アソビシステム株式会社、ParadeAll株式会社、Fracton Ventures株式会社の3社は、NFT(※1)を活用したオープンメタバース(※2)上の文化都市「メタトーキョー」(英語:MetaTokyo)で、様々なアクティビティに参加するためのデジタル・パスポート「MetaTokyo Pass」の販売を2021年11月18日に開始した。この「MetaTokyo Pass」はわずか5時間で限定100枚全てが完売し、すでに二次流通を含め3.8ETH(150万円強)の取引が行われている。
※1:ブロックチェーンを利用したデジタルデータの一種でNon Fungible Token=代替不可能なトークンを指す。偽造不可能な鑑定書と所有証明書の役割を担い、画像、音楽、動画などと組み合わせて、資産価値があるデジタルデータの作成、流通が可能となる。国内外のアーティスト、ミュージシャン、スポーツチーム/選手が新たな収益源と表現手法として続々と参入、活用している。
※2:3DCGで作られた仮想空間(=メタバース)とNFTを組み合わせ、仮想空間内の土地やデジタルアイテムなどの購入、所有、二次取引が可能になった空間を指す。Decentraland(ディセントラランド)では、土地の取引が活発に行われており、NFTギャラリーや企業のショールーム等が続々と建築されている。
目次
メタトーキョーとは
NFTを活用した「メタトーキョー」(英語:MetaTokyo)は、オープンメタバース上の文化都市。デジタル上の文化都市の創出とエリア開発や、NFTを活用した日本からグローバルへのデジタル文化輸出、 TOKYO発のグローバル・クリエイター・エコノミーをWeb 3.0(※3)で実現べく、創られたという。
※3:Web3.0とは、ブロックチェーンの活用により、サスティナブルでオープンな社会の構築を目指す新しいトレンドのこと。個人がデータの主権を持つことから、自己主権型Webと称される。
MetaTokyo Passの概要
MetaTokyo Pass
「MetaTokyo Pass」とは、所有者に様々なアクティビティや特典を提供するためのパスポートのこと。今後メタトーキョー内で行われる、限定イベント、制限エリアへの入場、所有しているクリエイターへのワークショップなど、参加できる内容は多岐にわたる。今回のようにNFTで販売すると、所有者をブロックチェーン上で確実に追跡できる。またNFT保持者を認証することで、特定のMetaTokyo Pass保持者限定のサービス提供を行うため、より厳格なパスポートとしての機能を有する。
なお、本プロジェクトでは、メタトーキョーを共にエリア開発、文化輸出を行うパートナーを募集しているとのこと。