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マーケティング

アーンドメディアの基礎知識|ペイドメディア・オウンドメディアとの違い

最終更新日:2022.03.16

アーンドメディアとは、企業ではなく一般ユーザーなどが情報を発信するタイプのメディアです。企業が費用を支払って情報を発信するペイドメディア、企業自らが運営するオウンドメディアと合わせて「トリプルメディア」と呼ばれます。

アーンドメディアは企業のフィルターや広告宣伝ではないので、消費者からの信頼性が高く情報が拡散しやすいメリットがある半面、企業が情報の拡散をコントロールしづらいというデメリットも存在します。しかし、近年のSNSの利用状況の高まりを見ると、アーンドメディアを活用して自社の口コミを発生させ、広げることは非常に重要だと言えます。

この記事では、アーンドメディアの定義や特徴を解説だけでなく、シェアードメディアとの違いやアーンドメディアの活用方法についてお伝えします。

目次

    トリプルメディアの1つ、アーンドメディアとは?

    メディアや企業が一方通行で情報を伝える時代はすでに終わり、今ではSNSやYouTubeなどのアーンドメディアを使って一般のユーザーが独自の視点でさまざまな情報を発信しています。まず、アーンドメディアの定義から説明します。

    アーンドメディアの意味

    アーンドメディアとは、主に一般ユーザーが情報を発信するタイプのメディアを指します。「アーンド」は英語の「earned」で、「稼いだ」という意味ですが、この場合は「信用や評判を獲得する」ことを表します。消費者から寄せられたポジティブな口コミや情報のシェア、メディアによる第三者の評価によって信用や評判を獲得できると、ブランディングや売り上げの増加につながります。

    アーンドメディアの種類

    アーンドメディアの代表例としては、TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSがよく知られています。最近では「TikTok売れ」という言葉が話題になったように、TikTokでユーザーが情報発信した動画が広く拡散し、商品の売れ行きが大幅に伸びる事例も出てきています。また、ブログでの商品レビューや通販サイトに書き込まれたユーザーの口コミなどもアーンドメディアの一種です。

    ほかには、一般ユーザーの発信だけでなく、テレビや新聞、雑誌などのマスメディアによる報道もアーンドメディアに含まれます。テレビ番組に取り上げられたのをきっかけに商品の売れ行きが一気に増加したというケースは、アーンドメディアのリーチの強さを示すものと言えるでしょう。

    トリプルメディアとは?

    企業が主に活用する媒体にはアーンドメディア以外にも、ペイドメディアとオウンドメディアの2つがあり、3つを合わせて「トリプルメディア」と呼ばれています。

    ペイドメディアとは、企業が金銭を支払い、広告などを出稿することで情報発信するメディアです。新聞や雑誌、テレビ、ラジオの4マスのほか、Webサイトに載せる広告、交通広告、イベントなどのスポンサーになることも含まれます。受け取る側の興味関心を問わず、不特定多数の方へのリーチが可能というメリットがある半面、広告出稿料金は一般的に高めです。

    一方、オウンドメディアは、企業が自社で運営し、情報を発信するメディアを指します。オウンドメディアを活用してテキストの記事や動画によるコンテンツマーケティングを行う企業も多く、SEOによるWebサイトへの集客をはじめ、資料請求・問い合わせ、プロダクト・サービスの購買、ブランディングなどが主な目的として挙げられます。

    なお、ペイドメディアとオウンドメディアについては以下の記事で詳しく取り上げています。

    関連記事:
    ペイドメディアの種類と特徴|トリプルメディアはどう活用すべきか
    オウンドメディアの成功事例|注目される理由と運用のポイント

    アーンドメディアの特徴

    アーンドメディアは、自社で運用するオウンドメディアや、内容のコントロールをしやすいペイドメディアと異なり、発信される情報のコントロールが難しいところに1つの特徴があります。そのぶん、ペイドメディアやオウンドメディアと違って、第三者の視点としての客観性を持たせることが可能なため、ユーザーからの信頼性を得られやすいのがメリットです。

    アーンドメディアのメリット

    アーンドメディアでは、情報を浸透させたい企業側ではなく、消費者もしくはマスメディアなどの第三者が情報を発信します。そのため、客観的でリアルな情報と認識されやすく、アーンドメディアは消費者からの信頼性が高いという特徴があります。

    また、TwitterなどのSNSの場合、バズが発生することで情報が拡散しやすい点もメリットです。大きく拡散すれば、場合によっては4マスへの広告出稿に匹敵する認知度の向上や売り上げ増加などの効果を、それほど費用をかけることなく得られる可能性もあります。そのため、SNSを上手に活用して、企業側にとってポジティブな口コミを生みだすマーケティング手法の研究も進んでいます。

    アーンドメディアのデメリット

    アーンドメディアは第三者による情報発信のため、企業側の情報コントロールが難しいという側面があります。ネガティブな情報や誤った情報もアーンドメディア上での拡散によりスピーディに広がるリスクがあるため、大元である企業側の投稿内容に慎重を期すとともに、炎上しないかどうか、炎上したらすぐ鎮静化への対応ができるかどうか、日頃から注意を払う必要があります。

    PESOモデルにおけるシェアードメディアとアーンドメディアの違い

    ペイドメディア、オウンドメディア、アーンドメディアのトリプルメディアに、「シェアードメディア」というメディアを加えたPESOモデルと呼ばれる分類方法があります。シェアードメディアとは従来アーンドメディアに位置づけられていたSNSやオフラインでの口コミ投稿、拡散の役割を切り出した考え方です。

    PESOモデルとは?

