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Webマーケティング

XMLサイトマップを作成するには?記述の仕方と登録方法

最終更新日:2022.05.26

サイトマップとはサイトの構成を一覧にしたページを指し、ユーザー向けのHTMLサイトマップと、検索エンジン用のXMLサイトマップの2種類が存在します。
中でもSEO対策においてはXMLサイトマップの作成が重視され、作成後にはクローラーに認識させるべく登録作業もしくはrobots.txtへの加筆作業が必要です。
そこで今回は、XMLサイトマップの具体的な作成方法と登録の仕方について解説します。

目次

サイトマップを作成する重要性とは

サイトマップにはHTMLサイトマップとXMLサイトマップの2種類があります。それぞれの特徴とSEO対策との関わりついてご説明します。

サイトマップの種類

HTMLサイトマップはユーザーに対して設置するもので、1ページにサイトの全体的な構成がまとめられています。リスト形式で表示する場合が一般的です。

一方XMLサイトマップは、検索エンジンが効率よくサイトを巡回できるようにするためのものです。具体的な内容としては、各ページのURL、更新日、更新頻度、クロールの優先度などが記載されています。

サイトマップが持つ役割

HTMLサイトマップを設置するとWebサイトの利便性が上がり、訪れたユーザーが目的のコンテンツを見つけやすくなります。
なお、Googleのジョン・ミューラー氏は過去に、SEOの観点ではHTMLサイトマップはなくても良いと述べています。

XMLサイトマップを設置すると、サイト全体のページ構成を検索エンジンにわかりやすく伝えることができ、クローラーの巡回を助けます。そのためSEOの観点では、XMLサイトマップの作成が欠かせません。

今回はXMLサイトマップに焦点を当ててご説明します。

XMLサイトマップを作成する方法1:自分で記述する

XMLサイトマップは自身で作成することができます。基本的な書き方と、自身で作成する際の注意点をご紹介します。

基本的な書き方

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<urlset xmlns="http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9">
<url>
<loc>http://www.example.com/</loc>
<lastmod>2018-01-19</lastmod>
<changefreq>monthly</changefreq>
</url>
</urlset>

では、各項目が何を意味しているのか、解説します。

1行目:XMLのバージョンと文字コードUTF-8を指定します。
2行目:現在のプロトコル標準を参照します。
3行目:URLエントリの親タグloc、lastmod、changefleqはタグ内に入れます。
4行目:ページのURLをlocタグで囲みます。
5行目:最終更新日をlastmodタグで囲みます(任意)。更新日が新しいものほど、優先的にクロールされます。
6行目:更新頻度をchangefreqタグで囲みます(任意)。記述例として、hourly(1時間更新)、daily(毎日更新)、weekly(毎週更新)、monthly(毎月更新)などが挙げられます。
7行目:URLエントリの記述が終わったら</url>で閉じます。
8行目:すべての記述が終わったら</urlset>で閉じます。

自分で記述する際の注意点

URLに特定の記号や文字を含む場合はエスケープコードに変換します。
<エスケープコード一覧>

変換の対象記号・文字 正しいエスケープコード
「&」 「&amp;」
「‘」 「&apos;」
「“」 「&quot;」
「>」 「&gt;」
「<」 「&lt;」

サイトマップを作成する方法2:ツールを利用する

XMLサイトマップはツールを利用して作成することも可能です。ここでは2つのツールを取り上げ、各ツールの機能についてご紹介します。

サイトマップ作成ツール

1.sitemap.xml Editor

URLを入力するだけで、最大1000ページまでのサイトマップを作成できます。オプションで最終更新日の取得の有無や更新頻度を設定することができます。

画像出典:sitemap.xml Editor

2.XML-SiteMaps.com

URLを入力すると、XMLサイトマップやText+HTMLサイトマップを作成できます。無料版で最大500ページ、プロアカウントでは1000~150万ページまで対応しています。

画像出典:XML-SiteMaps.com

ツールを使用するデメリット

ツールごとに登録可能なURLの上限があるため、大量のXMLサイトマップを作成しようと検討している場合は注意が必要です。
また、ツールには拡張機能に対応していないものが多いので注意しましょう。拡張機能の例としては、以下が挙げられます。

  1. ニュースサイトマップ: Googleニュースに記事が迅速に検出されるようになる
  2. 動画サイトマップ:指定した動画のURLがGoogle動画検索の対象になる
  3. 画像サイトマップ:Googleで画像が検出されるようになり、Google画像検索からの流入を得やすくなる

ニュースや動画、画像といったコンテンツを扱うサイトは、拡張機能の利用によって、適切にインデックスしてもらうことができます。拡張機能を利用したい方は、自身でサイトマップを作成したほうが良いでしょう。

XMLサイトマップの登録方法

検索エンジンに情報を読み取ってもらうべく、作成したXMLサイトマップは登録が必要です。検索エンジンごとに方法を見ていきましょう。

Googleの登録方法

どちらの場合も、Search Consoleに登録します。

サイトマップを送信するには

まず、Search Consoleにアクセスします。右上の「プロパティを追加」をクリックします。サイトのドメインを入力し、「追加」を選択します。

XMLサイトマップの送信手順

Search Consoleのメニューから、「インデックス」の中にある「サイトマップ」を選択します。「新しいサイトマップの追加」にサイトマップのURLを入力し、「送信」をクリックしてください。「送信されたサイトマップ」でステータスに「成功しました」と表示されたら完了です。

Bingの登録方法

Bing webマスターツールへの登録が必要です。BingはMicrosoftが提供する検索エンジンなので、Microsoftアカウントを所持している必要があります。
ユーザー登録の後、「自分のサイト」でWebサイトの情報を登録すると、各種設定を行えるようになります。

サイトマップの送信手順

「自分のサイトの設定」の中にある「サイトマップ」タグを選択します。「サイトマップの送信」という欄にsitemap.xmlを入力し、送信して完了です。

サイトマップの効果を発揮させるには

サイトやページを作成したら、クローラーに巡回してもらい、インデックスされることが大切です。XMLサイトマップは、サイトの構成をGoogleに適切に伝えることができ、SEO対策において効果が期待できます。
無料で簡単にXMLサイトマップを作成できるツールもいくつかありますが、拡張機能に対応していないものが多いので、画像や動画を扱っているサイトは注意しましょう。

記事執筆者

Marketing Native編集部

Marketing Native(マーケティングネイティブ)は株式会社CINC(シンク)が運営しているメディアです。 CMOのインタビューやニュース、Tipsなど、マーケターに役立つ情報を発信しています。
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