[最終更新日]

2019/01/08

 

ブラックハットSEOのリスク|サイトを適切な方向へ導くには

「ブラックハットSEO」とは、Googleのガイドラインに反した施策を実施し、Googleのアルゴリズムを逆手に取って、順位を不正に上昇させる行為のことを指します。ブラックハットSEOに該当する施策を行うと、Googleからの評価が下がり、検索結果で順位が大幅に下落するか、もしくはインデックスから削除されます。
気づかないうちにリスクを犯さないためにも、ブラックハットSEOの具体的な手法を知り、適切な手法でSEOを施すようにしましょう。
この記事では、ブラックハットSEOの手法や、適切なSEOのポイントをご紹介します。

    

目次

ブラックハットSEOのリスク

そもそもブラックハットSEOとは何なのか、また、どのようなリスクを持つのかについてご説明します。

ブラックハットSEOの意味

ブラックハットSEOとは、Google及び検索エンジンのガイドラインや利用規約に反する行為で順位上昇を図ることを言います。例えばワードサラダやクローキングなど、Googleにスパム行為と判定されるもののことです。さまざまな手法がありますが、詳細は「Googleが規定する禁止事項」でご説明します。

ブラックハットSEOが横行した背景

リンクの売買やキーワードの乱用など、Googleにスパムとして認識されている行為は、時間対効果が高く、検索結果の順位上昇に効果的でした。かつては検索エンジン技術が未熟だったこともあり、こうしたスパム行為が横行していました。

ブラックハットSEOを行うリスク

近年では、検索エンジンの精度が上昇したため、スパム行為は通用しません。ガイドラインに反する行為については、Googleが検索アルゴリズムの更新により、ペナルティや低評価を下しています。
スパム行為はGoogleによる自動での対策やマニュアルアクション(手動による対策)の対象にあたります。例えば、ペンギンアップデートの導入後は、低品質またはスパムとされるリンクを多く獲得しているサイトの順位が大きく低下しました。このように、Googleによる自動での対策やマニュアルアクションの対象になると、検索順位が下がったり、流入数が顕著に減少したり、インデックスが消去されたりするなどのリスクがあります。

Googleが規定する禁止事項

Googleがガイドラインで規定している禁止事項について、理由と併せてご紹介 します。

無断複製されたコンテンツ

Webサイトの中には、評判の良いほかのサイトを無断で複製しているものがあります。こうしたコンテンツにはオリジナリティがなく、著作権侵害にあたる場合もあります。他サイトのコンテンツをそのまま転載するのはもちろん、文末を少し変えただけのコンテンツも該当します。Googleでは、例として以下を挙げています。

  • 他のサイトのコンテンツをコピーし、独自のコンテンツや付加価値を加えることなく転載しているサイト
  • 他のサイトのコンテンツをコピーし、(語句を類義語に置き換えたり自動化された手法を使用したりして)若干の修正を加えた上で転載しているサイト
  • 何らかの独自の体系付けやユーザーへの利便性を提供することなく他のサイトからのコンテンツ フィードをそのまま掲載しているサイト
  • ユーザーに実質的な付加価値を提供することなく、他のサイトの動画、画像、その他のメディアなどのコンテンツを埋め込んだだけのサイト

自動生成コンテンツ

自動生成コンテンツとは、ツールやプログラムなどによって自動的に作られたコンテンツで、たいていは特定のキーワードを含むでたらめな内容になっています。こうしたコンテンツはユーザーにとって意味がなく、混乱を招くおそれがあります。また、自動化されたプログラムだけでなく、複数のWebサイトに掲載されていたテキストをつなぎ合わせたり、組み合わせたりしただけのコンテンツも該当します。

Search Console ヘルプ「自動的に生成されたコンテンツ」

キーワードの乱用

キーワードスタッフィングの一種で、検索順位を上げるため、コンテンツにキーワードを過度に詰め込む手法です。例えば、コンピューターで文章を自動生成するワードサラダという手法が挙げられます。ワードサラダで作られた文章は 文法的には正しかったとしても、文章の意味が破綻しています。時間をかけずにキーワードを盛り込んだ記事が完成しますが、ユーザーにとっては利便性がありません。

