株式会社スナックミーは、同社初となる常設のリアル店舗「snaq.me 清澄白河」を2022年4月23日にオープンする。リアル店舗では、これまでサブスクリプションサービスでしか出合えなかったおやつや、リアル店舗限定のおやつを販売するという。革新的なおやつ体験を提供し続けるスナックミーの担当者に、常設店舗出店の意図を聞いた。
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ブランドをリアルで体験できる、ギャラリーのような常設店舗
スナックミーは、全国50社以上の生産者や加工事業者とともに商品開発を行い、素材を追求したおやつを提供している。同社が販売する「snaq.me」は、毎月変わる100種類以上のおやつの中から、ランダムで8種類が届くサブスクリプションサービスだ。
スナックミーはこれまでオンラインを中心に展開してきたが、東京・清澄白河に初の常設リアル店舗を4月23日にオープンする。スナックミーの世界観をリアルで体験し、自分に合うおやつを発見できるような店舗になっているという。店内にはベンチ席が6席あり、購入したおやつを食べられるようになっている。もちろん、テイクアウトも可能だ。
▲スナックミーがおすすめする数種類のおやつがセットになったポーチ「ディスカバリーポーチ」も販売する。
スナックミーは、これまでもショッピングモールなどに出店したことがある。常設のリアル店舗をオープンする背景にはどのような理由があるのだろうか。株式会社スナックミー PRの地曵美乃里(じびき・みのり)さんは、2つの目的があると語る。
『1つめの目的は、お客様とのオフラインのタッチポイントにすることです。コロナ禍以前は、少なくとも年に2回は既存のお客様とのコミュニケーションを目的としたオフラインイベントを実施してきました。オフラインはお客様の率直な声を直接伺える貴重な場なので、そうした機会を常に持ちたいと考え、直営店のオープンに至りました。
2つめは、お客様に新しい価値を提供できる場を設けるためです。2021年の10月頃からロフトさんなどでオフライン展開を開始したところ、来店するお客様の中にスナックミーのサブスク会員の方々が多いことがわかりました。サブスクは「毎回何が届くかわからない」楽しさを感じられますが、店舗では「好きなものを好きなだけ購入できる」楽しさを体験してもらえます。また、他の店舗で棚を頂く場合と異なり、直営店ではより多くの商品を、スナックミーの世界観の中で展開することができます。そのため、リアルの直営店ではショッピングを楽しんでもらうだけではなく、普段はBOXからしか体験できないスナックミーの世界観を体験していただきたいと考えました』
常設店舗の今後の位置づけについては、次のように考えているという。
「スナックミーのブランドをリアルに体験できる場として、ブランディングの役割を持つことになると考えています。また、これからオフライン展開をしていくうえでの実験店舗にもなる予定です。今後は店舗でしかできない焼き立ての商品などの提供も行い、新しいスナックミー体験を実現できる場にしていきたいと思います」(地曵さん)
清澄白河の常設店舗は、ひとつひとつのおやつを知ることができる、まるでギャラリーのようなお店だそうだ。今後もスナックミーの展開から目が離せない。