インタビュー
2021.11.16

「アートで日本を楽しくする」OVER ALLsが大手コンサル会社と組んで進めるArt X(アートトランスフォーメーション)事業とは?――代表・赤澤岳人インタビュー

CEO Interview #16

OVER ALLs代表取締役CEO

赤澤 岳人

先行き不透明な時代にイノベーションを起こす考え方のきっかけになるとして、ビジネスの世界でも注目される「アート」。一方、そうした「HOW」型に偏りがちな思考法ではなく、まず「WOW!」と感じて楽しむことが大切だと主張して脚光を浴びているのがOVER ALLs代表の赤澤岳人さんです。創業6年目ながら、昨年すでに『情熱大陸』(TBS系)にも出演を果たしました。

OVER ALLsが注力する4つの事業のうち、圧倒的な需要を見込めそうだとして事業開発を進めているのが、あまり聞き慣れない「Art X事業」です。Art Xとは何か。今回はOVER ALLs代表の赤澤岳人さんに話を聞きました。

(取材・文:Marketing Native編集部・早川 巧、撮影:矢島 宏樹)

目次

2030年までにアートで会社と学校を楽しくする

――「OVER ALLs」とはどんな会社ですか。

アートを真っ向からビジネスにしている会社です。「楽しんだって、いい」という企業理念を掲げ、「楽しい国、日本」を作るための手段としてアートを活用しています。「楽しい国、日本」とは、正解ばかりを求めてきた「HOW」型の社会ではなく、個人がそれぞれの価値観で「WOW!」と感動し表現できる素晴らしさをもっと互いに認め合って暮らせる社会を意味しています。

具体的なビジョンを申しますと、2025年まではオフィスアートの導入などを通して会社を楽しくすることを目指します。その後、2026年から2030年までの5年間はアートで学校を楽しくしようと考えています。学校の授業の多くは正解を教えることだけを目的にした教育になっていると思います。「音楽」は音「学」ではなく「楽」になっているから楽しい科目とされますが、「美術」はハウツーの「術」で、正解を求める科目の1つになっています。私はこれからの日本が豊かな国へと成長するためには、心の「WOW!」を互いに認め合うような科目・授業による教育が大事だと信じています。2030年までに学校を楽しくすることを実現できれば、会社と学校が楽しくなり、人生はもっと楽しくなるはずです。

――学校教育を変えるのは、ハードルが高くないですか。

おっしゃる通りです。だからまず会社を対象にしています。会社は基本的に経営者がGOサインを出せば動けますから、会社を変えるほうが早いでしょう。そこで実績を積んで信頼を獲得し、次に学校教育に入っていきたいと思います。

既存事業より大きな可能性を秘めたArt X事業

――壁画やオフィスアートが多いとのことですが、どんなふうに仕事を受注してくるのですか。

受注の流入経路は現状、営業ではなく、ほとんど問い合わせです。メディアのコンテンツや私のTwitter、あとはリレーションによるご紹介でOVER ALLsを認知していただき、そこから問い合わせを受けています。クライアントは主に「オフィス・店舗」「商業施設」の2つです。

先ほど2030年までのビジョンをお話ししましたが、実は2040年までを見据えた4つの柱を会社の事業として設定しています。

  1. 壁画アート
    店舗やビルの壁に描くもので、シンプルにアートそのものを欲している経営者の方をはじめ、「店の雰囲気やストーリーを壁画で伝えたい」とおっしゃる方などさまざまなクライアントがいらっしゃいます。
  2. オフィスアート
    企業理念や会社の歴史、未来などを描くもので、主にブランディングの一環として活用されています。制作時には従業員の方々と一緒に何度も打ち合わせを行うなど、私たちも深入りして仕上げていきます。
  3. セレクトショップの経営
    東京・目黒に「OVER ALLs STORE」というセレクトショップを経営していて、アートの販売やOVER ALLsの紹介などを行っています。
  4. Art X事業
    私たちは「アートトランスフォーメーション」と呼んでいます。

――「Art X」とは聞き慣れない言葉ですね。

2つ目の柱のオフィスアートに関連した事業なのですが、既存事業よりも大きなインパクトを見込めることがわかりまして、大手外資系コンサルティングファームと提携させていただいて事業開発を進めているところです。

