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SNSマーケティング

Facebook広告の画像サイズを最適化する方法と注意点とは?

最終更新日:2022.07.04

Facebook広告には、推奨されている画像サイズがあります。広告を効果的に配信する上ではキャッチコピーや画像自体の見栄えなども重要ですが、入稿できる画像サイズもしっかりと押さえておきましょう。
そのほか、画像に含まれる文字の量など、Facebook広告で画像を設定する際はサイズ以外にも注意すべき点が多数存在します。
そこで今回は、Facebook広告の画像サイズと注意したい点についてご説明します。

目次

Facebook広告の画像はモバイルユーザーを意識

Facebook広告の画像を設定する際は、モバイルユーザーを意識する必要があります。まずは、その理由についてお伝えします。

スマートフォンユーザーが増加している

総務省が発表している「平成29年版 情報通信白書」によると、スマートフォンの個人保有率は2016年に56.8%と半数を超えています。
それに伴い、インターネット利用にパソコンではなくスマートフォンを使用する人も増加しており、その傾向は10代~30代で顕著です。また、10代・20代の人がスマートフォンでインターネットを利用する用途としては、「SNSを見る・書く」が多くを占める結果となっています。
このようにスマートフォンの使用人口は増加しており、Facebookユーザーも大半はモバイル端末からアクセスしているといわれています。
上記の背景から、Facebook広告を出稿する際も、モバイルユーザーを意識したほうが良いと言えるでしょう。

平成29年版 情報通信白書 第1節 スマートフォン社会の到来 (1)数字で見たスマホの爆発的普及(5年間の量的拡大) 総務省
平成29年版 情報通信白書 第1節 スマートフォン社会の到来 (2)生活の中心になりつつあるスマホ(4年間の質的変化) 総務省

画像は推奨サイズを守る

PCとモバイル端末では画面サイズが異なります。そのため、Facebook広告の画像を設定する際に、PC画面で視認性の良い画像であったとしても、モバイル画面はそうではない場合があります。
「モバイル端末で閲覧した際に画像がうまく表示されない」といった事態を防ぐためにも、Facebook広告の画像推奨サイズを順守することが大切です。広告出稿前のプレビューでも必ず確認するようにしましょう。

Facebook広告の推奨画像サイズとテキスト数

Facebook広告には「推奨画像サイズ」と「推奨テキスト数」が存在します。それぞれを守ることによって、最適な広告運用を行えます。

推奨画像サイズ

Facebook広告のヘルプページには、ほとんどの広告では1200×628ピクセルが最適な画像サイズであると記載されています。
しかし、作成する広告のタイプによっては推奨サイズが異なります。例として主な広告の目的別に分類すると、以下のようになります。

広告の目的 広告の形式 推奨サイズ(ピクセル) 推奨画像比
ブランドの認知度アップ

シングル画像

1200×628 1.91:1
リーチ
トラフィック
エンゲージメント(イベントへの参加を増やす)
アプリのインストール
メッセージ
コンバージョン
エンゲージメント(ページへの「いいね!」) シングル画像 1200×444 8:3
※目的は関係なし カルーセル 1080×1080 1:1

<1200×628ピクセル>

<1200×444ピクセル>

<1080×1080ピクセル>

※表示サイズは記載の数値よりも縮小されています。画像比率のイメージとしてご参考ください。

推奨テキスト数

テキスト入力欄の推奨テキスト数

Facebook広告には「テキスト」「見出し」「リンクの説明」という3つのテキスト入力欄があります。
画像広告の場合、それぞれの推奨テキスト数は次の通りです。

<画像広告の場合>

  • テキスト:125文字以内
  • 見出し:25文字以内
  • リンクの説明:30文字以内

また、カルーセル形式の広告は、「見出し」と「リンクの説明」の推奨文字数が画像広告と異なります。

<カルーセル広告の場合>

  • テキスト:125文字以内
  • 見出し:40文字以内
  • リンクの説明:20文字以内

Facebook広告で画像を設定する際の注意点

Facebook広告を出稿する前にFacebookによる画像の審査があります。審査に落ちないようにするには、いくつかの注意点に気をつけて画像を用意しましょう。

画像内容に注意する

Facebook広告では、宣伝が禁止されているコンテンツがいくつかあります。例えば、たばこは製品そのものだけでなく、関連器具の販売・利用も宣伝できません。そのほか、性的な素材や過度に暴力的な画像なども審査で落とされます。あらかじめ広告ポリシーを確認し、順守するようにしましょう。

静止画に動画再生マークを使用しない

ユーザーに広告をクリックさせるため、静止画に動画再生マークを載せるのは避けましょう。ユーザーに動画と思わせてクリックを誘発するような広告は、投稿を規制されています。

People want to see accurate information on Facebook, and so do we. When people click on an image in their News Feed featuring a play button, they expect a video to start playing. Spammers often use fake play buttons to trick people into clicking links to low quality websites.
Similarly, these deceptive spammers also use static images disguised as videos to trick people into clicking on a low quality experience. To limit this, during the coming weeks we will begin demoting stories that feature fake video play buttons and static images disguised as videos in News Feed.

引用:Taking Action Against Video Clickbait newsroom

上記の引用元の記事では、デザインとして動画再生ボタンを取り入れていると判断した場合は、降格処分としてニュースフィードにおける表示順位を落とす、としています。
2018年5月時点では、機能しない動画再生マークの使用は広告ポリシーでも「18.存在しない機能」として禁止されているため、審査の段階で承認されないでしょう。

画像内のテキスト量を抑える

テキスト入力欄と同様に、画像内のテキスト量にも制限があります。テキストが画像全体の面積の20%を超えてはいけません。
画像に使用しているテキストの面積がわからない場合は、Facebookの「画像テキストチェック」ツールの利用を推奨します。

「Facebook」に関するテキスト制限

広告内で「Facebook」に関するテキストを入力する場合には厳しい制限があります。
まず、「Facebook」の「F」は基本的に大文字で、「FB」のように省略することも禁止されています。
また、ほかのフォントとサイズなどを統一する必要があり、「Facebook」のみを強調するようなデザインは使用できません。
Facebookのロゴを「Facebook」という言葉の代わりにしたり、アレンジして使用したりすることも禁止されています。

Guidelines Brand Resource Center

推奨サイズの画像を使用することが効果的な広告運用の基本

Facebook広告には、画像に関する多くの規定や制限があります。ユーザーがどのデバイスから閲覧しても問題なく見られるように、画像サイズに関する規定は出稿する上で外せない項目です。テキストの文字数なども含め、基本的な項目を順守してこそ、効果的な広告運用が行えるのではないでしょうか。Facebook広告用の画像を準備する際は、今回の記事やFacebookの公式サイトを参考にしてみてください。

記事執筆者

Marketing Native編集部

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