キッコーマンやヤマサ醤油をはじめ、全国100以上の醤油メーカーが参画し「醤油を使い分ける文化」を広めるプロジェクト「醤3(ショウスリー)」が、醤油の幅広い可能性を伝えるために「醤油ピクトグラム」を開発したことを発表。あまり知られていない醤油の種類や料理との相性を伝える目的で生まれたもので、公式サイトから無料でダウンロードし、使用できる。
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70種類以上のピクトグラムで醤油の使い方や種類、相性の良い料理を表現
「醤油ピクトグラム」は全部で70種類以上あり、基本的な醤油の使い方や、醤油の種類、相性の良い料理など、様々なカテゴリから構成されている。商品パッケージや店頭POP、飲食店のメニュー表記など、多様なシーンでの使用を想定して開発されており、商用利用も可能だ。「醤油ピクトグラム」は公式サイトで無料公開されており、誰でもダウンロードできる。
ピクトグラム開発の背景と狙い
「どんな料理にもこれ一本」という認識が根付く現状を打破し、あまり知られていない醤油の種類や料理との相性を伝えようと生まれたのが、「醤油ピクトグラム」だ。
醤油には大別すると濃口醤油、淡口醤油、再仕込醤油、溜醤油、白醤油、甘口醤油と6つの種類があるが、一般的によく知られているのは濃口と淡口の2種類。さらに醤油には、赤身の寿司にはたまり醤油、白身の寿司には淡口醤油といった具合に料理との相性もある。しかし、そうした事実はあまりよく知られていないのが実情だという。
そこで、醤油メーカー・飲食店・小売店などが商用利用可能なピクトグラムを幅広いシーンで活用し、人々に醤油の可能性を知ってもらうことが「醤油ピクトグラム」の狙い。結果として、個性豊かな全国の醤油メーカーの存続にもつながることが期待されている。