――その「大きなインパクト」について具体的に教えてください。

企業理念をオフィスアートとして描いているときに気づいたことがあります。それは打ち合わせをしているときの従業員の皆さんの表情がすごく明るくて、楽しそうなのです。なぜ楽しいのかというと、正解を求められない会議だからだと思います。

打ち合わせの初めに私が「どんな絵にしますか?」と聞くと、従業員の皆さんは大抵「弊社の強みは…」とSWOT分析のようなことを言ってきます。そこで「いやいや、そんなのはパンフレットなどにお書きください。壁画には皆さんの思いを描くわけですから、自分の会社のどこが好きなのかを話してください」と言うと、最初はなかなか意見が出ません。そこで私がいろいろと質問を投げかけていくと、次第に「個人的には…」「何となくですが…」と不正解の指摘を恐れながらも少しずつ自分の考えを言い始めます。その上で、私たちは持参したラフスケッチを皆さんにお披露目します。A案、B案、C案のラフスケッチを見せて、「どれが好きですか?」と聞くと、ようやくエンジンがかかり始めて「私はBです」「個人的にはCは苦手」と盛り上がり始めるのです。でも、そこで「なぜBが好きなのですか?」と聞くと、大体「いや、何となく」という答えが返ってきます。ビジネスの会議で「何となく」なんて答えは普通許されないですよね。それでも「何となく」と答えてしまうのは、なぜ自分が「WOW!」と感じるのか、今まであまり言語化する機会がなかったからだと思います。

だから私たちがその「何となく」の部分を上手く深掘りしていくお手伝いをするのです。そうすると、その会社のどこが好きなのか、皆さんの考えが最大公約数として次第に浮き彫りになってきます。その最大公約数の密度を濃くして壁画にすると、従業員の皆さんは一様に本当にうれしそうな表情になります。そんな経験を繰り返す中で、私は従業員の皆さんが「何となく」やり過ごしてきた無意識の部分をアートを通して掘り下げていきたいと考えました。

「自分はなぜ今その会社にいるのか」「なぜその仕事が好きなのか」「なぜ今日その服を着てきたのか」――そういうことを尋ねても、日頃から考えていないとなかなか答えられません。でも、人間は何らかの理由があってそれぞれの選択をしているものです。だから自分が本当は何が好きなのかをもう一度見つめ直し、言語化する作業をアートを活用したプログラムで行っています。それを企業と従業員の密接な関係性構築へと発展させるのがArt X事業です。それは正解を求める行為ではありません。重要なのは何が正しいかではなく、自分が好きなのは何か、なぜそれが好きなのかをはっきりさせることです。

恋愛に例えるとわかりやすいかもしれません。普段「恋愛には興味がない」「誰でもいい」と言っている人に「好きです」と言われても、相手もなかなかピンとこないでしょう。そうではなく、自分の性格や好み、さらに将来の夢、人生設計などの考え方をしっかり打ち出している人に求愛されたほうが、相手も「だから私のことを好きなのか」と納得しやすいはずです。

同様に、会社のどこが好きなのかさえよくわからない状態で企業理念に共感せよと言われても難しいのではないでしょうか。だから会社側の立場として企業理念をオフィスアートで描き、一方では社員側のアプローチとしてアートを通したプログラムで「会社のどこが、なぜ好きか」を浮かび上がらせると、双方向性の共感が加速して、会社が大きく前進するきっかけになります。こうした取り組みをArt X事業として大手外資系コンサルティングファームと組んで推進しているところです。

「伝える」ではなく「感じる」ツールを社内に

――従業員に対するアートを通したプログラムとは、どんなことをするのですか。

さまざまな方法がありますが、大事なのは最初の導入で、従業員の皆さんがアートに対して心を開くような話をまず私がしていきます。その上で「アートには正解も不正解もありません」「さあ皆さん、白いキャンバスを配りますから好きに絵を描いてください」と伝えます。