Search Console ヘルプ「キーワードの乱用」

隠しリンクや隠しテキストが含まれている

背景色と文字の色を同じにするなどして、ユーザーに見えないようにキーワードを過剰に設置したり、文字を小さくしてリンクを隠したりする行為も違反となります。こうした行為は偽装行為とみなされることがありますが、サイトのアクセシビリティを向上させるための説明テキストはその限りではありません。

Search Console ヘルプ「隠しテキストと隠しリンク」

不正なリダイレクト

アクセスしたURLと異なるURLにユーザーを移動させることを指します。リダイレクトは本来サイトの引っ越しやメンテナンス時に用いるものですが、ユーザーとクローラに異なるコンテンツを表示したり、検索エンジンをだましたりするために用いると違反になります。

Search Console ヘルプ「不正なリダイレクト」

ガイドラインに違反する被リンクの獲得

被リンクとは、外部のWebサイトから対象のWebサイトに向けて設置されたリンクを指します。
禁止されている被リンクの具体例として、リンクの売買や過剰なリンク交換、不自然なリンクの作成などが挙げられます。このような、サイトのランキング操作を意図したリンク設定は、Googleが挙げるリンクプログラムに該当し、評価を下げられるおそれがあります。

Search Console ヘルプ「リンクプログラム」

ユーザーを落とし穴に入れるような悪意のあるコンテンツ

意図せずウイルスをダウンロードさせたり、検索設定を変えたりするなど、ユーザーの予想と異なる動作を促す行為が当てはまります。例えば、ユーザーがファイルを取得しようとしてクリックしたところ、全く意図しない異なるものがダウンロードされるような場合などです。

Search Console ヘルプ「悪意のある動作を伴うページの作成」

クローキング

検索エンジンやユーザーに対して異なるページを表示させ、分けることによって検索エンジンの評価を上げようとする行為をクローキングと言います。
例えば、Googleが例として挙げているのは、次のような行為です。

  • 検索エンジンには HTML テキストのページを表示し、人間のユーザーには画像や Flash のページを表示する。
  • ページをリクエストした User-agent が人間のユーザーではなく検索エンジンである場合にのみ、ページにテキストやキーワードを挿入する。

ドアウェイページ(誘導ページ)

ドアウェイページとは、訪れたユーザーを特定のページに呼び込むために作られたページです。コンテンツ自体のクオリティが低く、ユーザーにとって有益な情報はほとんど提供されていない場合が多いため、Googleのガイドラインに違反します。

ウェブマスター向け公式ブログ「誘導ページ(Doorway Page)はガイドライン違反です」

適切なSEOとは

実際にSEO対策を始めるにあたり、ブラックハットSEOにならないようにするには、どのような点に気をつければ良いのでしょうか。
Webサイトの運営に本当に必要なのは、検索エンジンのガイドラインに沿っており、ユーザーに有益なコンテンツを届けることに終始したSEO対策です。

ユーザーにとって有益なコンテンツを届ける

ユーザーにとって価値のあるコンテンツとは、ユーザーニーズへのアンサー度が高く、有益な記事です。Googleの基本方針は、ユーザーにとって役立つ情報かどうかが鍵であり、ユーザーが欲している情報を提供できれば、結果的に検索順位の上位を獲得できる可能性があります。

サイトの利便性を上げる

Googleはユーザーの利便性も基本方針として掲げています。
コンテンツ作成者は、ユーザーの「want」を想像する以外にも、サイトの利便性を上げるために、内部リンクを整理したり、良質な被リンクを増やしたりすることが求められます。
利便性をよくすると、ほかにもメリットがあります。例えば、サイトの内部リンクを整理することで、各ページがサイトのどのディレクトリや階層にあるかがわかるので、ユーザーだけでなく、検索エンジンのクローラがサイト内を回遊しやすくなります。

このほかにも、「被リンクを獲得する」などが挙げられますが、サイトを運用する上で覚えておきたいのは、Googleのモットーである「ユーザーにとって価値のあるサイト」を意識することです。

サイトの運用はユーザー第一で

Googleがガイドラインで規定する禁止事項は数多くあります。知らず知らずのうちに、行っていた施策がブラックハットSEOに該当することがないように、ガイドラインはしっかりと読みましょう。
「どうすればユーザーニーズを満たせるか?」「ユーザーが使いにくいところはないか?」を意識しながらサイトを作っていけば、適切なSEO対策が行えるはずです。

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