LINE株式会社と株式会社バニッシュ・スタンダードは、LINEが提供する個人・法人向けアカウントサービス「LINE公式アカウント」と、バニッシュ・スタンダートの提供する店舗スタッフの接客をDXするアプリケーションサービス「STAFF START」をかけ合わせた新サービス「LINE STAFF START」を11月18日より提供開始した。新型コロナウイルス感染症の影響によって人々の消費行動が大きく変化したことを受け、今後の購買行動を見据えて顧客のニーズに合わせた新たな接客体験、これまで実現することができなかった買い物体験の創造を行っていくべく、サービス提供開始に至ったという。アパレル、コスメ、家電量販店、家具・インテリアなどの初期参画企業・ブランドにて、店舗接客のDXを通じた新たな接客体験・買い物体験の創造を目指す。
目次
「LINE STAFF START」概要
「LINE STAFF START」は、スタッフがユーザーと「LINE」で直接コミュニケーションが図れるサービス。LINEが提供する「LINE公式アカウント」を通して、バニッシュ・スタンダートの「STAFF START」の機能を活用することにより、商品やコーディネート、キャンペーンなどの情報発信、チャットによるオンライン接客ができるほか、スタッフ個人の売り上げを可視化することができる。
1to1の接客をオフライン/オンラインの垣根なく行えるようにすることで、オンラインでのユーザーとのつながりをリアル店舗でも活用でき、スタッフとユーザーの双方にとってよい仕組みとなることが期待されている。
「LINE STAFF START」の特徴
1. LINE公式アカウントの機能を、メッセージの通数課金なしでフル活用が可能
LINE公式アカウントには、チャット機能、LINEコール、メッセージ配信、タイムライン機能など、接客に使えるさまざまな機能がある。本サービスでは、これらの機能をフル活用して、よりリッチな1to1のオンライン接客が可能となる。例えば、スタッフがLINEコール機能を使って動画で商品を紹介したあとに、チャット機能を使ってその商品のリンクをすぐに送ることも可能。
通常LINE公式アカウントでは、各料金プランの無料メッセージ通数分を越える配信には通数課金がかかるため、コミュニケーションの幅に制限があるが、追加課金が必要のない「LINE STAFF START」ではメッセージ通数を気にする必要がない。
2. ユーザーに紹介したい商品を簡単にレコメンド可能
LINE公式アカウントの管理画面では、企業の商品マスタと連携している「STAFF START」とシステムを連携するため、スタッフが紹介したい商品を管理画面上で簡単にレコメンドできる。このスムーズなUXにより、商品を探す工数が削減され、スタッフは接客により時間をかけることが可能となる。
3. 店舗と連動した“来店検知機能”も検討中
来店のタイミングに合わせてユーザーへ買い物に役立つ情報を届けたり、LINE公式アカウントで友だちになっているユーザーが店舗に来店した際、スタッフにプッシュ通知がきたりするような“来店検知機能”の実装も検討中とのこと。
初期参画が決定したブランド
本格提供開始に伴い、アパレルやコスメ、家電量販店、家具・インテリアなど、さまざまな業種・業界の企業・ブランドへのサービス導入、店舗スタッフによる活用が決定している。初期参画が決定した企業・ブランドは以下のとおり。