し、使いこなせるかが重要になると予測できます。

    また、今後予測されるInstagramの変化としては、以下が挙げられます。

    • Instagram内での決済機能実装による購買行動のさらなる活発化
    • インストリーム広告の実装とクリエイター報酬の付与によるインスタグラマーの職業化
    • APIの公開による、Instagramに関連する他社サービスの拡充(すでにあるChatBotなど)
    • Instagramを利用したクラウドファンディングが当たり前に
    • 現地でのお店探し=Instagramマップがスタンダードに

    多くの企業がInstagramに参入し始めた2021年、ただ運用するだけでは成果を上げることが難しくなってきました。

    今後さらにビジネスにおける影響力を増すであろうInstagramをいかにハックできるか。
    2022年のInstagram運用の参考にしていただけますと幸いです。

    【Profile】

    石川 侑輝(いしかわ・ゆうき)
    株式会社SAKIYOMI代表取締役
    2020年12月よりInstagramマーケティングに特化したInstagram運用支援事業を開始。支援実績は累計100社以上、総フォロワー数は350万フォロワーに及ぶ。アカウント運用では、6カ月で20万フォロワー獲得や運用開始12カ月で月間3000万PVを達成。2021年9月よりInstagram分析ツール「SAKIYOMI」を正式リリース。
    株式会社SAKIYOMI:https://sns-sakiyomi.com
    Instagram運用ノウハウ:https://sns-sakiyomi.com/blog/tips/increase-followers/

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