オンライン試着ソリューション「バーチャサイズ」などのサービスを展開する株式会社Virtusizeは、2022年4月25日より 新サービス「FittingRoom Recommend」の提供を開始している。
「FittingRoom Recommend」はECサイトにおいてユーザーのサイズに合うアイテムをレコメンドするサービスで、株式会社プレイドが提供するCX(顧客体験)プラットフォーム「との連携も可能であることから、精度の高いパーソナライズを実現できるという。
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ファッションECサイトで、より精度の高いレコメンドやパーソナライズが可能に
正確で客観的なファッションアイテムのレコメンドサービスを広く展開するVirtusizeは、商品のサイズデータを使用し、「商品と手持ちのアイテム」や「商品と自分の体」のイラストを重ね合わせてサイズを比較できるオンライン試着ソリューション「バーチャサイズ」をメインに提供している。「バーチャサイズ」は現在、ビームス、ユナイテッドアローズ、オンワード、ワールド、マルイ、ルミネ、BUYMA、MAGASEEKなどを含む100以上のファッションサイトで導入されているため、オンラインショッピング中に見たことのある方もいるのではないだろうか。
今回Virtusizeが新たに開発した「FittingRoom Recommend」は、ECサイトを訪問中のユーザーに対し、身体情報に合うアイテムをポップアップメッセージでレコメンドするサービスだ。「FittingRoom Recommend」の利用により、ユーザーに欲しいアイテムを見つけてもらいやすくなることから、離脱防止やサイト全体の体験向上、売上増加などが期待できる。
さらに、「FittingRoom Recommend」はCXプラットフォーム「KARTE」との連携が可能。「KARTE」は、Webサイトやアプリを利用するユーザーの行動をリアルタイムに解析して一人ひとりを可視化し、個々に合わせた自由なコミュニケーションをワンストップで実現するプラットフォームだ。「KARTE」との連携によって、ユーザーごとの閲覧履歴や購買履歴などをベースにメッセージをパーソナライズすることができるため、CX(体験価値)の向上が見込めるという。
株式会社VirtusizeのCRO(最高売上責任者)の高橋君成さんは、リリースにて次のようにコメントを発表している。
「これまで数多くの企業が、サイト内でのユーザー行動や閲覧・購入履歴をもとにした適切なメッセージの配信に挑戦されてきたと思います。私たちはそこからさらに1歩踏み込み、ユーザーの身体情報を追加することでより細かい粒度でのメッセージ配信、コミュニケーションが可能になりました。これまでのレコメンドサービスとは一線を画すプロダクトと自負しています」
ECサイトでのCX向上を目的としたパーソナライズサービスはこれまでにも登場しているが、精度の高さが求められているのだろう。「FittingRoom Recommend」がCXにどのように貢献するか、期待したい。