株式会社バスキュールは、2022年の幕開けに合わせて、国際宇宙ステーション(ISS)日本実験棟「きぼう」に開設した「KIBO宇宙放送局」からのライブ配信を実施する。550万人超が視聴した昨年のライブ配信に続き、2回目の実施。2021年12月31日23時30分(予定)から、宇宙を舞台に年越しライブ配信を行う。
「宇宙での年越しカウントダウン」「宇宙の初日の出」という宇宙ならではのモーメントを視聴者と共有し、恒例行事化を目指す。さらに、2022年最初のISS地球一周の画像を2022枚のNFTアートとして販売する企画も行う。
目次
宇宙を舞台にしたエンターテインメントプロジェクトKIBO宇宙放送局
KIBO宇宙放送局は、バスキュールが独自に開発したISSと地上をつなぐ双方向ライブ配信システムを用いて実現する、宇宙を舞台にしたエンターテイメントプロジェクト。このプロジェクトは、2020年に2回の技術実証を成功させたのち、2021年から本格事業化。KIBO宇宙放送局のスタジオシステムの利用貸出も行っており、9月には、株式会社集英社の人気漫画『ONE PIECE』との共同プロジェクトも成功させた。
4回目のライブ配信として、年末の年越しライブ「THE SPACE SUNRISE LIVE 2022」に挑む。
【過去の配信実績】
- 第1回:2020年8月12日(水)
公開実験番組「KIBO宇宙放送局開局特番〜WE ARE KIBO CREW〜」
メインクルー:中村倫也・菅田将暉
実証パートナー:スカパーJSAT株式会社 - 第2回:2020年12月31日(木)〜2021年1月1日(金)
公開実験番組「さあ、宇宙の初日の出〜THE SPACE SUNRISE 2021〜」
メインクルー:野口聡一JAXA宇宙飛行士
実証パートナー:Twitter Japan株式会社・株式会社ポケモン・日本コカコーラ株式会社 - 第3回:2021年9月3日(金)
KIBO宇宙放送局×『ONE PIECE』宇宙冒険特番「この星で、きぼうを見よう〜WE ARE ONE〜」
メインクルー:星出彰彦JAXA宇宙飛行士
事業パートナー:株式会社集英社
※各プロジェクトの詳細は、KIBO宇宙放送局公式サイトに掲載
年越しライブ配信ではコラボレーション企画も用意
番組は、KIBO宇宙放送局のTwitterアカウント(@KIBO_SPACE)をメインに、ライブ配信を行う。550万を超える人々が視聴した昨年に続き、Twitter Japan株式会社とのコラボレーションにより、#宇宙であけおめ #宇宙の初日の出 など、特定のハッシュタグをつけてツイートすると、特別な宇宙絵文字が追加される企画を実施。
さらに、協賛企業とともに、さまざまな視聴者参加型新企画も用意。ハッシュタグ #宇宙なう とツイートすると、アカウントのアイコンがヘルメットにはめこまれた宇宙飛行士が地球のライブ映像の上に飛び出す演出や、ツイート時刻に合わせた地球年賀カードなどが予定されている。
スペースNFTプロジェクト「THE FIRST SPACE SUNRISE 2022」
上空400kmを秒速8kmで周回するISSは、約90分で地球を一周する。この90分間の宇宙旅行では、青い地球だけでなく、闇に包まれた地球や夜明けを迎えた地球など、貴重な瞬間を捉えることができる。
今回のKIBO宇宙放送局では、世界展開の第一歩として、ISSでも使われているグリニッジ標準時(GMT)の0時0分0秒を起点に、2022年の最初の地球一周の画像を2022枚のNFTアートとしてリアルタイムに生成する世界初のプロジェクト「THE FIRST SPACE SUNRISE 2022」にチャレンジする。ISSから撮影された2022枚の各画像には、撮影時刻とその瞬間のISSの位置情報が刻みこまれ、ひとつとして同じモノのない歴史的価値のあるNFTアートになる。
なお、初回販売額の20.22%は、すばる望遠鏡やThirty Meter Telescope(TMT)を推進する国立天文台(NAOJ)などの国際的な宇宙プロジェクトや、次世代の子供たちに宇宙の魅力を伝える活動に寄付することになっている。
KIBO宇宙放送局公式Webサイト:https://kibo.space/ (日/英)
スペースNFTプロジェクトサイト「THE FIRST SPACE SUNRISE 2022」:https://thefirstspacesunrise2022.com/(英語のみ)