株式会社博報堂と株式会社博報堂D Yメディアパートナーズによるプロジェクト「hakuhodo-XR」は、バーチャル空間/メタバースにおける広告体験の設計、配信システム、効果測定サービスの開発を開始する。
その第一弾として、株式会社三越伊勢丹が提供するVRを活用したスマートフォン向けアプリ「REV WORLDS(レヴ ワールズ)」との共同実証実験を行う。
目次
バーチャル空間ならではの広告体験の設計・配信・効果測定を実証実験
「REV WORLDS」は三越伊勢丹が2021年3月より提供している、VRを活用したコミュニケーションプラットフォームのスマートフォン向けアプリ。アプリ内では新宿駅東口の一部エリアや伊勢丹新宿店が仮想都市として再現されており、24時間どこからでもアクセスが可能だ。ユーザーは、アプリ内ではその日の気分に合わせてアバターの顔・髪型・服装をカスタマイズできるほか、チャット機能を用いて友人や家族、初対面のユーザーとも会話を楽しめる。また、仮想の伊勢丹新宿店で、コスメやワインなどの気に入った商品があれば、アプリ上でクリックし、実際の商品を購入できる仕組み。
「REV WORLDS」がそうであるように、近年、5GやIoTが普及するにしたがって、生活者の生活領域が大幅に拡張。バーチャル空間を第二の生活空間にしようとする動きも活発化している。それに伴い、バーチャル空間における新たな情報体験や広告配信の設計、受容性を含めた効果測定の方法など、現実世界とは異なるブランド体験の設計とその評価の方法も求められており、今回の実証実験の実施に至ったという。
「REV WORLDS(レヴ ワールズ)」での実証実験内容
- 定型広告(サイネージ)の設計と受容性検証
- 制限のないバーチャル空間ならではの非定型の広告並びにブランド体験の設計と受容性検証
- 空間内のイベント、常設スペース・ショップ、パビリオン等の企画設計・運営
(実証実験広告の掲出は2021年12月以降の開始を予定)