    「PESO」とは以下の4つのメディアの頭文字を取ったもので、トリプルメディアを時代の変化に合わせて進化させた分類の仕方と言えます。

    • Paid Media:ペイドメディア
    • Earned Media:アーンドメディア
    • Shared Media:シェアードメディア
    • Owned Media:オウンドメディア

    シェアードメディアとアーンドメディアの違い

    PESOモデルにおけるシェアードメディアとは、TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSにおける口コミに加えて、オフラインの口コミも含みます。情報を共有することを「シェアする」といいますが、シェアードとはまさにSNSとオフラインの口コミ拡散による情報のシェアを意味します。

    一方、PESOモデルにおけるアーンドメディアは、広報やPRによってテレビ、新聞、雑誌、ラジオ、Webメディア、インフルエンサーなどに働きかけて媒体に取り上げてもらい、情報を拡散させることを指します。

    近年、SNSやWebサイトにおける消費者の口コミの広がりが大きな影響力を持ってきたため、第三者がシェアするメディアをシェアードメディア、マスメディアなどの第三者の視点で取り上げるメディアをアーンドメディアと切り分けるPESOモデルの考え方が広がっています。

    アーンドメディアを活用する際のポイント

    企業がアーンドメディアを活用する際は、口コミが生まれるような仕組み・仕掛けを考えることが1つのポイントです。TwitterのUGC(User Generated Content)のような口コミが常時生まれ、拡散を繰り返すサイクルを作り出すことで、SNSを活用した効果の高いマーケティングが可能になります。

    口コミが生まれるような仕組み・仕掛けを考える

    アーンドメディアを活用し自社の情報を拡散させるためには、自社の商品やサービスに口コミが発生するポイントを設けるだけでなく、ユーザーからの口コミに積極的に働きかけ、コミュニケーションを取ることが重要です。

    例えば、ユーザーがTwitterに自社商品に関するポジティブな口コミ(UGC)を投稿した場合、企業の公式アカウントが「いいね」やリプライ、リツイートを行い、ユーザーと直接コミュニケーションを取ったとします。すると、ユーザーの中には自分の投稿に公式アカウントをはじめとするいろいろな反応が増えることでモチベーションを刺激され、再び商品やサービスの購入、UGCの投稿をしてくれる人が出てくる可能性があります。

    さらに、公式アカウントが行ったUGCのリツイートを見て、他のユーザーが「企業ではなく、一般の消費者がこんなポジティブな反応をしているのだから、きっと良い商品に違いない」と興味を持ち、利用した結果、次のUGCの発生につながり、再び公式アカウントがリツイートするという好循環も生まれます。このサイクルを回し続けるには常に口コミが発生しやすい工夫を企業側が行う必要がありますが、うまくいけばUGCの発生が加速され、認知度の拡大から売り上げアップなどが広告ほどの費用をかけることなく実現するでしょう。

    一方、Instagramの場合は、ユーザーがアップした画像をリポストする許可をユーザーに取った上で、自社アカウントで紹介し、拡散を促します。

    PR案件であることを明記する

    アーンドメディアを活用するにあたり、インフルエンサーに自社商品やサービスの宣伝を対価を渡して依頼するケースがあります。このような場合はステマ(ステルスマーケティング)にならないように、必ずPRであることをインフルエンサーに明記してもらうよう注意しなければなりません。

    アーンドメディアの特性を理解し、良い口コミを拡散させよう

    アーンドメディアは、ペイドメディアやオウンドメディアとは異なり、ユーザーが情報発信の主役となるメディアです。効果的なマーケティング施策を実行するためには、企業側の視点だけでなく、ユーザー視点を重視し、どうすれば自社のポジティブな口コミを発生させられるかを考えて、実行することが求められます。うまくアーンドメディアを活用できれば、広告に高い費用をかけることなく、売り上げ増加に結びつけることも可能です。良い口コミが広がる仕掛けを考えてみると良いでしょう。

    Marketing Native編集部

    記事執筆者

    Marketing Native編集部

    Marketing Native(マーケティングネイティブ)は株式会社CINC(シンク)が運営しているメディアです。 CMOのインタビューやニュース、Tipsなど、マーケターに役立つ情報を発信しています。
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