facebook twitter hatena pocket 会員登録 会員登録(無料)
ニュース

TikTok For Business、1965〜1980年生まれのTikTokユーザーの実態をまとめた「X世代白書」を発表

最終更新日:2022.01.07

TikTok For Businessは、1965〜1980年生まれのTikTokユーザーの実態をまとめた「X世代白書 〜理由が必要なX世代へ、架け橋を。〜」を発表した。TikTok For Businessは以前より全国15〜69歳のTikTokユーザー、ノンユーザーを対象に、デジタルメディアの利用意識、TikTokの利用実態を調査・分析し、TikTokユーザーの世代別インサイトを考察した「世代別ユーザー白書」をシリーズで展開している。今回発表された「X世代白書」は、第一弾の「ミレニアル世代白書」に続く第二弾となる。

目次

X世代とは

今回発表された「X世代白書 〜理由が必要なX世代へ、架け橋を。〜」では 、1965〜1980年生まれをX世代と定義。「団塊ジュニア」とも呼ばれるこの世代は、人生を謳歌する「団塊世代」の価値観から大きな影響を受けており、向上意識が高く、新しいものを努力して取り入れようとすると言われている。また、大学生の頃からパソコンやインターネットの環境が整いはじめ、30〜40代の頃にソーシャルメディアが普及することから、「デジタル・イミグラント(移民)」とも呼ばれている。

「X世代白書」のポイント

世界や情報との「架け橋」を模索するX世代がデジタルメディアに求めているのは、テレビのように気軽に楽しめる「親しみやすさ」。X世代に向けたマーケティング活動で効果的なのは、「テレビに近い親しみやすさ」を持つメディアを活用しながら、多角度の理由を異なる語り方で見せることがポイントになりそうだ。

X世代の特徴1:デジタルに「親しみやすさ」を求めている

X世代のデジタルメディア利用実態調査では、「デジタル世界の変化についていくのに苦労する」と回答した人が64.1%と高く、「リアル」な世界で育ったため、新しいプラットフォームが次々と出てくることにフラストレーションを感じているようす。

一方で、「SNSを利用して時代についていきたいと思う」と回答した人は39.6%と、デジタルに好奇心を持つ人も見られる。若い世代が牽引するデジタル世界のカルチャーにどこかアウェイ感を感じているX世代は、それを解消してくれる「親しみやすさ」をデジタルに求めているようだ。

X世代の特徴2:TikTokをフルアテンションで視聴し、テレビのように親しんでいる

TikTokに対する意識調査では、子どもや家族など周囲の人がきっかけでTikTokを視聴し始める傾向が見られたと言う。TikTokの視聴態度は、主要プラットフォームとの比較で「音声ON」が1.99倍、「全画面視聴」が1.87倍と高く、「ながら視聴」は0.51倍 と約4割低くなっており、X世代はTikTokをフルアテンションで視聴しているようだ。

TikTokが受け入れられている理由としては、3つのポイントが挙げられている。

  1. スワイプするだけの直感的な操作
  2. 見るだけでも楽しめ、インタラクトする必要がない
  3. コンテンツが凝縮されていて、好きなものが見つかる

上記の特徴が気軽にコンテンツを楽しめる「テレビに近い親しみやすさ」を生み出しており、テレビ世代がTikTokにハマる要因と考えられている。

また、TikTokの利用シーンについて、X世代は「疲れているとき(リラックスしたいとき)」「暇つぶし・やることがないとき」がTikTokユーザー全体を上回っている。X世代にとって、TikTokはオフ時間の息抜きツールになっているようだ。

X世代へのアプローチのポイント

「ひとつの情報源だけでは情報を信頼できない」と回答したX世代ユーザーは68.5%、「自分なりの判断基準を持つことが大事だと思う」は72.1%と、いずれも全世代平均を上回っている。X世代の購買意欲を高めるには強い理由が必要であるとしたうえで、TikTok for BusinessはX世代へのアプローチの重要なポイントとして以下のような多角度の理由を「異なる語り方で見つけてもらうこと」を挙げている。

  • まじめな企業メッセージ
  • 客観的な証拠
  • ユーザーの正直レビュー

その上で、「テレビに近い親しみやすさ」を持ち、様々な情報や世界とつながることのできる「架け橋」となりつつあるTikTokが、X世代にとって「購買するための理由」が見つかる場所にもなり得るとのこと。

TikTokはこれまでZ世代を中心とする若い世代へのアプローチに主に活用されてきたが、今回の「X世代白書」はTikTokがX世代との架け橋にもなり得ることを示唆する内容となっている。X世代をターゲットとする企業の方はチェックしてみては。

【調査概要】

  • 調査手法
    • 1)TikTok追跡調査:マクロミル
    • 2)マクロミルSCAPE大規模意識調査:マクロミル
    • 3)TikTokユーザー定性調査:アスマーク
  • 調査時期
    • 1)2021年4月22日〜2021年4月26日
    • 2)2021年5月〜6月
    • 3)2021年2月26日〜2021年3月15日
  • 調査対象
    • 1)全国15〜69歳の男女
    • 2)全国16〜69歳の男女
    • 3)全国18〜69歳の男女
  • 調査人数
    • 1)全体:1,997ss(TikTokユーザー:964ss/TikTokノンユーザー:1,033ss)
    • 2)全体:23,359ss
    • 3)全体:48ss

調査記事
『TikTok For Business』: https://tiktok-for-business.co.jp/archives/9687/

TikTok For Business Japan 公式サイト

週2メルマガ

最新情報がメールで届く

登録

登録