ところが、長方形のキャンバスを渡して「好きに描いてください」と言うと戸惑う人が少なくないのです。特に、企業の課題を抽出して課題解決を追求する仕事にずっと携わっている優秀なビシネスパーソンの方々です。気づかないうちに課題を先に見つけようとしてしまうのか、中には「好きに描いていい」と伝えているのに「このキャンバスは縦ですか、横ですか?」と聞いてくる人もいます。それくらい正解を出すことに囚われてしまっているのかと驚くばかりです。Art X事業を通してそうした呪縛から一旦、解放してあげたいですね。

――上がってきた絵に対する評価はしないのですか。

評価はしません。ただし、絵を描いて終わりにするのではなく、そこから絵について皆さんと語り合います。その際のファシリテーションが重要で、過去にオフィスアートを制作する中でストックしてきた数百個の質問をさまざまな角度から投げかけて、従業員の皆さんの「好き」の感情を深掘りしていきます。その過程で生じるフラットなコミュニケーションが本当に面白くて、皆さんの笑顔が輝きます。それでようやく自分はその会社のどこが好きなのかを腹落ちするレベルで感じることができるのです。

要するに、Art X事業で大事なのは、会社も社員もアートを通してまず「WOW!」を感じ、表現することです。ただし、会社ですからそこでほったらかしにするのではなく、「WOW!」を自分たちで見つけたら、次にどのように実現していくかを考えていきます。そこで「HOW」が来るわけです。つまり、従来の「HOW」一辺倒から、「WOW!」があった上での「HOW」が重要だということです。これからはOVER ALLsがアートで「WOW!」を注入するArt X事業によって、日本の会社は立ち直り、進化を加速させていくと信じています。

――「アート?何それ?」と抵抗を示されることはないですか。

「アートは贅沢」「そんなことをやって何になるの?」などと抵抗感を示される方が社内に一定数いらっしゃるのはよくあることです。でも、「そんなことをやって何になるの?」という考え方自体が「HOW」なので、「壁に絵を描いて何になるの?」と言われたらおしまいですね。

――そんなときは何と返しているのですか。

お断りされている理由が「そんなことをして何になるの?」であれば、そこからリカバリーしようとは考えません。説明してもおそらく理解していただくまでに相当な時間を要すると思うからです。

一方、共感していただいている会社の中には、「これは壁のイノベーションだ」と言ってくださる経営者の方もいらっしゃいます。「壁はただのパーテーション、区切りに過ぎないのに、OVER ALLsが絵を描くことによって、壁が物語の語り部に変わり、社員が物語を感じることができる」というのです。考えてみれば、社内で「感じる」というコミュニケーションツールは存在しないのではないでしょうか。企業理念は言葉になっていて、テキストでも動画でも「伝える」になっています。壁に掛けられた絵画のキャンバスも、背後に経営陣の意図が見え隠れして、どうしても「伝える」感が出てしまいますよね。

壁画が面白いのは、壁はただそこにあるだけなので、誰かのメッセージを忖度することもなく、従業員は特別な意識を持たないまま受け入れやすい点にあります。そういう意味で、壁画は自然と近いのかもしれません。富士山は何も伝えてこないけど、見た人の感情の波などによって、言葉にできない感動を覚えたり、時には泣いてしまったりする人もいます。日本の会社にはそんな「感じる」というコミュニケーションツールが欠けていますので、私たちはアートを通してその役割を提供したいと考えています。

「楽しい国、日本」の実現のために、いま足りないもの

――自分はアートに強い興味があるわけではないのですが、壁画に囲まれながら話を聞いていると、とても良いものだと感じます。そういう未来志向の話の後で恐縮ですが、創業から5年が経過し、これまで会社がピンチになったことはないのでしょうか。

