株式会社丸井が、リアル店舗への出店サービス「OMEMIE(オメミエ)」の運用を本格的にスタート。「OMEMIE」は、マルイ店舗への出店の際、出店者が出店場所候補の検索から手続きまで一気通貫でオンラインで行えるサービスだ。誰でもリアル店舗の出店に挑戦しやすい仕組みづくりを目指す。
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「OMEMIE」の3つの強み
ECサイトの開設は個人や小規模事業者など、誰でもチャレンジしやすい環境になっているのに対し、リアル店舗への出店は契約形態や手続きがわかりづらく、依然としてハードルが高い。丸井グループでは、そのような状況を改善し、誰もがリアル店舗の出店にチャレンジしやすい仕組みをつくるべく、資本業務提携契約を締結しているCOUNTERWORKSとこれまで議論を重ねてきた。
「OMEMIE」は、COUNTERWORKSが開発したシステム「SHOPCOUNTER Enterprise(ショップカウンター エンタープライズ)」を使用し、出店意欲を持つ人にオンラインでアプローチしながら、テナント誘致にかかる社内の情報共有、申込・契約・請求などの附帯業務を効率化するリーシングプラットフォームだ。1月のサービスインでは25店舗、合計約150の区画をサイトに掲載し、短期出店での申し込みを中心にスタートする。将来的には長期出店への希望の対応も視野に、拡大していくと言う。
「OMEMIE」の強みは下記の3点。
出店の検討材料を可視化
区画の賃料や施設内の設備、環境などの情報をサイトで公開(一部店舗を除く)。個人事業主やリアル出店未経験の人も、出店を検討しやすい。
出店者のニーズに合った区画検索が可能
「OMEMIE」では、出店者の希望するエリアや利用目的などに沿った区画をサイトで検索できる。
契約の手続きまで、すべてがオンライン
区画の決定後は、出店に関する契約内容について担当者とのすり合わせを行う。Web会議または「OMEMIE」内のメッセージ機能を利用したコミュニケーションも可能だ。最後に、電子契約を交わせば準備が完了する。
※メッセージ機能に関しては22年春よりサービス開始予定