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LINE、NFT総合マーケットプレイス「LINE NFT」を来春提供開始。一次販売、二次流通の仕組み、日本円決済などに強み

最終更新日:2021.12.16

LINEの暗号資産事業およびブロックチェーン関連事業を展開するLVC株式会社は、現在提供している「NFTマーケットβ」の機能を拡充したNFT総合マーケットプレイス「LINE NFT」を、来春に提供開始することを発表した。LINEは、これまでもNFTの発行、保有・管理、取引できる場を一気通貫で提供しており、「LINE NFT」を通してその活動をさらに広げることになりそうだ。

目次

NFTの取引が活発に行われている「NFTマーケットβ」を独立、機能を拡充させた総合マーケットプレイスへ

2018年に「LINE Blockchain Lab」を設立し、ブロックチェーンの研究・開発に取り組んできたLINEは、開発者が簡単に「LINE Blockchain」上でNFT等のトークンを発行し、サービスを構築できる環境や、ユーザーがLINEアカウント一つで手軽にNFTなどのデジタルアセットを管理できるウォレット「LINE BITMAX Wallet」を提供してきた。

今や様々なIPを活用したNFTの取引が活発に行われている「NFTマーケットβ」は、今年6月に、「LINE BITMAX Wallet」において「LINE Blockchain」基盤のNFTアイテムが取引できる場としてリリースしたもの。また、今年8月にLINEのキャンペーンプラットフォーム「LINEで応募」にて実施したLINE Blockchain基盤のNFTを活用した実証実験(※1)では、国内最大規模となる約17万枚のNFT付与を実現した。

今回発表された「LINE NFT」は、現在LINE BITMAX Wallet内のサービスとして提供している「NFTマーケットβ」を新たに独立させ、一次販売サービスや日本円決済の導入などの機能を拡充させた総合マーケットプレイスとしてサービスを開始する予定。

※1 LINE『LINEのキャンペーンプラットフォーム「LINEで応募」、 NFTを活用した新たなデジタル景品の実証実験を開始

NFT総合マーケットプレイス「LINE NFT」概要

「LINE NFT」の新機能により、IPホルダーは、LINE Blockchain上で発行されたNFTの一次販売から二次流通までをワンストップで行えるほか、ユーザーは欲しいNFTを日本円で簡単に購入したり、ユーザー同士で売買したりすることが可能となる。

一次販売

IPホルダーは管理画面からNFT発行を行い、LINEユーザーに配布。LINE Blockchain上で発行されたNFTの一次販売から二次流通までをワンストップで行うことができる。ユーザーはIPホルダーが出品したNFTを検索し、日本円での購入が可能。

二次流通

「LINE NFT」で購入したNFTは、LINEアカウント上で登録できるデジタルアセット管理ウォレット「LINE BITMAX Wallet」で保管するため、ユーザーはLINE上でつながる友人とNFTの交換や送りあいが可能だ。二次流通においてもユーザーは欲しいNFTを検索し、日本円で購入できる。

また、IPホルダーは二次流通過程でコンテンツ料を設定し、ロイヤリティとして収益を得られる。複製や不正な二次流通での高額転売により本来の権利元への利益が還元されないなど、従来のデジタルコンテンツが抱えていたビジネス面での課題を解決するとともに、二次流通を行うことでユーザーが好きなコンテンツを応援できる構造を備えている。

なおLINEの独自ブロックチェーン「LINE Blockchain」上で発行されたNFTは、他の主要なブロックチェーンにおいて課題となっている高額なガス代(取引手数料)がかからない(2021年12月15日時点)。

※「LINE」、「LINE Blockchain」、「LINE BITMAX」、「LINE応募」、「あなたの毎日につながる」及び「LINE NFT」は、LINE株式会社の登録商標及び商標。

LINE株式会社 公式サイト

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