もちろん、ピンチもありました。お恥ずかしい話ですが、ファイナンスの面です。最初は山本(勇気さん。OVER ALLs副社長/画家)と2人で会社を運営していたのですが、あるとき大きな案件が1つ入りました。「この世の春が来た!」とばかりに大喜びだったのですが、同じタイミングで会社を大阪から東京に移転することになり、てんてこ舞いの状況に陥りました。社員が2人しかおらず、資金の余裕もない中で、無我夢中で取り組んだのですが、その間、営業活動が一切できず、大きな案件が終わったら仕事がゼロ。でも、お金は目いっぱい使っています。それで一度資金ショートしかかりました。そのときは銀行と知り合いの経営者の方に頭を下げてお願いして乗り切りました。今でも覚えているのは、先輩経営者の方に「100万円だけ貸してください」とお願いしたら、「事務所へ来い」と言われまして、行くと裸で200万円がポンと置いてあった光景です。「お前が100万円ということは、本当は200万円くらい必要なんだろ?」「借りて持っていけよ」と先輩経営者に言われたのを今でも鮮明に記憶しています。

ただ、ピンチといえば、創業から今までずっとピンチですよ。

――どういうことですか。

『情熱大陸』さんをはじめ、いろいろなメディアに露出させていただけるのは素晴らしいし、本当にありがたいことです。会社の成長にも必要なことですが、とはいえ私たちはまだベンチャー企業です。それなのに知名度が先に大きく上がった結果、採用面接をしていても、きちんとした会社でアートに触れながらラクをして働けそうだと勘違いしてお越しになる方が少なからずいらっしゃいます。

――悪い意味での「サラリーマン」タイプですか。

「何でもやってやるぜ」「OVER ALLsは私が大きくしてやる」というスタートアップの立ち上げ期に必要なガムシャラなタイプに来ていただきたいのですが、その辺がうまくかみ合わない歯がゆさを感じています。もう一度「OVER ALLsは荒くれ者が集まったベンチャーだよ」というメッセージを出さなければと思っているところです。『情熱大陸』さんには感謝の気持ちしかない一方、当時の私たちからすると出演するタイミングが少し早かったかもしれないと思うこともあります。

―特に必要としているポジションはありますか。

OVER ALLsが「楽しい国、日本」をつくるのに全力でコミットできる人、「私がいないと会社のビジョンが進捗しないだろうから入ってあげるよ」くらいに考えて実行できる人です。次に必要なのが、そんな荒くれ者たちをうまくまとめて組織として整理し、良い形へとパワーアップさせながら調整できるマネジメント、マネージャーが欲しいと考えています。

――赤澤さんの下で事業を推進していくCOOみたいな人と管理業務に秀でたマネージャーみたいなイメージでしょうか。どの会社も欲しい人材だと思うので、なかなか難しいですね…。マーケティング、広告、PRはどうですか。

もちろん、そこも含めてです。今回の取材でArt Xのことを詳しく質問していただいていますが、ありがたい半面、それは日頃うまくPRできていないことの証拠でもあります。興味を持って取材に来てくれている人にすら届けられていないのは大きな課題です。

例えば、広報・PRパーソンなら、既存の商品・サービスを売るためにPRするのではなく、これまでにあまりなかった価値観を伝えていける人が必要です。今進めたいのは、「我々はこうありたい」とする会社の表現欲を刺激するような屋外広告の制作です。それは「仕事が楽しいか」と尋ねる意見広告とは異なります。大手を含めて会社の表現欲を私たちがサポートできるようになれば、「あのユニークな屋外広告もOVER ALLsが手掛けたものだって」と噂が広がり、OVER ALLs自体のPRは必要なくなります。だから、OVER ALLsで働きたい広報・PRパーソンに伝えたいのは、広告やブログ、SNSのエンゲージメントをミッションとするのではなく、OVER ALLsの事業が日本を楽しくするために必要なことを手伝ってくださいというテーマだけです。

壁にアートを描く競合との違いと、OVER ALLsが目指す未来

――検索すると、競合他社が結構あるようです。競合に対して意識する部分やOVER ALLsが勝っているところは何ですか。

出力方法として壁に絵を描く競合がいらっしゃるのは認識していますが、企業理念を基に従業員の皆さんと話し合いながら一緒に壁画を作ったり、Art X事業まで考えたりしているところは現在、存在しない状況で、むしろそのほうが困っています。ただオフィスや飲食店の内装としてアートを入れる事業であるならば説明はしやすいですが、アートで会社を前進させる業界は国内外を見てもいまだ存在しないので、私たちがゼロから説明する必要があります。

