アスクル株式会社が運営するLOHACOが、12月1日より、メーカー向けのテストマーケティング支援プログラム「LMP Insight Test」(ロハコ マーケティングプラットフォーム インサイト テスト)の提供を開始する。
「LMP Insight Test」は、新商品を発売する前段階において行うテストマーケティングを支援するサービスで、対象商品をLOHACOサイト内の売り場で集中的に掲載し、1カ月後に詳細な購買検証レポートを納品するもの。これにより、メーカーは本プログラムへ申し込むだけで、他カテゴリ販売実績・他社商品実績を活用した詳細な検証がスピーディーに実施でき、新商品の販売動向や商品レビュー、ターゲット像の把握などが可能となる。
目次
費用・工数のかかるテストマーケティングをより簡単に
昨今のEC利用の増加に伴い、日用消費財をECで購入する傾向がみられるようになっており、実店舗だけでなくECでの販売も念頭に置いた新商品の訴求方法、ターゲティングの策定などがマーケティング上欠かせなくなっている。ECの存在感が増大している一方で、これまでのテストマーケティングは限られた一部のエリアや実店舗での実施であることが多く、多量のデータの収集が困難なほか、費用や工数がかかる点が課題だった。
「LMP Insight Test」の導入により、メーカーはLOHACOのWebサイト上で新商品の訴求が行えるだけでなく、他社商品実績を含む購買データを活用した詳細な検証が可能なテストマーケティングを手軽に実施できるようになる。
「LMP Insight Test」の特徴
「LMP Insight Test」の最大の特徴は、手間なく手軽にテストマーケティングを実施できることだ。申し込むと自動的にLOHACOサイト内の売り場で商品掲載が開始され、約1カ月後には精度の高い詳細検証レポートのフィードバックを受けられる。検証規模はドラッグストア約130店舗分(※)に相当するという。
1.サイト上での集中的な商品掲載により認知度を高め、購買につなげる
2.LOHACOの持つ他社商品実績を含む購買データを活用し、詳細な検証を行う
なお、本プログラムの先行活用事例としては、味の素株式会社の「コムタンクッパ」があり、商品の販売促進計画に直結する検証データが得られたとのこと。
※出典元:日本チェーンドラッグストア協会 『2020年度版業界推計 日本のドラッグストア実態調査(速報版)』より、日本のドラッグストア1店舗当たり売上高:2020年3億7,757万円
プログラム概要
- プログラム内容:テストマーケティングの対象商品に対し、LOHACO by ASKULサイト内売り場への掲載、及び検証レポートの納品
- サイト掲載:発売開始から3週間の商品掲載
- 検証レポート:販売動向・顧客属性特徴・商品評価 すべて込み
- 所要期間:販売開始から約1カ月
- 費用:100万円(税抜き)
- オプション:掲載期間の延長、レポート内容の分析等、別途料金で追加可能
- 活用方法:新商品の上市判断や市場シェア拡大のための施策立案、店頭POPや広告訴求文言への活用、広告配信のターゲット検討など
※LOHACOでの販売が決定した商品が対象
※営業日の都合上、レポート納品は1カ月より前後することがある
※別途10%以上のインセンティブ付与を推奨
※インセンティブにかかる費用は、別途請求
※広告の掲載期間やレポート内容は、オプションでカスタマイズ可能
※レポート内容の分析をご希望の場合は、オプション
またLOHACOは、本プログラムの提供開始に伴い、これまで取り組んできたLOHACOでの各マーケティングソリューションを「LOHACO Marketing Platform」(ロハコ マーケティングプラットフォーム)と総称することもあわせて発表している。