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トイレの長時間利用を抑止するIoTサービス「AirKnock Ads」、動画活用により利用者の体験価値向上も狙う

最終更新日:2022.04.08

トイレの長時間利用抑止IoTサービス「AirKnock Ads」を提供する株式会社バカンは、このサービスを活用した「On-AirKnock」チャンネルの配信を2022年4月1日より開始した。配信は「AirKnock Ads」が導入されているオフィスや商業施設、コンビニのトイレで行われる。「AirKnock Ads」とは何か、開発経緯や導入企業の特徴などを担当者に伺った。

目次

    トイレの長時間利用を抑止するサービス

    バカンは、レストラン街やカフェ、トイレ、観光地、避難所、投票所などあらゆる場所の空き状況をセンサーやカメラなどで検知し、デジタルサイネージやスマートフォンに配信するサービスを提供している企業だ。混雑の抑制・管理なども行っており、空き情報を起点としたDXサービスを提供している。

    そのバカンが提供する「AirKnock Ads」は、取得したトイレの混雑情報と利用時間を個室内壁面に設置したタブレットに表示し、トイレの自主的な退室を促進して長時間利用を抑制するサービス。個室内に設置されたタブレットを通して、動画広告や店舗からのお知らせなどを配信できる。

    本サービス開発の経緯について、株式会社バカン 代表取締役 河野剛進さんは次のように語る。

    『トイレの個室は入っていると滞在時間がわかりにくいなどの理由から、混雑しやすい場所の1つです。そうした問題を解決するためにトイレの個室内にタブレットを設置し、空き状況と滞在時間などを利用者にお知らせするサービス「AirKnock Ads」を開発しました。外で待っている人への思いやりの気持ちにより、混雑が抑制されます』

    「AirKnock Ads」には、混雑具合に応じて広告の長さを自動で調整したり、トイレの滞在時間に応じて画面を滞在抑制につながる表示に変更したりするなど、バカンがこれまでに蓄積してきた技術やノウハウから生み出した特許技術(出願中含む)が多数活用されている。

    ※本サービスに利用しているタブレットのカメラは利用していない。

    サービス開始から1年超で「AirKnock Ads」はすでに多くの施設に導入されている。

    「2020年末にサービスを開始し、利用時間が重なりやすく、利用者数が多いオフィスや大型商業施設などを中心におよそ3000カ所に導入されています。利用者の満足度に直結しやすい空間であるトイレの混雑を抑制し、快適性を向上させるだけでなく、サイネージを通して情報も伝えられることが導入の決め手の1つとなっています」(河野さん)

    なお、「AirKnock Ads」活用による具体的なメリットには、下記のようなものがある。

    ・利用時間の削減

    同サービスが導入されたオフィスでは、1個室あたり1日45分のトイレ利用時間の削減効果が確認されている。また実証実験では「30分以上」の個室利用回数が64%減少と半分以下になった。20分以上の利用は43%減、15分以上も29%減となるなどの効果を上げている。

    ※利用削減時間などは参考値であり、場所や環境によって変わる。

    ・理解度70%を超える配信面の創出

    個室の壁面に設置された小型のタブレットを通して、混雑を発生させないように制御しつつ、利用者にトイレの利用時間だけでなく店舗からのお知らせやプロモーション動画などを配信する。トイレの個室内はコンテンツが少ないため、利用者の視認性が高く集中してコンテンツを見てもらいやすいなどの特徴がある。実証実験の結果では、配信した広告の理解度が70%を超えている。

    ・トイレデータの活用

    これまで取得できていなかったトイレの使用時間や頻度などのデータを蓄積することで、清掃や備品管理などの効率的なオペレーション構築が期待できる。

    ・個室内のリスク低減

    長時間利用されている個室をリアルタイムに検知し、管理者に通知することで、急病人などの発生を早期に把握できる可能性が高まる。

    動画をさらに活用し、トイレ利用体験の価値向上を目指す

    「AirKnock Ads」を活用し、トイレ利用者に様々なジャンルのコンテンツを配信するのが、「On-AirKnock」チャンネルだ。 “まいにちに、心地いい「ほんのひと休み」を。”をコンセプトに、トイレ内に設置された小型ディスプレイを通してトイレ利用体験の価値向上を目指す。

    バカンは、日常で利用できるワンポイント英語やストレッチなど、約30秒の動画コンテンツを他企業と連携して制作し、「On-AirKnock」チャンネルとして配信する。加えて、トイレ利用者のリラックス体験の創出を目的として、自治体との連携コンテンツの配信も開始。第1弾は、長野県塩尻市、NPO法人MEGURU、一般社団法人ONE Xと連携した、同市の街並みや自然をテーマにした動画だ。長野県塩尻市は、重要伝統的建造物群保存地区にも登録されている街並みが観光名所として有名で、動画の配信により、利用者の気持ちをリラックスさせるだけでなく、自治体側にも関係人口の創出や観光機会の増加などへの寄与が期待できる。他にも女性特有の健康課題にフォーカスしたオリジナル動画コンテンツを配信することで、日常的に健康問題について知れる機会を創出する取り組みなども行っている。

    「今後も混雑のないトイレ環境の実現を目指して展開を加速させるとともに、利用者により有益なコンテンツを届けてまいります」(河野さん)

    「AirKnock Ads」の今後の展開に期待したい。

    株式会社バカン

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