もう1つの違いは、他社はアーティストをアサインする会社が多いことです。アサインされるアーティストは多くの場合、自分の表現を行うことを望んでいます。つまり、クライアントとアーティスト双方の希望をマッチングさせるサービスが多いということです。

一方、私たちはアート集団ではあるのですが、自己表現がしたいわけではありません。そうではなく、「アートで世の中を変えたい」「『楽しい国、日本』をつくりたい」という集団なのです。そこに大きな違いがあります。

――会社としての短期、中長期の目標を教えてください。

目標は言わないようにしています。最初に申し上げたように2040年までのビジョンはありますが、5年前の私や1年前の私が考えていたことを書き留めたメモを見返してみても、今の私には本当にしょぼく感じてしまうからです。だから今の私が5年後を語っても、5年後の私にはきっと話にならないくらいしょぼいものになっていると思います。

それでも、いろいろな人からよく聞かれるので、仕方なくたまに「従業員100人・売り上げ100億円」と言うこともあります。ただ、それを大きく取り上げられるとまた、しっかりした会社だと誤解して社員募集に応募してくる方がいらっしゃるので、それも困ります。

――ベンチャーあるあるとはいえ、採用に苦戦しているようですね(苦笑)

採用についてはおっしゃる通りです。なぜ売り上げ100億円かという点にはリアリティを持っていまして、売り上げ100億円はワンマン経営者でも実現可能で、かつ会社としてできないことがかなり少なくなる数字であり、一方で意思決定もまだスピードを保てるレベルだと考えるからです。いろいろな会社を見ていると、売り上げ100億円を超えるとホールディングス化したりして、意思決定のスピードが遅くなっていく気がします。日本を楽しくするためには、売り上げ100億円くらいの体力のある会社でなければ難しいでしょうし、また会社の代表として、それくらいのレベルを目指すのは至極当然の責任だと思います。

――わかりました。最後にあらためて、なぜ日本にアートが必要なのかを教えてください。

戦後、「HOW」一辺倒で成長してきた日本は、あるときから制度疲労を起こして疲弊が進んでいます。「HOW」によって安くて安全で丈夫なものを作るのは、すでに中国に取って代わられているわけで、日本がこれから成長するにはイノベーションを起こし、大量ではないけど最先端のアイデアを売っていく必要があるのに、いつまでたっても高度経済成長の奇跡を忘れられず、同じ「HOW」の仕組みを続けようとしているところがまだまだ少なくありません。

そこから脱却する方法をいろいろな方が提案していますが、「HOW」ではなく「WOW!」型の社会へと変化していく必要があるというのが私たちの考え方です。そのうち最も「WOW!」を体現できるものの1つがアートだと思います。だから今、日本にアートが必要なのです。ところが、ずっと「HOW」型で来たせいか、今度は「アート思考」という言葉を持ち出しています。アート思考は思考方法なので「HOW」です。また、アートが流行っていると言いながら、有名美術館で開かれている有名展覧会に大行列ができているニュースを見ると、「やっぱり正解が好きなんだな」と感じてしまいます。どこかの権威に右へ倣えで行列をなすのではなく、街場のいろんなところにアートを広げていって、「自分はこれが好き」と言えるような感性を持った人を増やしていかないと、この国は変わらないのではないかと思います。

そんな状況で、アートを使って日本の会社、組織、社会、学校を変えていこうと言っているのはOVER ALLsだけです。日本が再び成長するには、多様性の尊重される「楽しい国」として変化する必要があります。これからOVER ALLsの活躍で「楽しい国、日本」を実現していきます。

――本日はありがとうございました。

Profile
赤澤 岳人(あかざわ・たかと)
株式会社OVER ALLs代表取締役CEO。
1981年京都生まれ。大学卒業後、古着屋店長、引きこもり無職などを経て、29歳で大手人材会社に就職、営業リーダーを務める。「人材による事業承継」をテーマに社内ベンチャーコンテストで優勝し新規事業責任者に。34歳で退職し、2016年9月OVER ALLs設立。

早川巧

記事執筆者

早川巧

株式会社CINC社員編集者。新聞記者→雑誌編集者→Marketing Editor & Writer。物を書いて30年。
Twitter:@hayakawaMN
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